面白かったです。原作を補完する前日譚として、非常に楽しめました。
ククイ博士がカントーに旅立つ直前の、また、バーネットにプロポーズをする直前のお話ですね。それぞれのキャラが一切崩れておらず、本当にこんなやりとりがあったんだろうなぁ、というような気持ちになりました。キャラクターをしっかり捉えて外さずに書く、というのは意外と難しいことだと思うので、それをやり切った作者さんはいい目を持ってらっしゃるんだろうなぁと思います。
これがマーレインの視点で描かれているのがとてもいいですね。破天荒な博士を描くのに最適なキャラクター選びだったと思います。

謎のおおいククイ博士の過去だけに、とっても気になることって多いですよね。どんなふうにカントーへ旅立ったか、彼女と結婚したのか。それを良く補完したいい二次創作だとおもいます。

説明しないククイさんが身勝手だなと感じました。基本的に自分が受け取れた情報はサンムーンゲーム本編から貰えるものなので、
何を楽しみに読めばいいのかよくわからなかった。
ごめんなさい。評価している人は他にいるみたいなんで。

決着が着く前の波音が、海を渡ってカントーへ行ってしまうククイ博士の暗示のようで素敵でした。いつかおめでとう、と言って欲しいですし、ククイ博士におめでとう、と言ってあげたいものです…！

時系列的には本編前でしょうか？　チャンピオンを目指す方へは「おめでとう」とは言えない切ない感じと、バーネットとの関係への進展への「おめでとう」のハッピー感が混ざって上手いなぁと思いました。

旅立つククイと、複雑な心境で相対するバーネットと、見送るマーレインのお話。ゲームをプレイした事のある人なら思わずニヤリとする三人のやり取りですが、まさかマーレイン視点で展開されるとは思いませんでした。アローラや博士を取り扱った作品は今回多く見られましたが、中でも読んでいて思わずほっこりするような作品がこの作品でした。

小さな箱の意味を理解するまでに少し時間がかかりました。悲しい哉、私の読解力の無さよ……最後でちゃんとわかるようになっているのが嬉しいです。
前回と同じような状況で、今度は結婚のプロポーズ。タイミングとしては良いのか悪いのか、私には分かりかねますが、彼が目的を果たして帰ってきた暁には。きっとタイトルの通り「おめでとう」と迎えるのですね。ロマンティックです……

やる気満々な鳴き声は「支持をくれ」と言っている様だった。
支持→指示

冒頭から苦労人っぽいマーレインさん、ほんまお疲れ様です。
えっ、まともに寝てない？つまり徹夜か、徹夜なのですか？！
は～っ！！労わりたい。何なら、肩もみもしてさしあげたい！！！と、マーレインさん相手にとにかく夢女的な母性（？）を擽られっぱなしでした。
おかしいな、私特別マーレインさん推しではなかったはずなんだけれども……俄然ホクラニ天文台まで押しかけたくなってきたぞ……。
しかし、天文台にまで波音って聞こえるのかな。夜に耳を澄ませればワンチャン……？
この作品のククイ博士はゲーム本編以上に自由人で、むしろ清々しいレベルですね。
でも恋人であるバーネット博士からしてみれば、そりゃ宣言自体唐突すぎてカンカンにもなるよな……？と、同情しないでもない。
結論：マーレインさんは不憫かわいい（失礼）

ロイヤル「マスク」からストーリーを組み立てたのかな？
ククイさんは本当に博士らしくない、行動的すぎるし突拍子もないことをやるし…そんな人柄が全面的に描かれてるなーって印象でした。
ハウほどではなくてもキャラが強いし、読んでて全然違和感ありませんでした。こういうことしてそう。

突然カントー行き宣言したらそりゃあ怒りますよお…ククイさんは女心がわかってないのか、はたまたバーネットさんが許してくれると信じていたのか。あの置手紙からするとわかってなさそうに思いますが、手紙を見たらバーネットさんが自分のことを追いかけてくるだろうって策である可能性もある…どっちなんでしょうね。
それにしたって旅立つ日にプロポーズって、随分またタイミングが…うまくいったとして一年は焦らされるってまじかあ…ククイさんも待っててくれるって信じてるからできたことなのかなあ。

総じて柔らかい雰囲気で好きですが、文頭の一文字空けと三点リーダが二文字分になってなかったのがちょっと残念でした。

マーレインがまずククイを称する「破天荒な親友」、この言葉が全編を貫いているんだと思っています。その通りだ。
いつも通りの破天荒さをどうにも止められないし責められない感じ、去来する似たような過去の状況。こうした付き合いの長さ故に理解できる、という部分が続くからこそ、「君にこんな日が来ると思わなかった」という、そのマーレインすら考えもしなかった状況の重みが身にしみてきます。
ククイとバーネットの結婚前、ククイはこれからカントーへの旅立ちという状況を鑑みるにサンムーン本編開始前でしょうか。
この後リーグ優勝はならずとも失意はなく、むしろ意気揚々と「将来有望なトレーナーの卵を見つけたから呼んできた」「アローラにポケモンリーグを作る」と言い出すククイを見て、旅を経てもまったく破天荒さに変わりがないと苦笑するマーレインまでも目に浮かぶようです。

マーさんの文体だ……。驚き方とか考えがあっちこっち飛ぶところとか「そう、ゴンベはしんかのきせきを持っているじゃないか！」とか、全編通して地の文に滲むそこはかとないマーレインみがスゴかったです。原作やアニメでもそんなにセリフ多いわけでもないのに、この再現度はひたすらに愛を感じました。ククイも憎いね、言動の隅々まで彼らしさに満ちていて、この男ならしでかしかねないな……、ってニヤついてました。男ふたり部屋の彼らの、大人ながらも子供っぽい友情がまぶしい。作者様さてはあの部屋の壁になりたいタイプですね？？？

サンムーン未プレイなので、ククイ博士とその周りの人たちについてはあまり詳しくないのですが、なんだか温かみを感じられるお話でした。自由奔放な性格なのに、プロポーズはちょっと緊張してるククイ博士がとても良かった！((

ククイ博士やバーネット博士、マーレインさんといった原作にも登場したキャラが生き生きと動いており、オリジナルしか書けない私にとっていい勉強になった話でした（いい勉強になっても、書けるとは限りませんが……）。
ククイ博士、カントーから来た少年を始めとする強いトレーナーの存在を知った（？）途端に、カントーでのチャンピオンを目指すとは……。自由でいいですね！　それを絶対に実行しそうなところも！
しかし、恋人であるバーネット博士が突然すぎる知らせに怒り、わざわざ天文台にまで乗り込んできてしまいましたね。でもそんなことで留まる彼ではなかった。喧嘩の果てにポケモンバトルが始まってしまいますが、二人らしいバトルスタイルで何の違和感なく読むことができました。
何やかんやあった末に、見事様々な意味での勝利をその手に収めたククイ博士（一つはまだですが、明日にはちゃんと収めている気がします）。彼がカントーチャンピオンになって帰ってくるのも、そう遠い未来ではなさそうですね。

ククイ博士とバーネット博士のロマンス。
それにしても、カントーの旅と同時にプロポーズとは……嗚呼、ククイ博士。それは……

ラストの男二人の就寝シーンが良いですね。時が過ぎても、変わらぬ友情を感じます。

ククイ博士って今までの博士の中で一番少年感あって良いですよね！　そして「でもそうやってあっちもこっちもって手出すから博士として大成できないのでは……」とかちょっぴりマジレスで心配したくなるのもククイ博士の可愛いところですよね！　マーレインさんの苦労が目に浮かぶようです。最後の一文の「また一歩大人になろうとしている親友に」がとても作品全体を象徴していて素敵でした。成人したからといって「大人」ではない。「大人」だからこうしなきゃいけない。そんなつまらない「言い訳」をぶち壊してくれる。とても素敵です。「大人になったからそんなことをするなんて信じられない」なんてつまらない誰かの言葉に縛られていない、「大人という枠に嵌っていない（嵌められていない）」ククイ博士は語りであるマーレインさんにとってとても魅力的なんだろうなと思うと同時に自分がそうやって「言い訳」していないかとドキリとさせられてしまいました。

キャラクターの関係性が良いですね。
端的ですが、こういう原作キャラの前日譚や後日譚すごい好きです。二次創作だって感じしません？
キャラの特徴しっかり捉えられていていいなあと思いました。
ただ、ちょっとついていけなかったのが「どうして二人はポケモンバトルをしたの？」という点でした。
なにか、「カントーでチャンピオンを倒すならまず私から倒して見なさい！」的な分かりやすい導入が欲しかったので、突然バトルが始まって何か読み飛ばしてないか勘ぐってしまいました。
でも三人の関係性はとても好きで、読んでいて何かホッとするような作品でした。

もともとマーレイン推しの私にとって最アンド高でした…！寂しくなったマーレインにそっっっと寄り添いたい…。

まず一言いいでしょうか。
ロイヤルマスク大好き！

マーレインさんの「ククイのことは何でもお見通しだよ！」的な部分が随所で見受けられて、ああこれぞ二次創作といった感じの力作でした。僕が何を言っても無駄なパターンじゃないかな、とか、このふたりの親友関係半端ない。
バーネット博士がベルを鳴らしながらもさっさと部屋に入って来てしまうところ、ゲーム本編のククイ博士を思い出してにやりとしました。そうそう、彼もチャイム押しておきながらドア開けて家に入ってきちゃう人なんですよね。似た物カップルだなあ。いいなあ。キャラの特徴をしっかりつかんでいて、違和感なく読めちゃうこの感じ。とっても読み心地がいいです。
一人称って意外と書きにくいものですが、作者様はマーレインの心情を絡めつつ見事に書ききっていました。どうしても情景描写が抜けがちになるんですが、機械の明りでぼんやりと青く光ってる部屋や、砂や小石が奏でる波音といったものがさらりと書かれている。これは巧い。
ひとつ言うなら勝負のあとのやり取りでもっとバーネット博士のシーンがほしかったです。盛り上がり部分があまり盛り上がらないまま終わった感じがして少し残念です。
それにしても、ククイ博士はチャンピオンにはなれないんですよね。プロポーズはもちろん成功しますけど、もうひとつの目標には「おめでとう」は言えないんだなと思うとせつない余韻があって非常に良かったです。

く、ククイ博士の話だー！
はじめ読んだとき、ゲームよりも前の時間軸と気づかなくて混乱してしまいました。
とはいえ原作キャラの話、そしてゲーム本編より前のお話として読むとなかなかいい作品だと思います。もうちょっと書き込みがあると親切やもしれない。
でもなんというか、ククイ博士たちそれぞれが非常に彼ららしいなあと感じるしキャラの把握具合はバッチリだと思います。

　時系列的にはククイがリーグを設立する前のお話ですかね。このククイ博士はカントーに行って挫折してしまうのか、はたまた。といったところです。
　「青春時代もとうの昔に終えた僕らが男女混ざって同じ空間で寝るなんて事はモラル的にも気が引ける」いや、まあそうなんですけど、なんかここだけ妙に生々しい表現なので笑ってしまいました。

　二次創作の見本のような優しい話だったと思います。
　文字数を使ってもう少し広い展開があればもっと星をつけていたと思います。

　ククイ博士にバーネット博士にマーレイン、サン・ムーンの原作キャラたちの特徴がよく捉えられていると思いました。私自身がウルトラサン・ウルトラムーンをプレイしたことがなく、アニメの設定もほとんど知らない状態なのですが、それでも十分楽しめました。知っていればより楽しめるネタも仕込んであるのかなとも思ったり。
　ククイ博士のように自分の足で動いて未来を切り拓いていく人物像というのが羨ましい今日この頃です。チャンピオンになるのもプロポーズについても待ってるだけじゃどうにもならない、ということを教えてもらえるこういう人物に私はなかなか弱いのです。
　私自身もやりたくてできていないところですが、物語の中の時間の流れ、その緩急というものを意識なさるともっと面白くなるのではないかと思います。作中で起きた物事のうち、バーネット博士が乗り込んできたシーンやポケモンバトルのシーンは登場人物の動きがあり、神経衰弱やラストのシーンはあまり動かない、という流れなので、例えば前者では動作の描写を増やす、後者では心情描写を増やす、と言った具合に差異を付けると、動きのあるシーンの緊張感が際立つのではないかと。
　久しぶりにムーンを起動してみようかな、と思えた一作であります。

　ククイ博士とバーネット博士のなれそめ！？　おまけにマーレイン視点！？　と、原作・アニメともに好きなキャラクターが登場していてわくわくしました。軽いノリのククイ博士につっかかる、しかもいきなりバトルを挑む勝気なバーネット博士、それってもしかして寂しさの裏返しなんじゃないかと妄想すると、ちょっとニヤけてしまいました。バーネット博士の初出はイッシュなので、その設定をククイ博士の告白につなげた作者さんのアイディアが面白いです。バトルはやっぱりククイ博士の方が強いんですね。はかいこうせんをがんせきふうじで押し返すイワンコ、スマートでかっこいいです。ククイ・バーネット・マーレインのザコ寝はちょっと見てみたかったですねー、モラル的にマズイとのことで残念。ククイのことならなんでも見通しのマーレイン、この二人の親友感が好きでした。ククイとバーネットの将来は皆知るところですが、この作品のバーネット博士だったらなんと返事したのか、気になります。投稿、お疲れ様でした。

　ククイ博士という強烈なキャラの活かし方が大変上手いと感じました。自由奔放と言いますか一度決めたことはとことん貫くという彼の性格が、良く表れた短編であると言えます。 
　彼の行動は傍から見たら割と暴走じみていますが、それでも彼の気持ちの良い前向きな性格が伝わってくるお話でした。 
　少しずれているかもしれませんがドラゴンボールの悟空を思い出しました。ククイ博士も悟空も自分より強い奴がいたらワクワクして居ても立ってもいられなくなるのかもしれませんね。 
　文章表現にも所々光る物を感じます。『白い歯をニカッと見せて笑う親友は、僕の精一杯の強がりをさらりと流してしまう。』という表現には唸らされました。よく練られているし、センスを感じます。 
　一つ一つの文は凄い上手だと思うので、描写をもう少し増やせればより印象に残る小説に仕上がるかなと思います。人物描写に関しては凄い詳細に書かれているのでそれ以外の描写をどんどん追加していけば良いかなと。 
　例えば二人は冒頭でトランプ勝負を行っている訳ですが、そのトランプはどういった種類なのか、等を細かく書いていくと面白くなると思います。 
　描写しろって言っても何をどうするんだってことですが、「自分がこの小説でどういう雰囲気を出したいか」あるいは「この小説で何を伝えたいか」を念頭に入れて描写していけば上手く書けるんじゃないかと思います。 
　例えば『Let's enjoy CARNIVAL!!』ではポケモン達のイラストが描かれた可愛らしいトランプが描かれていました。こういうトランプを出すことによって、お話が穏やかで楽しい雰囲気になることに一役買っていると思うのです。 
　他には『こちらメレメレ島茂みの洞窟前アジト』に出てくるトランプには、ジョーカーにカプ神が描かれていました。これはアローラの守り神に対する皮肉と敬意を込めているだと思われます。作品のメッセージをより一層深めているような気がします。 
　勝手に他作を持ち出してしまって申し訳ないですが、だいたいこういう風な感じで、その作品で何をやりたいかを基準にして描写を追加して頂くと良いと思います。それが出来さえすれば後はもう殆ど完璧な状態だと思います。会話文やキャラの作り方とかはとてもお上手だと思うので。自分はそこらへん苦手なので参考にしたいぐらいです。

　ククイの旅立ち前日のお話、かなぁ。
　作者さんはあまり書き慣れてない方なのかな。読み終えてまず思ったのは、「とても頑張って書かれたのだろうな」「そして書き終えて力尽きたんだろうな……」と感じた。誤字脱字があったり、文章の流れがおかしいと印象が悪くなってしまうので、少し間を置いてから、最低1度は読み返してみると修正がしやすいと思う。あとセリフ中の「。」は有り無し統一した方がいいです。
　特にククイ、バーネット、マーレインの3人について「すでに知っている」前提として話が書かれていたのが気になった。「原作キャラだけど、知らない人も読むかもしれない」という事を考えて書けると良かった。そうでないと「知らない読者」は話についていけないし、最悪、読むのを止めてしまう。簡単にでいいので、初登場時点でさりげなく説明ができると安心して読めたと思う。作者さんが短編に出すくらいなので、大なり小なり思い入れがあるのでは。この短編でこの3人に「初めて」会うのだとすれば、自分の好きなキャラを、読者にも好きになって欲しいという気持ちで書けると素敵だと思う。
　「今どこでだれが何をしているか」の状況がとても分かりにくかった。もう少し丁寧に情景描写をして、伝える努力を出来るとよくなると思う。
　私のやり方で申し訳ないが、最初は「書き過ぎかもしれない」くらいにしておいて、後で読み返した時に削るとだんだんと勝手がわかってくるんじゃないかな。練習がてら自分が今いる場所や状況、行動について文章に書き起こしてみると感覚が掴めるのではないだろうか。「ソファ」と一口に言っても、大きさや手触り、形状など無数に想定できる。季節は、時間帯は、間取りは、気温は、聞こえる音は、匂いは。全部描写する必要はないけど、自分の中で決めておくと描写に困りにくいと思う。
　あとは最後のシーンでプロポーズについて言及してるので、ククイがさりげなくバーネットを大切に想ってる描写があると良かったかなーと思います。
　書きたかった雰囲気やテーマはなんとなくわかるので、後は経験です。最初から完璧な話や文章が書ける人はいないので、めげずに頑張って欲しいです。

　ククイとバーネットの関係は見ていてとても微笑ましいですね……二人を客観的に見ているマーレインが読者である私と重なり、楽しく読めました。王道の二次創作だなと思います。

　ククイ、バーネット、マーレインの三人とも、ゲームのキャラとぶれがなく違和感なく読み進められました。
　手紙を握りしめてバーネットが駆けつけてきたシーンがとくに印象に残っています。

　おめでとうございます！！！！！！！！！！旅立ちの直前のプロポーズはほんとうにこの後どうなってしまうんだろうと気になります！　告白が受け入れられたらやはり一緒にいたいと願うものではないのでしょうか、これから一年間海外なわけですし……でもバーネット博士も渡航の準備はできているのでしょうか……というところが気になる作品ですね……！！！！！！！

　いやー、親友の男2人の関係がすきです。言わずともお互いに理解している、深い友情が成せる関係ですよね！　読んでいて清々しい気分になります。
　ククイの思い立ったが吉日、という感じで勢いの良い旅立ち宣言。そしてそれに突っかかる恋人のバーネット。この物語は3人全員のキャラが立っていてとても読みやすいんですよね！　痴話喧嘩に巻き込まれた主人公はそのままポケモンバトルの審判を仰せつかります。ここもポケモンの世界らしくてすきです。何かあったらポケモンバトルで決める……ポケモンバトルはポケモンの醍醐味といっても過言ではない要素なので、自然な導入になっていて違和感なく読めました。
　そしてポケモンバトルの勝敗は砂埃に包まれます。どちらかが倒れ、終わっただろうと見越した刹那に感じた静けさがまたいい味出していると思います。その静寂を小さな波音がかき消すところ、表現として大好物です。なんていうんでしょうか、静寂だからこそ聞こえた小さな音により、元の喧騒が戻ってくるという一連の流れが素敵でした。
　作品投稿、お疲れ様でした！

　あまりにも行動的なククイに振り回されてばかりで、でもそんなところも含めて大切な友達と思っているマーレインの心の動きが丁寧に描かれているのがすごく好印象でした。
　最初に神経衰弱をする様子を描いて、途中でポケモン勝負を描いて、それを経て静かになったラストシーンに"ポケモン以外で勝負を仕掛けてくる時は大抵大きな決断をしようとしてる時だろ。悪い癖だよ。"というマーレインの言葉を持ってくるところ、構成もうまいしマーレインとククイの友情も伝わってくるしで好きですね。
　それと、"君にこんな日が来るなんて。夢にも思わなかったから"。このセリフ最高に好きです！ 昔馴染みが結婚する、ということが最近僕にもありまして。まさにその時僕が抱いた気持ちがこれだったんですよね。嬉しいけど、どこか寂しくもあるようなこの気持ち。わかります。すごくわかります！ それゆえの"「おめでとう」を夢見ながら"というタイトルなのかな、とも思いました。
　余談になりますが、段落の間の改行の間隔が1行と2行と3行の3パターンあるのがややばかり気になりました。何か意味があっての使い分けなのでしょうか。

　「バッチ８つ持ってるカントーから来た少年」はサンムーン主人公だと思って読んでいたのですが、ククイが「カントーでチャンピオンを目指す」流れとバーネットにこれからプロポーズしようとしている流れから見るに、時系列的にはおそらくゲーム本編より前の話？　カントーから来た少年は主人公ではないのかな、ちょっと混乱してしまいました。

　すいません真面目な話はここまでです、ここから知能指数が下がります
　ククイ博士はああああああああああんん！！！！！！！！ククイ博士ああああああああああああああああああああ！！！！！！！！！！ああああめっちゃ好き！！！！！めっちゃ好き！！！！！　め　っ　ち　ゃ　好　き　！！！！！！！！！！！！（ガッツポーズ）（訳：上質なククイ博士をどうもありがとうございます大変に萌え萌えでちょっとやばいことになりました）

＞赤紫色の丸いそれを確認したククイ君は右手で顔を抑え、頭を振る。
＞「最高だよ！流石僕のハニー。」

　お　前　が　最　高　だ　よ　（訳：このシーンめっちゃ愛してる最高）

　あのですねマーレインさんとククイ博士のコンビ最高ですよねめっちゃ分かります私も正直サンムーンしかまともにプレイしてなくてウルトラの方は知らないんですけどサンムーン時代から二人の関係性にはとっても萌えゲフンッ……ええと萌え……萌え……萌え以外になんて言うのかちょっと分かんないんですけどめっちゃ萌えていたのでこの

＞「言わなくても分かるよ。ポケモン以外で勝負を仕掛けてくる時は大抵大きな決断をしようとしてる時だろ。悪い癖だよ。」
「…参ったな。」

　あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”（訳せない　ただの奇声のようだ）
　このさあ男女でも恋愛関係でもない男同士の信頼関係っていうんですか友情って言うか信頼関係ですよね　親友　フフッ　つうかあなんですよね　この作品の二人はもう互いの毛の先まで全部見抜きあってるみたいな信頼感を感じてすっごいすっごい最高でした　あのね小さな白い四角い箱を見せてマーレインが笑い転げるシーンめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃ好きなんですけどそのあとの

＞「おい、何もそこまで」
「ごめんごめん、君にこんな日が来るなんて。夢にも思わなかったから。」
「あー、ハイハイ。」

　もうむりだ　たすけてくれ　わたしはしんだ（もえすぎて）

　君　に　こ　ん　な　日　が　来　る　な　ん　て　
　　　　　　　　夢　に　も　思　わ　な　か　っ　た　か　ら　

　ヴオオオオオオオオオオオオオオ！！！！！！！！！！

　えっいややばい……やばくない？　えっやばい　だめだ　このさくひんのぺーじをひらいているだけでわたしのうみそが溶けそうになる　どうしてくれるんですか（憤怒（言うまでもありませんが褒めています
　また一歩大人になろうとしている親友　はあ　はあもう　はあ……　もう……　はあ……　はい……　よかったです　おいしい……　こんな感想で本当にすいません（
　おいしいなあ　ああおいしいなあ　おいしいなあ（一句）

　いやもうほんまこんな感想ですいません　ほんますいません　私これしか書けません
　とりあえず頭と終わりだけ真面目に話しとけば許されるやろと思っているので冒頭の話に戻りますが、もしこれがゲーム本編前の話であるとするならば、読者である我々はこの「カントーのチャンピオンになる」というククイの夢に「おめでとう」を言えないことは分かってしまっている訳ですよね。そう考えると、これは実はかなり切ない系のお話を意図して書かれたんかなあとも思いました。真相はいかに。
　投稿おつかれさまでした！

SM（USUM）本編開始前の出来事って感じですかね。仲良しなククイ博士とマーレインさん可愛いです(*´ω｀)