山あり谷あり笑顔あり!の感想一覧

花鳥風月さん
評価:☆☆☆

コウタくんの名前からこの世界はUSUMの世界線でしょうか。大変申し訳ありません、USUM未クリア並みの感想とさせていただきます。

マイチェンでハウくんの掘り下げ?出番?のようなものが増えたみたいな話は聞いたことありましたが、こういった解釈もあったんですね。
SMしかプレイしていないわたしにとって、ハウくんはおおらかなアローラの雰囲気を現している子だなぁと思っていました。ただアローラって、島巡りとかポケモン図鑑とかエーテル財団とか、結構闇も深い部分あるんですよね。
もしかしてこのハウくんは、アローラの闇を現しているのかなぁともわたしは捉えました。しまキングの孫って確かに背負ってるもの多そうです。
時事的な話、ちょうどアニポケでもサトシとハウくんが戦っていたこともあり、より彼のしんどさといいますか。山と谷を一気にぶち込まれたような感じがします。リンパ腺マッサージして癒されて……!
いつも一緒にいるのが当たり前になっていた、憧れの友達。そんな友達が自分を置いてどこか遠くに行ってしまうような感覚って怖いと感じますよね。誰もが通る道だと思います。
でもハウくんは、切磋琢磨していくことを選びました。ラストシーンの彼はきっと、谷さえも楽しんでしまうような笑顔を浮かべているんじゃないかなと思います。
投稿お疲れ様でした!

北埜とらさん
評価:☆☆☆

 USUMは未プレイなのですがサンムーンは大好きなので、豪華キャスト大集合!!っていう感じでとっても楽しい作品でした。USUMがどういう結末になっているのかよく分かりませんが、本編終了一年後?のリリィタウンでのお祭りにリーリエやグラジオ、グズマさんまで参加しているのはとてもほのぼのさせられますね〜。元気そうな皆に再会できただけでも、なんだか幸せな気持ちになります。
 ハウくん……コウタくん……(;;)原作キャラの深掘りもしかりですが、人間の感情を描かれるのが非常に巧みだなあと思います。お祭り、ポケモンバトル、友人という色々な要素で「好きだったはずのものが嫌いになってしまう」ことを通して心の闇を間接的に緻密に描き上げられていて凄い。また、「〜〜が好きだった。」という表現を繰り返し用いて、「オレ自身が嫌いだ。」という中盤の山場まで持っていき(ここほんと苦しい……)、和解の後にはそのすべてを「大好き」と肯定して、そして「そう思えるオレは、オレ自身が大好きだ。」という結びへ繋げる。これがとっても効果的に効いていて、この構造ひとつとっても、短編作品の作り方をよく理解しておられるというか、非常にレベルが高いなあと感心させられました。
 ハウくんが苦しんでいる間、コウタくんもチャンピオン故の苦しみに苛まれていたとは……やはり言葉を交わさないと伝わらないものってあるなあとほっこりと感じさせてくれるお話ですね。少しほろ苦くても最後には笑顔、大人への階段を登る過程の瑞々しさが素敵です。二人はこれからもずっと親友&良きライバルとして切磋琢磨し続けることでしょうね……! 投稿お疲れ様でした!

あしゃまんさん
評価:☆☆☆

 ハウの内面、大好きな題材ながら正面切って書くことは少なかったので、こうはっきり書かれるとどこか新鮮でした。ハウという人格は掘り下げると凄く魅力的ですよねぇ……

 楽しませていただきました!

猫村さん

おれねーハウー!
今回ちょっと色々と考えすぎてナーバスになっちゃったけどー、もう大丈夫だよー
やっぱりねー、お祭りで主役になりたかったしー、チャンピオンにもなりたかったから、ちょっとコウタに嫉妬してたみたいなんだよねー。ちょっと自分でもびっくりするくらい闇だったー!
でも、こーゆーの、誰にでもあるし、暗い気分な時があるからこそ良い所って見えてくるんだって気づけたしー!
だからねー、おれは、こーゆーネガティブな時期もひっくるめておれが大好きになれたんだー!

皆には見苦しいところ見せちゃってごめんねー!こんなおれだけど、出来ればこれからも仲良くしてくれたら嬉しいなー!

だからねー、えっとねー、ここまで読んでくれたキミのこと、おれ大好きだよー!
ありがとー!

(作者からの見苦しい言い訳、あとがきは個人のTwitterの方で投げております。この度は閲覧、感想、評価ありがとうございました。今後の活動の為にも真摯に受け止めていく所存です。猫村)

BoBさん
評価:☆☆☆☆☆

ハウくんはやっぱりいい子ですね……! 光も影もあるポケモンバトルの世界で、悩んだり落ち込んだりしつつも、最終的に清濁併せ吞むことの出来る彼は強い子だと思いました。そしてやっぱり彼には笑顔がよく似合いますね。
 コウタくんもまたハウくんと違った形で強くなっている、というところが印象的でした……! バトルツリーでいろんな地方のトレーナーとバトルしてたり、グリーンさんに言われたことを戒めにしていたり、世界を広げて強くなっているのがゲームの方ともリンクして深みがありますね……! アローラの中で強くなっていくハウくんと、広い世界をみて強くなっていくコウタくん、どちらも将来がとても楽しみです。
 ゲームの枠を飛び越えて、さらにアローラを、ハウくんやその周りの人々を深く感じられる一作をありがとうございました!

ラプエルさん
評価:☆☆☆

ハウくん、キャラクターが強い分ちょっとでもセリフ選びを間違えると違和感になって出てくるキャラクターの一人だと思います。けれどもこの作品に出てくるハウくんはまさに原作のハウくんでした、そこが嬉しい一作です。

いつもニコニコして涙を見せないハウくん、その裏には実は本人しか知らない苦悩があったのかもなあ…と考えさせられました。
原作のストーリーでは一度も主人公に勝てず、色々と悩んだこともあったのでしょう。そういった裏のハウくんをしっかりと書ききった上でさっぱりとした終わらせ方に持っていったことで、ハウくんの持つ陽気さや元気さを際立たせているなあと思いました。やっぱりハウくんはこうでなくては!
そして、

>「負けた方がマラサダ奢りねー!」

このセリフ好きです!!言いそうめっちゃ言いそう!!
描かれていない6対6のバトルは絶対最高に盛り上がって楽しくて仕方がないものだったんだなあと断言できるほど、気持ちの良さを感じるセリフ!お見事です!!
物語としては起伏に乏しいかなと感じたのでこの評価になっていますが、読んでいて気持ちのいい作品でした!

円山翔さん
評価:☆☆☆☆☆☆

 ゲームではノンプレイヤーキャラクターとして出てくるハウですが、物語の中ではちゃんと生きている。嬉しい、楽しい、大好きと思うこともあれば、悔しい、悲しい、嫌いと思うこともある。でも、ちゃんと気持ちに向き合って、嫌いになった自分を好きと言えたのはステキなことだなって思いました。その前向きさを私も見習わなければ。
 互いに切磋琢磨できるライバルとか、辛い時に傍にいてくれる人とか、そういう人たちが周りにいるって、とても幸せなことなんだなって改めて思えました。

夜月光介さん
評価:☆☆☆☆

6・山あり谷あり笑顔あり! 主張するビンゴ・1

フェアリータイプのワザを劇中で使う

作中において『フラワーヒール』が使用されています。

劇中で日本語以外のセリフを使う

作中に『英語』での台詞が登場しています。

「祭り」「リンパ腺」「メーター」の三つを劇中に登場させる

お祭り・『緊張のメーター』・『鎖骨周りのリンパ腺』が登場しています。
その全てが『そのもの』と言える3題でした。お見事です。

原作(外伝作品除く)の地名を劇中に登場させる

リリィタウン(サンムーン)が作中に登場しています。

ポケモンセンターを出す

実際にポケモンセンターで回復が行われるシーンがあります。

ストーリー評価 60点 小テーマ不合格 無し

総合評価 60点

『感想』

挫折と成長。そうやって人は『強く』なっていく。

人に勝てないと言うマイナスの要素は、人を『嫉妬』と言う暗黒面に引き摺りこむ。
かつて、勝利のみを求めて暗闇へと堕ちていったグリーンが言うからこそ、
『過信すると追いつけなくなる』と言う言葉に重みが感じられる気がします。

ライバルである前に、友達。
そういう風に感じられる様になるまで、沢山の葛藤があると思います。
それでも主人公は最後に前を向いて、一緒に強くなる道を選択した。
人間的に強くなった。作者さんの伝えたかったのは、
こういうメッセージだったのではないでしょうか。

『ポケットモンスター』における、大切なメッセージ。
勝つ事だけが大切なのではなく、友達こそが大切な宝物なのだ。
この小説もその当たり前を追求し、1つの作品に仕上げた良作だと思います。
ただ、ちょっとパンチが弱かったかな。当たり前だからこそ、
何か少しだけ別の要素が欲しかった。そう思ってしまうのは自分だけでしょうか。

余談ですが、自分の本名は『コウタ』と申します。
LOCKOUTで散々言ってきたので隠す必要も無いのですが、
主人公とバトルして成長して、怯えや恐れを感じながらも
闇に堕ちる事無く主人公と向き合って一緒に歩いていこうとする
『コウタ』の姿がとても眩しかったです。自分は、こういう人間には
なれないだろうなと。羨ましい物語だったかもしれないですね。

ソラさん
評価:☆☆☆☆☆

すごくシンプルかつ王道的な物語だと思いました!
どの地方でもそうですが、ゲームのなかでは私たちは主人公の視点で物語を見ていきます。
最初は隣だと思っていた主人公にずっと負かされ続けているライバルの心情に焦点を当てているおかげで、想像や感情移入もしやすかったです。
原作ゲームのアローラでは主人公の表情がよくも悪くもほとんど変わらない事から主人公の気持ちが分かりにくいですけど、勝ち続ける側もいつ抜かされるかわからない不安と戦っているんだとわかりやすく伝えられている作品だと思いました!

草猫さん
評価:☆☆☆☆☆

この作品は、とにかくハウについて語りたいですね......。 彼は本当に辛い側面を持っているライバルですよね。 他のライバル達も、主人公に追いつきたいって気持ちはあるんでしょうけど、ハウはそれが特に顕著。そして、主人公は自分の想像以上に強くなり続けている。......確かにこんなの怖いですよね。超えられない事へのもどかしさだったり、悲しさだったり......彼の明るさの裏にある影のようなものが伝わってきました。
そして、その恐れを主人公であるコウタも抱いている......っていうのは良かったと思います。グリーンの言っていたような事になったらどうしようっていう......。彼も、無敵な訳では無いですからね。
でも、だからこそ、もっと上を目指せる。もっと強くなってみせる! そんな2人の思いが、最後には感じられました! 個人的にハウは好きなライバルですので、こういうのを読めて嬉しかったです!
投稿お疲れ様でした!

フィッターRさん
評価:☆☆☆☆☆

 いつも明るくふるまうハウの明るくない内面を、原作の色味を損ねることなく描き切っているのがお見事です。
 バトルが終わるまでの段落の書き出しが全部『~好きだった』と過去形で書かれ、『オレ自身が嫌いだ』で折り返し、コウタとの対話を経て最後に『オレ自身が大好きー!』で締められる、対比を活かした構成がとても印象的でした。ハウに負けたことのないコウタがハウを恐れる理由に、グリーンの過去を聞かされたことを絡めているのが個人的にうまいなと思ったポイント。

カイさん
評価:☆☆☆☆☆☆☆

あのですね。もうですね。何から話そうかなって今めちゃくちゃ頭抱えています。なので結論を先に言ってしまうと「ハウの物語を描いてくださって、この作品を投稿してくださって、本当にありがとうございました」ということです。
以下いたずらに感想をつづらせていただくのですが、もしお目通しいただけるのでしたら(結論はもう出ておりますので…)、特に作者様におかれましては、上記の結論を念頭に置いた上でお読みくださると幸いです。

自分語りで申し訳ないのですが、私、ポケモンの世界に存在する全ての人間の中でハウが一番好きなんですね。もうこの事実一生変えるつもりがないってくらい、とても思い入れのある人物なんです。
で、この作品で描かれているハウですが、私が知っているハウとはかなり根っこの部分から違う人間です。まあ俗っぽく言うと解釈違いってやつです。それもかなりド級の。解釈一致ポイント挙げる方が早いですね。
しかし解釈違いだからといってすぐさま拒否や嫌悪に結びつくわけではないので、そこはご安心を。そもそも一つの物事に触れた時、自分と他人の解釈が完全に一致することなんてほぼありえないと思っておりますから。

どれだけ私の知っているハウと違っても、やっぱりこの作品の主人公はハウなんですよね。なぜなら、そう定義されているから。
この作品を書く以上、作者様はハウという人物に向き合い、彼の感情を、言葉を、人生を考えてくださっていたと推察しています。そして完成したのがこの物語であるのなら、どうしてこの「ハウ」を受け入れざることができましょうか。
あなたの世界のハウに、真剣な眼差しを向けてくれて、本当にありがとうございます。

そして、ハウの物語があれば、読んだ人はやっぱり読んだ人なりにハウのこと考えるじゃないですか。そうするとそこでまたハウという人間が生きることになってですね……そう考えるだけで、もうものすごく尊いことだなあって思ってしまうのですよ。(これはハウに限らず、ポケモンという世界観そのものがそうとも言えますよね。大好きなポケモンの世界がいろんな形で生きているのを見られるこの企画が私はとても大好きですし、有難いことだなあと思っています。ありがとー主催のめめさん! 余談でした。)
私自身、私が知っているハウと全く違うこのハウを目にすることによって「私はハウという存在にきちんと向き合えているのだろうか?」と内省するきっかけを与えてもらいました。いやここまで解釈違ったらそりゃ不安になりますよ。私、ものすごく偏った方向からハウを見ているのではないかと。

しかもですよ。
この作品にハウが登場したことで、なんとハウくん「常にポケストにいる原作キャラ」になってるんですよね。(一昨年ポケストフェス「ハウとグー! ラジオ」、昨年ポケストカーニバル「Let's enjoy CARNIVAL!!」)
……すごくない?
いや、純粋にこれマジで感動しているんですが。
私の推しが、ポケスト皆勤賞……?
すごくない!?!?
愛されてんなぁ、ハウ……。

だからね。だからやっぱり、ありがとうなんですわ、私がこの作品に対して言えることは。私にとっては全然知らないハウだったけど。
ハウという名前の人間に、一つの物語を与えてくださって、本当にありがとう。
本当にありがとうございました。
最後に一つだけ……申し訳ないけど苦言を呈させてください。できれば固有名詞は、自信がないと思ったのであれば、調べてほしいです。よろしくお願いします。

投稿お疲れ様でした!

春さん
評価:☆☆☆☆☆☆

 これも好きな作品なんですよね。私ハウのことあんまりよく知らないから解釈違いとか起こさないってのも、たぶん理由の一つだと思うんですけど。ハウの気持ちが凄く良く分かる。ずっと傍にいた凄い奴が、最初は並んでたはずなのにドンドンと先に行ってしまって、ついには背中さえ見えなくなってしまう。その絶望感や嫉妬や諦念といった気持がよく分かる。読みながら、「あ~ハウたぶん表面上は笑顔なんだけど、どっか引っ掛かる笑顔を浮かべてるんだろうな~」って思いました。笑顔だけど、その笑顔は心からのものじゃなくて、強がりだったり、悲しんでいる姿を周囲に見せたくないっていう優しさだったり。そういうキャラ好きです。バトル中のハウの心理描写もとても上手で、ハウの「怖い」って気持ちがバシバシ伝わってきました。好きだわ~かなり好きだわ~……。その後、コウタが「ハウに勝ててホッとしちゃった」的なこと言うじゃないですか。もうね、ハウに同調しまくってたから、「てめぇ喧嘩売ってんのか」って思っちゃっても仕方ないですよね(憤怒)。コウタお前……正直すぎるやろ……。でもそれも、ハウだからこそのコウタの甘えみたいな、気を許してるからこそ本音が出てしまったのかなって。グリーンとレッドの話が出てきたの凄く良かったです。せやなグリーン。お前は3日チャンピオンどころか、3分チャンピオンみたいなもんやからなぁ……。今思い出したんですけど、オフ会でも××さん(プライバシー保護)が「むしろチャンピオンと名乗るのさえおこがましいな」ってコメントしてたのを思い出しました。いや、グリーンも好きですよちゃんと!その話を聞いて許してしまうハウの気持ちもちょっと分かる。なんか、ぜんぜんみてくれてない、敵にもならないと思っていた自分を恐れてくれていたって、すごく嬉しいと思う。歯牙にもかかってないと思ってたけど、そんなことはないって。私だったら超嬉しいですね~……。この前段階のセリフからコウタが本音で語っていることも分かるし、めっちゃ良いです。最後をバトルで〆て、しかも勝敗まで書かないの良いですよね。これもオフで××さんが言ってたんですが、「お互いに使ってる回復の道具で、どっちが勝ったかが暗に分かる構造になっているの凄い」って。言われるまで気がつかなかったんですよね……ああ~私のあほあほ!すげぇエモエモじゃないですか!
 この作品も好き!!な作品の一つです。

ptさん
評価:☆☆☆☆

主人公がハウでその独白……!
飄々としていて、マイペースでのんきそうなハウでも、「主人公」に対する敵意(のようなもの)はしっかり持っていて、それでいて自分の及ばない遠くへ行ってしまう「かつてのライバル」に対する複雑な心境を吐露されています。
主人公に一度も勝てずに終わる、本編のライバルって、こういう気持ちなんだろうなあ、と……ハウが強メンタルの持ち主で本当に良かった
グリーンとレッドの関係性と、それを踏まえた後輩への助言も良かったです。

照風めめさん
評価:☆☆☆

ハウくん可愛い!
ストーリーもわかりやすくて良かったです。
やっぱり作中のキャラクターから見ると、主人公ってとんでもないと思っちゃうなと感じます。
ストーリーで悪の組織を率先して倒すわ、ポケモンバトルではチャンピオンになるわ、ポケモンを持ってる数も段違いだし、バトルツリーのようなエンドコンテンツもこなせば、他地方のネタ(メガシンカとか)までやってみせる。
実際に自分の身近にそういう人がいるとすると、「じゃあ、自分ってなんなんだ」ってなるし、なおさら交流の機会が減ってると自尊心下がっちゃうハウくんの気持ちもわかります。
でも結局はすれ違いで、よく話せばそんなことがないってのも可愛いですね。そこから立ち直るのもハウくんならではの安心感があって良かったなあ。
ブラストバーン一発でライチュウを屠るのは、本気で容赦無え! って思いましたけど追いつかれる恐ろしさとバトルにかける思いから故の選択だったんだろうなあ。

rairaibou(風)さん
評価:☆☆☆

 原作キャラを動かす小説ってかなり難しいか原作への愛がないと出来ないことだと思うんですよね、その点でこの小説は原作キャラクターをそれっぽく書いている作品だと思いました。
 このタイプのハウの感情って原作では出てこなかった部分なんですけども想像できる部分ではありますよね。そういう意味では二次創作の醍醐味と言って良い設定だったと思います。
 ただ、だからこそもう秘湯ひねりが欲しかったかなと思いました。悪い意味で期待通りだった麺があると思います。もっと作者の方のオリジナリティのある設定や考え方があったらもっと星をつけたと思います。

坑(48095)さん
評価:☆☆☆☆

 ハウといえば、元気で、明るくて、暗い感情なんかとは無縁な子、というのが私の持ってるイメージでした。この作品では彼の笑顔が別のかたちに見えるような、彼のなかにぽっかりと空洞ができているような、裏側、あるいは内側をていねいに書かれていたと思います。

しろあんさん
評価:☆☆☆☆

SM未プレイなのでハウくんの事はあまり深くは知らないのですが、大らかそうなあの子にもやっぱり悩みってあるものなんだなーと思いました。本当に悩みのない人なんて居ませんものね。
そっか~ゲーム本編だと彼らは友達でありライバル同士である訳だから、必然的にどっちが強いか勝ち負けが決まっちゃうんですよね……!メタな事を言えば、それはゲーム内で勝ち続ける主人公の方が一枚上手になるわけでして。そこらへんのハウくんの悩みが上手く描写されていて、気持ちが良く伝わってきました。
でもそこでコウタくんがグリーンからの実体験を聞いて、ハウくんに抜かされるんじゃないかと恐れていたっていうのが良いですよね。
最後にはハウくんとコウタくんがお互いの全力をぶつけ合い、また良き友達とライバルの関係に戻れたのも良かったです!
投稿、お疲れ様でした!

Pさん
評価:☆☆☆☆☆

サンムーンでは明るいムードメーカーとしての描写が多かったハウですが、ウルトラサンムーンではトレーナーとしての彼の思考がより深く掘り下げられていたことは印象深く覚えています。そうしたUSUM世界での話だと描写の端々から理解できるだけに、コウタへの劣等感や自己嫌悪、かつてのように楽しいバトルができないことを思い悩むハウの姿も自然と受け入れることができました。彼を励ますのが本編での活躍をともに見てきたリーリエ、コウタへ示唆を与えたのが同じくチャンピオンの座に一度は立ったグリーンというのもすんなりと腑に落ち、本編1年後を舞台にした正統派二次創作として楽しく読み終えました。
ひたすらハウの視点からその思考を追う書き方は読者もまたその悩みを追体験し、ハウの抱いた「コウタはハウのことをどう思っているのか」というハウの疑問を共有するようで、その心情に深く共感する手助けとなっていると思います。
苦悩の山と谷を過ぎて最後に訪れた笑顔、その表情を浮かべて行うのがポケモンバトルというのがとても好きです。二人で何の心配もなくポケモンバトルができることがどんなに尊いかということを心の底まで知らしめてくれる。

早蕨さん
評価:☆☆☆

 ハウ君の話は、書くんだったらこういう話だなあって思ったことありました!  それがこうやって人様が書いた作品で読めるなんてなんて幸せ。ご馳走様です。
 ずっと負けてるハウ君の気持ちって、やっぱりぐっときますね。天真爛漫な彼だからこそ、隠してる気持ちが大きいって思ってしまいます。グリーンとレッドの関係性をなぞったのはなるほど、と思いました。たしかにそうですね……。コウタ君はグリーン位置です。
 いつか先輩二人と、ダブルバトルする未来なんか想像すると、わくわくします!
 投稿、お疲れ様でした!

雪椿さん
評価:☆☆☆☆

ハウの心の闇に迫った話ですね。
確かに彼はゲームのストーリー上一度も主人公に勝つことができないわけですから、心に暗い部分を持ったとしても誰も責められないでしょう。そう考えるとゲームのライバルって大抵そうなのでは? と思いそうになりますが、恐らくこれは彼の立場やアローラという舞台だからこそ目立つテーマになっている。そう思います。
表記の統一や誤字は直っている……と思いきや、最後の一つだけ誤字が直っていない……(細かくてすみません)。
改稿によってところどころハウらしい表現が増えており、私もこういう風に原作キャラを動かしてみたい。そう思える作品でした。

トビさん
評価:☆☆☆

>オレ、コウタと戦うの? 揚げたての、ふんわりしたアマサダを少しだけ握り潰した。ちょっと熱い。
>口の中は甘いはずなのに、どこか苦い味がする。
独白の中のこういった表現がとても上手いなと思います。
間延びしたような表現が特徴的なハウくんの話し方が、彼の感情に対するモザイクになっているような気がしていましたが、この作品はその隠された彼の羨望や焦り、勝ちたいという強い意思などが丁寧に描写されているのでとても新鮮でした。メガシンカを見たハウくんが、動揺を悟らせまいと振る舞うところがもうかわいいですね~~~。勝負が着いた後自分を責めるハウくんも、リーリエちゃんにがんばリーリエしてもらうところも、グズマさんに対しての自分の言葉に苛まれているところも、コウタに対して言った言葉に自分の気持ちをのせているのも、とてもいいですよね。 >でもね、いくらそう願っても太陽は必ず新しい何かを運んで来る。それならいっその事、それを待たず先に自分から動いてしまおうか。
このセリフもめっちゃ好きだなああ、きゅんきゅんします。
コウタの方も、レッドというキャラとの関りを活用したストーリーの作り方が上手いなあと思います。彼も彼でハウくんに対して いつか追い越されるかもしれないという恐怖を抱いていたともってく感じが上手いなあ。
作者さんは短い文字数の中にキャラクタの個性を詰め込むのがお上手だなと思います。

逆行さん
評価:☆☆☆

ポケストフェス、ポケストカーニバル、そして今回と、企画になると毎回ハウ君が大活躍しますね! 今回のハウ君も、とっても魅力的でした!

全編通して、サンムーンの世界観を良く表現できているなあと感じました。リリィタウンのお祭りや、マサラダやエネココアなど、ゲームの設定から色々取り入れてストーリーを作れていたと思います。

ハウ君の主人公に対する劣等感のようなものも、良く伝わってきました。本当はハウ君も十分凄いんですけどね。USUMのハウ君に至っては、ポケモンリーグ2位にまでなっているし、周囲のトレーナーから見たらとんでもない人物なんですけどね。ただ、そのレベルまで達しる人ですら、更に実力が上の人に対して劣等感や悔しい感情を抱いているのは、決して不自然ではないと思います。むしろそのような感情を抱くのは、更に上を目指したいと思う証拠なのでしょう。

このお話ではハウ君の葛藤に留まらず、サンムーンの主人公側の心情も丁寧に書いているのが魅力だと感じました。コウタもまた、ハウ君に追い抜かれるかもしれないという不安と戦っていたのですね。

全体的に、短編としてのストーリーラインが巧くできていたように思います。ハウ君が挫折してから、リーリエに励まされ、コウタに励まされ、そして立ち直るまでをバランスよく描いていたと感じます。特にお話の中に粗も見つかりませんし、完成度は非常に高いように思いました。

ただ、これまでの企画でハウ君は何度も活躍していることもあって、若干お話の目新しさが薄れてしまったかもしれません。

欲を言えば、もう少しハウ君の感情を掘り下げて、お話をより個性的なものにして欲しかったかなあと思います。

通常は心理描写って、一人称の方が書きやすいじゃないですか。ただ、恐らくハウ君の心情を描く場合に関しては、三人称の方が書きやすいんじゃないかと思いました。第三者が客観的に心情を説明する形式の方が、ハウ君のようなキャラは深く掘り下げられるかもしれません。

一人称だと、主人公が自分で自分の感情を説明しなくてはならず、「なぜ自分がこう思っているのか」主人公に把握させていかないといけなくて、それがハウ君のキャラを描く上で難易度をアップさせている気がします。

「なぜバトルしても楽しくないのか」。その理由をハウ君自身に認識させ、きちんとした言葉で表現させつつ、その上で彼の成長を描くというのは、非常に難しいのではないかと思います。

後は、最後にコウタ君ともう一回バトルしたのが良かったですね。勝敗を明確に描いている訳ではありませんが、げんきのかたまりを皆に使っていたことから、恐らくハウ君が負けてしまったのだと推測できます。しかし、コウタ君もキュウコンにすごいきずぐすりを使っているのを見る限り、先程よりも良い勝負ができたのかなと思います。こういう風にバトルシーンを直接書かなくても、どういう結果になったのか想像がつく描写は素敵ですね。

今回の企画は長めのお話が多かった中、少ない文字数でもハウ君の魅力をギュッと詰めこんだお話という印象でした。投稿お疲れ様でした!

乃響じゅん。さん
評価:☆☆☆☆

ゲーム内の世界から一年ほど後の物語ですね。ハウの内面を独自の切り取り方で描いた作品でした。「今の俺は、上手く笑えているだろうか。」など、コウタに対する焦りを感じさせる描写が彼の苦悩をうまく表していたように思います。ただコウタも同じようにハウを脅威だと感じていた、という帰結が非常に上手いと思いました。
グズマやグラジオに対して下に見ているような書き方をしているのが、自分のハウ観と違うなーと思いました。個人的にはハウは物事の本質を見抜く子という印象があったので。今作ではちょっと周囲をどうでもいいと思いがちなハウですね。それもまた一つなのかもしれません。

狛織アオさん
評価:☆☆☆☆☆☆

 ハウの中にある負の感情に向き合うお話。勝敗がある世界だからこそ辛くてしんどいと感じる時があって、スタート地点が同じだっただけあってライバルだったコウタに追いつけない焦燥と嫉妬から自分の気持ちに目を背けながらも、コウタとの会話で似たような感情を抱いていたことに気づいて最後は何のしがらみにも囚われずに全力で戦い合えたことがハウとコウタに本当の笑顔が戻ってきたことにも繋がった。曇天の雲間に光が差し、爽やかな潮風が吹き抜けるような素敵なお話でした。個人的にはポケモンバトルの内容が一撃で勝負が決まってしまったのが少々物足りない気持ちがありますが、心理描写の移り変わりがすっと心に入ってきてハウと一緒に苦しくなったり笑顔になったりできました。執筆お疲れ様でした!

水のミドリさん
評価:☆☆☆☆☆☆

泣きました。
別にハウくんそこまで思い詰めるキャラとも思ってなかったんですよ。お祭りが好きで、皆で騒いで、笑って、自他から陽気なキャラだと認められるうち、コウタに勝てない悔しさやら恐怖やら羨望やらをさらけ出すのはなんか違うんじゃないかって自分を抑え込んで、陽気キャラを精一杯振る舞うしかなく、演じているとも思われたくなく屈託に笑って、自分もそれで納得しているはずなのに、楽しくない。行き着く先は自己嫌悪、自己嫌悪、自己嫌悪……。
お恥ずかしながら私自身の経験とダブつきましてね……泣いたんです。読み返しても涙がこみ上げてくるあたり私の中に根付いているものらしくて、いや自分語りすんなって話なんですけど、見たこともないコウタのリザードンに全力のZワザもろとも打ちのめされ(お祭りのバトルでコウタ空気読めないな! って思いました。あとで判明することですけど)、そのあとも「うん、やっぱりコウタは強いね。」って言えちゃうハウくん辛いな〜〜〜。強がっていたことをリーリエに見抜かれているのも辛いし、先にコウタに心情吐露されたのも辛いし(コウタこれがいちばんズルいぞ)、よく生きてるよ……私だったら一発で嫌いになるよ。トレーナー引退だよ。
それでも「負けた方がマラサダ奢りねー!」って、いつもの笑顔に戻れるの、ああ彼は天性に陽気なんだなって思います。笑顔の方が似合いますもの。コウタとのフルバトルでも負けたような雰囲気があって、でも強いと認められたことで『オレ自身が大好きー!』と前を向ける彼のメンタルすごすごすごのすご。

鶴我 零さん
評価:☆☆☆☆☆

ハウの感情をゲームをプレイしているときにあまり気にしていなかったのですが、このお話で彼はこういう気持ちだったのかと新たな視点に立てました。
新しい気付きを得られるお話をありがとうございます。

まーむるさん
評価:☆☆☆☆
セリさん
評価:☆☆☆☆☆☆
浮線綾さん
評価:☆☆☆☆☆
ばすさん
評価:☆☆☆☆☆
ポリゴ糖さん
評価:☆☆☆☆
はやめさん
評価:☆☆☆
レイコさん
評価:☆☆☆☆☆☆☆
白銀さん
評価:☆☆☆☆☆
クーウィさん
評価:☆☆☆
Lienさん
評価:☆☆☆☆
ionさん
評価:☆
不壊さん
評価:☆☆☆☆
くちばシュウさん
評価:☆☆☆☆
コメットさん
評価:☆☆☆☆
砂糖水さん
評価:☆☆☆☆☆☆