Anti Rebirthの感想

あまもさん
評価:☆☆☆
生みだされた命のプテラとカブトプスが、餌としか見ていなかった他のポケモンと関わって、話したり、襲われたり、自分の生き物としての立ち位置を、悩みながら現代で模索しているのが面白かったです…!
水のミドリさん
評価:☆☆☆☆☆☆☆
現代に生きる化石たち、とてもポケモン世界らしいモチーフだと思います。珍しく、貴重な研究試料だから、価値があるから生かされる。そんな環境の中ほかのポケモンの命を摂り、逆に狙われ、スイーツの味に魅了され、サーナイトを介しアベさんと心を通わせ孤独を理解する……などなど、彼らにとって現代での生活は未知の連続、きっと苦労が絶えないでしょう。「生きること」ってつまり、生誕して以降は命をすり減らす行為=Anti Rebirthなんですねえ。読了後のタイトルの重みたるや。
スイーツの完成された味の虜になるシーン、『……ああ、たぶん、もう戻れない。この味を知ってしまった。』とあるの、面白いですね。戻れない、って恐怖していることはつまり、プテラはちゃんと化石ポケモンとしての自我が芽生え始めているということ。だから子孫を残すために子供を持ちたがるし、生きるために野生を知ろうとするんですね。のんのんと生きようとするカブトプスとの対比も分かりやすいです。
それでここからが1番言いたいことなんですが、バトルがめっっっっちゃアツいんですよ。大会作品イチ激アツだったといってもいいくらい。生きることに意義を見出したプテラと、子供を殺され憎悪と復讐に狩られたリザードンの、死闘。何のために戦うか一目瞭然な正義と正義のぶつかり合い、簡潔な描写なのに彼らの表情までもが生々しく浮かび上がってきます。それまでプテラが子を持ちたがっていたり、未知の味を恐れていたことがすべて伏線になりこのバトルへ集約されて、一見すれば早さも威力も圧倒的に優っているリザードンの一方的な蹂躙なのに、必死に生きようとするプテラの命がこれまでになく輝くんですよ。こりゃすげえや……。
冒頭の白い光景をもっと効果的に使えるとよかったかしら。『ただ滅びを待つだけの世界の光景』だと言われてもいまいちピンと来ません。抽象度が高すぎるのかな。フリーザーに繋げるなら雪の光景をちゃんと描いても良かったと思います 。
葉穂々さん
評価:☆☆☆☆
現代で生まれた絶滅種二匹。
ピカチュウを食べ、スイーツを食べ……本当の野生を知らない彼らは、現代に順応できるのか。

そんな趣旨の話では無いとは分かっているのですが、読んでいると肉が食べたくなりました。
チキンを買いにコンビニに走りましたよ。

好きポイント
・ピカチュウ捕食シーン。古代ポケモンの食事はワイルド!
・タルトをちびちび食べるプテラ。その気持ち分かります。
・弱肉強食、適者生存。太古の世界も現代も、ポケモンの生き方はそう変わらない。
乃響じゅん。さん
評価:☆☆☆☆
独りぼっちの種族であっても、身近な人は愛情を持って自分達を生かしてくれていた、と言うことですね。落とし所が良かったです。
野生の生き方を知らない二匹が、餌として与えられるピカチュウと野生のヒトカゲの違いに気付かずピンチになる、という構図も上手さを感じました。
アベさんがフリーザーを持っている理由が分からないままなのが、少し気になりました。
花鳥風月さん
評価:☆☆☆
本編とは直接関係ないのですが、海鳥がいたりサーナイトの緑色の頭のアレを髪って明確に表していたところが、作者様のポケモンの見方がどんなものかが伺え新鮮でした。
本編では直接的に描かれることは少ないポケモンの弱肉強食、本当にこんな感じだったらちょっと恐ろしいなと思いました。アベさんの覚悟が雨上がりとマッチしていたのも魅せ方が上手いと思いました。
むらかさん
評価:☆☆☆☆☆☆☆
好きです
照風めめさん
評価:☆☆☆
化石ポケモンは復元したわけではなくて、新たに作られた命という発想が良いなと思います。そう考えるとタイトルが効いてきますね。
すごいモラル感のあるプテラとカブトプスですね……! その日捕食したばかりのピカチュウを食べずに我慢できるのはすごい知性を感じます。
仮に自分が一匹しかいない作られた命であれば、と考えるのもなかなか当人からすればイマイチ現実味があるようでないような、難しいところですよね。
ピカチュウを食べるよりも、ポロックをはじめとした人が作ったお菓子の方が美味しい、でもこの味を知っては後戻りが出来ない! そんな風にプテラが葛藤しているシーンがとても印象的に残りました。
なんだかんだ人間の庇護の下で暮らしていた彼らには、野生を知るという意味では十分にお釣りが出る結果になったのではないでしょうか笑
さて、この作品の肝は「自分が作られた生命である葛藤」であると感じました。それによる効果は得られてはいるのですが、ややそれ以外の風呂敷を広げ過ぎたせいで十全に機能していなかったと思います。
消化しきれなかった設定は、余韻を残すというよりはもやもやを残す結果になってしまったように感じました。(おそらく作者さんの趣味を詰め込んだのではないかとは思います。そういう意味では詰め込めているので成功とも取れますが)
アベはこの時代に生み出されたプテラやカブトプスを見定めるために、フリーザーを手持ちにキープしていたのは分かるんですが、どうしてもこのアベというキャラクターに作品内の情報だけでは理解をするのが難しかったと思います。というのも、フリーザーが別段ただのモブなら良かったのですが、ルギア様とかホウオウ様とか設定を盛られると、化石ポケモン達よりもどうしても何故アベがそんなポケモンを所持しているのか? といった疑念が湧いて本筋のインパクトをオーバーラップしてしまいました。その設定を使うならもう少しケアが欲しかったなあと思います。
主題の着眼点やアプローチはとても好きでしたので、字数も残りありますしもっと鋭利に作品として尖ればより評価は上がるのではないでしょうか。
カイさん
評価:☆☆☆☆☆
人の手によってたった一匹だけ蘇らされた生物がどうやって生きていくのか?野生とは?価値とは?大変重いテーマを、人とポケモンのやわらかな愛情でガラスドームに包んで見せてくれた作品、というのが第一印象です。

プテラたちがポロックを食べ、それぞれの好みを知り、飲み物や菓子を頬張るシーンがとても可愛くて好きです。もったいないからちびちび食べようと思ったけど、すぐになくなっちゃうのめっちゃ可愛い。きっとちょっとずつ食べているつもりで、すごく大口開けてタルト食べていたんだろうなあ、プテラ……ふふ。それがまた「戻れない」象徴であり、前半のピカチュウ捕食、後半のヒトカゲ捕食との対比にもなっているのが、実に鮮やかですね。食事シーンが丁寧に印象深く描かれている作品には大変好感が持てます。

プテラが夢に見る白い光景は、絶滅した時の雪か灰の景色ではないかと作中では言われていましたが、あえてプテラが「造られた」時の研究室の部屋だったのではないかなあ、と深読みしてみます。
欲を言えば、お題の使い方が弱いかなあというのは少し気になった部分でした。とはいえ、非常によくまとまった作品だったと思います。良かったです。
あすぺふさん
評価:☆☆☆☆☆☆
井の中のプテラとカブトプスであった二匹が、フェロとの出会いをきっかけに、自分たちの運命や、この世界のほんの一部を知り、全体像を追い求める。
安穏な会話から激烈なバトルまで、緻密に描かれていて良かったです。
まーむるさん
評価:スキップ
上を目指そうとちゃんと書いた作品。
ただ、個人的にはどうもビミョーな出来。何だろう、形として上手く纏まっていない感覚。竜と短槍(自分のポケモン二次、ポカブをソーセージにして美味しく食べる話)書いた時とかと同じで、頑張ったものの何か最初の想定から大幅にずれてしまったような、目的地に向かって進んでいたのに妙な場所に辿り着いてしまったような。
でも、出来上がった物をガリガリ書き直す気にもならなかったから、そのまま投稿した。出来はビミョーでも多分作品自体は気に入っている。

舞台は、グレンタウンとマサラタウン。時代は赤緑以前。
テーマは主に、生きる事に関して。まあ、自分がそれに関して四六時中悩んでいるから、基本的に自分がしっかり作品を書こうとすると、一次二次関係なくそれが作品の土台に根付く事になる。
後は、価値に関してかな。自分の価値観は結構古典的な悪い部分の日本人的なところが結構多くて、価値が無ければ生きる価値もないと考えている部分がある。それは悪い価値観だという事で、壊しておくべきなんだろうけど、そうなりたくなくて必死こいてきた部分も強くて、それを壊すともう自分が頑張る理由も大してなくなるって言う。多分、プテラとカブトプスは自分の理想だったんだろうな。生きているだけで重大な価値があって、何もしなくても好きに生きられるんだから。社会人は自分で価値を作り上げて自分で自分を立たせ続けなきゃいけない。面倒。
けれどプテラはそれに納得が出来ず、自分の足で立って生きたいと思い、そしてそれを焦って大変な目に遭いましたとさ。

書いている間に化石からの復元、という事に対して色々考えてみた。
ポケモンの世界って超能力あるし、魂もあるし、魔法もあるし、色々ごちゃまぜな世界観なんだなって事に気付いて、それならばもし、化石ポケモンが肉体から、記憶からまで全てを再構築出来たとしても、魂というものが抜けてしまっていたら、もうそれは別の魂が入った別の生物であり、生き返るって事では無いんだろうなー、とか考えた。
後、肉体から、っていう事に関して、この現実世界で、骨の周りの土をこそぎ落とさずにレントゲンやらに掛けてみたら、それは肉体そのままで、体の構造とかが色々分かって、要するに骨を出す為にこそぎ落としていた周りの土も重要な史料となり得たのだという。
そして、今回の主人公であるプテラとカブトプスは、土をこそぎ落された状態からの復元で生まれた個体という設定。もうちょっと時間が経ったら、記憶とかももう少しそのまま持った状態で再誕出来るんじゃないかなー、と言う感じ。
カブトプスは何も覚えておらず、プテラは、骨にまで染みついていた絶滅を迎えるだけの寂しい光景を少しだけ引き継いでいた。
ただ、その設定特に殆ど生かさなかった。生かす前に何か話自体が終わった。

提示されたテーマの絵に関しては、正直そんなに覚えていないけど、シダ植物の世界ではなく、もう全く別の世界で生きていくその光景っていう感じで最後にそのシーンを入れた。twitterに流れてきた感想で薄いって言われたけど、まあ、そんなにテーマに関して意識していた訳でも無かった。

プテラ:
せっかち
レベルは20~25くらい。得意技は跳躍から体を捻って尻尾の叩きつけ。着地は背中から落ちる。考える方。
カブトプス:
おっとり
レベルは同じく20~25くらい。格好付けたがりだけど、恥ずかしがりでもあったり。あんまり考えない方。
アベ:
人間の研究員。優男。現地調査とか良くするから肉付きは結構良い。ネーミングセンスは無い。
新たに生まれたポケモンという事で、伝説のポケモン達から監視役としてフリーザーを持たされる事になっていたという裏設定。
ナミ:
ホウエン出身の女性。サーナイトのフェロと組んで各地で荒稼ぎして良い暮らしを送っている。
フェロ:
♂のサーナイト。他者と他者との心をつなぎ合わせて言葉が違くとも強制的に会話させる能力の持ち主。元々野生。結構強い。
リザードン:
マサラのヌシで、子供を好きに遊ばせていたら突如現れた得体のしれないポケモンがその子供を殺してしまいました。
フリーザー:
伝説のポケモン達からの監視役。ふたごじまがグレンタウンから近かったから選ばれた。実際は護衛の方が重みが強い。
後は、”太古からずっと生きている者達が会いたがっている事などを話した。”という点で、グラードンとカイオーガに会わせに行く役割があったり。

書き終えてから、プテラ(1.8m)とカブトプス(1.3m)の身長の違いを知った。同じくらいの身長のつもりで書いていたけど、うん、まあ、このカブトプス1.6mくらいありますので。
rairaibou(風)さん
評価:☆☆☆☆☆
・設定、そしてテーマがとても深い! 本来その時代にいてはならない生物が自身の存在意義を自問自答する展開は、ポケモンならではのものだったと思います
・プテラとカブトプスのキャラクターも良かったです、希望に満ち溢れているわけでもなく、それでも生物として自分たちの個を確立している。所々で描かれる、現代に染まっていく彼らの描写も良かったです
ラプエルさん
評価:☆☆☆☆
フェロの飄々とした態度、まさか伏線だったとは。「君達は死ぬまで何の脅威にも晒されずに楽しく生きられると約束されているって事さ」は、生まれた時から価値があるというプテラとカブトプスへの皮肉めいた発言なのだと思ったら、まさか本当になるとは…
“みらいよち”なのかな、とふと思いました。フェロの食えないキャラクターっぷりが好きです。

望まずして与えられた生命の二匹。ピカチュウを餌として与えられるシーンがショッキングでしたが、よくよく考えれば弱肉強食の時代を生きてきた彼らにとってはこれが自然なんですね。アベさんはあくまでも二匹を元の生活に近い状態にするために、狙って肉だけを与え続けていたのか、それとも単に気が回らなかっただけなのか…。そして、逃げてもどこでも探し出せるという発言、そりゃあまあトレーナーなんだから管理下に置いているとしても、なんだか含ませ気味な言い方。ちょっと怪しいな、と最初は思いましたが、フリーザーのがいなくなってから泣き顔になるあたり本当にただのいいひとでしたね。親切心で二匹と接しているのか、フリーザーに安心してるゆえに丸腰で接しているのかはわかりませんでしたが。

後半のフリーザーのくだりはちょっとくどかったようにも思いました。ルギア様とかホウオウ様とかはここで出てくるだけで必要さをあまり感じませんでしたし、説明が必要とはいえ口調がちょっとなあと…
最後の自らは見守る立場で、今日の出来事でいろいろ勉強になっただろうと語るシーン、ここは好きです。フリーザーのポジションがはっきり語られているなあと。もうちょっとセリフがすっきりしていればよかったなあと思いました。
Pさん
評価:☆☆☆
ゲーム中では再生後すぐに化石の持ち主である主人公達に託される化石ポケモンたちですが、そうでない生活を考えるとやはりジュラシックパークぐらしになりますよね。
冒頭の捕食シーンで描写される彼らの日常、ドームの中で行われていたそれがあくまで自然を模したものに過ぎないと骨身にしみて理解できる終盤のリザードンとの戦いは圧巻でした。
一度は彼らを滅ぼした寒気が終盤では伝説のポケモン・フリーザーとして主人公達を助けに来るという展開も、寒気が生き物のかたちを取れるポケモンの性質をうまく使っていてとても面白かったです。
しかしそっくりな口調のカブトプスとプテラの会話シーンが字数の多くを占めており、今読んだ台詞がどちらの台詞なのかについてはやや分かりづらいところがありました。主人公達のうちどちらが言ったかの言及も多く大変に気を遣われたと思うのですが、テレパシーで会話を行うシーンなどではそうした補足も少なくなったりとそれでも台詞判別における読みやすさには難があったと思います。
しかし物語を貫く野生の掟と、野生下で生きたことがない・他の個体が現状存在しないという自分たちの境遇に向き合う化石ポケモンたちの姿は見応えあるものでした。
ionさん
評価:☆☆☆☆☆
オチで庇護されるプテラ達に後味の悪いものを感じましたが、わたしの好きなタイプの話が非常に完成度高く纏まっていて、大好きです。
自然界のバランスを語るフリーザーも、三鳥の二次内での威厳の出し方として可能性の塊に感じました。
森羅さん
評価:☆☆☆☆
アベさんと二匹の関係がトレーナーとポケモンという意味での「おや」ではなく(まあ彼は「研究者」なのでそりゃそうなのかもしれませんが)、本当にちょっと不器用な親子のようでとても好きでした。この世に生まれ落ちた(もしくは零れ落ちた)命であるプテラとカブトプス。彼らがぬくぬくと暮らしていけるのは「彼らがこの世界から見て唯一無二という価値があるから」という目線は目から鱗で、膝を打ちました。その発想はなかったです。最後フリーザーが出てきたシーンが少し、唐突かなと思ってしまったのですが、彼らが「唯一無二」だからという価値だけではなく「この世界の異物」としてではなく、生きて行けるよう願ってしまいます。
Ryoさん
評価:☆☆
ごつい化石ポケモン達がカフェでスイーツを食べるシーンがとても印象的でした。あまり字数使ってないのにスイーツの描写がやたらおいしそうで…
前半の乱暴なピカチュウ捕食シーンはこのスイーツのシーンとの対比でしょうか。その美味しさをうまく言葉にできないプテラの、うまく言葉というものが出てこないあの感じが、凄くリアルでした。
また、生まれてからあまり多くのことを経験していないプテラとカブトプスが、少しずつ外の世界を知っていくにつれ、各々の生きる意味について考え始める…という哲学的なストーリーも、それ自体は興味を惹かれるものがありました。しかし、読み込もうと思うと、一人称と三人称の混同や頻繁な視点変更、誤字誤植の多さでどうしても文章そのものに遮られてしまい、申し訳ありませんがあまり読み込めておりません…
でも作中の野生として生きる上での価値観?みたいなものにあえて突っ込ませてもらうと、リザードンが死んだ子供の敵をとろうとするシーンがありますが、実際には動物の親は結構子供を見捨てる印象があります。それこそうまく育ちそうにないとか、天敵に襲われて助かりそうにないとなったら、親はもう見捨てます。親さえ生き延びていれば次の繁殖のチャンスに繋がるので…そこまで踏み込んでこの野生の価値観を描いてたら凄かったですね。
円山翔さん
評価:☆☆☆☆☆
けれど物腰は柔和なのも好きだった。
(この文の前に、何か抜けていませんか?)

元には戻らない、という意味でAnti Rebirthということでしょうか……そう考えると悲しいものがありますね……作られた命。それを告げられた衝撃。生きているだけで価値があると知った喜び。殺すか殺されるかの世界。
分かってはいるのですが、どうしても残酷さから目を背けてしまいがちな自分がいて、こんなんじゃ、野生の世界では生きていけないのだろうなぁとしみじみ思ってしまいました。アベさんとプテラ、カブトプスの関係が、いいなって思います。
うにゃさん
評価:☆☆☆☆☆
いのちの貴重さを思い知る。ポケモンの弱肉強食世界にメスを入れる社会派の物語でした!
終夜さん
評価:☆☆☆
「お前達を見定める為に居る」と仰るほど威厳に溢れていたフリーザーさんは、なぜアベさんの手持ちとなったのでしょうか……彼らの過去にも、色々とあったのかなあ。
ポリゴ糖さん
評価:☆☆☆
 現代に生まれた化石ポケモン、彼らの生き様を描くというシチュエーションは、私は触れようとしなかったところであり、そういった意味で新鮮な感覚を受けました。こういった色々なシチュエーションが考えられるところ、ポケモン二次創作の醍醐味を感じます。
 本作のテーマ、私が読み取れた限りですが、私の好みに合致していると思います。生きるということの本質は、「数え切れないほどの死を他者に与えながら、自分の生を繋いでいく」こと。自然の厳しさであり、その営みであり、そういったものを、単なる脅威として触れようともしないのでなく、今を生きるために一歩踏み出す。とても良いと思えました。彼らのこれから先の明るい未来を願わずにいられない、そんな締めも魅力的です。
 カブトプスとプテラのセリフがどちらがどちらなのか、気を付けないと分からなくなってしまったのは読解力の問題かもしれません。ただ、視点がカブトプスに行ったりプテラになったりで、安定感がもっと欲しいなあと。どちらがどう考えたことなのか、掴み切れないところがあったので、もう少し区別化してもいいと思うのです。外を知りたいという淡い希望を持つプテラと、ガラス張りの中で生きる安寧を良しとするカブトプスと、と受け取ったのですが、対立とまではいかずとも、お互いにそのあたりの認識を確認し合うとか、そういうシーンが欲しかったかもですね。
 あと、ナミとフェロがアベ達を尾行して来た理由は何だったのか、どうしても読み取れなかったところであります。ムズカシイことを考えているプテラが逃げ出したりすることを恐れたのでしょうか? あとはフリーザーを連れるアベは一体何者……? 赤緑か金銀あたりの主人公が歳を取った姿とか……?
 気になるところが多く残ったのは引っかかるところでしたが、良いお話として心に残る一作でした。
はやめさん
評価:☆☆☆☆
 最初に読んだときはあまりピンと来てなかったんですが、再読してこれは非常に深いテーマ性をもった作品だなと感じました。生きることはどういうことか、いかなる対価や代償を払っていかねばならないのか、考えさせられます。
 プテラとカブトプスは復元による誕生ではなく、経緯としてはミュウツーの逆襲を思い出すような創造によって生み出された人工的な命。ここがまず、惹かれたところです。そのあとプテラの様子が変わったのは、自分の出生の秘密を知ってから。ここの流れがちょっと分かりにくくて、上手く読み解けていないのですが、他者や外界へと興味を移していったのかなと思います。造られたポケモン、残された種族として、何かをしなければならない気持ちに駆られているようにもみえました。
 自分たちが造られた命で、自分たちを特別扱いせず親しみを覚えていたアベさんが、実はフリーザーという巨大な力を有していた安心感から自分たちに接してきたのではないかという疑心暗鬼、この流れは実にリアルでした。フリーザーは保護兼監視役ですね。生態系に悪影響を及ぼす害ある存在であれば芽を絶たねばならない。どうも役割としてはジガルデを彷彿とさせる印象を抱きました。そして、フリーザーというチョイスは、プテラとカブトプスの絶滅した氷河期とある意味では対応させているのではないか(これはあくまで自分の推測やこじつけに過ぎませんが)という気がしました。
 プテラやカブトプスが、最終的に人間・ポケモン社会に適応していくための心持を持つことが出来てよかった。「適応する」ということは、無闇に殺戮をはたらくのではなく、ルールを知り、その枠を守って、自分たちの身を守りながら、共存するということでしょうか。この辺が少しむずかしくて、ちゃんと読み取れている自信がないのですが、プテラとカブトプスの気持ちは前向きに変わっているのではないかと思いました。
 ところでこの作品、18000文字ぐらいということで、ストーリーにより肉付けをして、読者側の理解を深めることが出来るのではないかと感じました。ひとつひとつの展開は強い言い方をするとやや淡白気味であるかもしれません。ですので、文字数を増やして、プテラやカブトプス、それからアベたちの気持ちにもっと寄り添えるような分量があるとより入り込めたかなと思います。しかし、私はこうしたテーマがとても好きなので、グッとくる気持ちが湧いてきました。静かなる良作だと思います。
早蕨さん
評価:☆☆☆
 化石ポケモンが自身について考えるお話。自分が死んだら絶滅、という事実が理解できるとはどういう感覚なのか。そこを書くのはすごく難しそうですし、興味深かったです。現代に合わせて生きていくことを選んでいる2匹の選択が種にとって不正解だけど個人としては正解とか、そもそも正解とか不正解の話じゃなくてとか、どういう風に考え、捉えるのかが難しいですね。
 アベと2匹の関係性をもう少し掘り下げると、最後の言葉がもっとよく映えるんじゃないかなと思いました。
レイコさん
評価:☆☆☆☆☆
 化石をもとに生み出されたプテラとカブトプスに、わざわざ弱点の電気タイプのピカチュウを餌として与えたのはなぜだろう、と思いました。これはアベが、二体を現代の環境に慣れさせるための実戦訓練みたいなものを兼ねていたのでしょうか。野生で生きるのが幸せか人間の保護下で生きるのが幸せか、というテーマは好きなので興味をもって拝読できました。フリーザーが助けに来たのは若干唐突な感覚もありましたが、プテラたちが受けた生というものを深めるために必要なキャラクターだったのかもしれません。ちなみにフリーザーやフェロが語ったような、個の命や種族ごとに価値の違いがつけられるかどうか、私は結論を出しかねます。ですのでもっと単純で純粋な、アベの愛情に存在意義を見出したプテラの着地点に少しホッとしました。アベがどういう思いで絶滅したポケモンを化石から生み出したのか、野生に生きていたフェロはどのような経緯がナミに仕えるようになったのか、他のキャラクターのサイドの物語も知りたくなりました。これからプテラとカブトプスは同じように化石から生まれる仲間を歓迎する立場になるのか、あるいは幸運にも伴侶を見つけて種を繁栄させていくのか、彼らの行く末が気になります。投稿、お疲れ様でした。
逆行さん
評価:☆☆☆☆
 凄く惹き付けられるお話のテーマでありました。誰しもが他の生物を殺めないと生きてはいけない。数え切れない死の上で自分達は存在している。自然界には弱肉強食という抗えないルールがあり、その中で適応しなくてはいけない、ということ。「伝えたいこと」というのが非常にしっかりしていた印象です。 
 テーマも非常に深い上に、所々に伏線も存在し、ストーリの方も上手く組み立てられていると感じます。 
 人間が作った完璧な味のお菓子を食べて「この味を覚えたらもう駄目だ」って思ってしまう所とか中々考えさせられましたね。恵まれた暮らしを続けていると、ふと「この生活が終わってしまったら果たして元の生活に耐えきれるんだろか……」って思ってしまうものですよね 
 全体を通してお話のレベルは非常に高いと感じました。生々しさと言いますかワイルドさと言いますか、そう言った雰囲気も良く出てるし、描きたいものが書けてるなあという印象でした。やっぱり小説において描きたいテーマがちゃんと伝わるかどうかっていうのは非常に重要な所だと思いますし、その点において非常に評価できる作品であると感じます。 
 ただ、ちょっとイチャモンを付ける感じになってしまうんでけれども。そう言ったお話の深いテーマとか一切考えず、頭を空っぽにして幼稚園児みたいな視点で読んだ場合、なんと言いますか、ちょっと主人公達が「ずるい」って感じてしまう部分がありました。(ずるいっていう表現も適切かどうかはよく分かりませんが) 
 主人公達がリザードンに殺されそうになったとき、フリーザーに助けられた訳じゃないですか。あのときに率直に「主人公達だけ助けられてずるい」って思ってしまって。確かに、主人公達が保護される立場なのは分かります。ただ、リザードンの視点から言うと、これは相当理不尽な出来事なわけで。もちろん、自然界にはそう言った「理不尽さ」もあるんだってことを描きたいんだろうなあっていうのは分かります。主人公が保護される立場だっていうのはしっかり伏線も張られてありますし、展開のおかしさもありません。ただ、自分の心の中のガキな部分が、どうしてもずるいなって感情を抱いてしまう所がありました。 
 ちょっとこれは上手く言葉に表しにくい所がありますね。具体的に改善点を挙げられなくて申し訳ない。プテラとカブトプスがリザードンにギリギリの所で勝っちゃっても良かったかもしれません。それで、勝ったけれども瀕死の状態だったのでフリーザーに助けられるとか。そっちの方が自分の好みとしては良かったのかなあと。フリーザーに最初から最後まで助けてもらうのではなくて、ある程度は自分たちの実力でなんとかした方が。 
 ちょっと作品に自分の人間としての成長が追いついてない部分がありますね(?)。他の人がどういう感想を抱くのか一番気になる作品かもしれません。そういう意味で非常に興味深い作品であり、深いテーマだったと思います。 
フィッターRさん
評価:☆☆☆☆☆☆☆
 人間の手で生み出された化石ポケモンが生命について考える、というお話の構図がとてもグッと来ますね。自分が人間の勝手で新しく生み出された命だと知って、この世界に自分ひとりしか存在しない孤独な生命と気づいて、この世界は自分を受け入れてくれるのかと悩むプテラの姿が、見ていて胸が痛くなるようでとても印象に残ります。お話の中でこの葛藤を存分に描いているおかげで"俺達は、俺達自身の意志で生まれた訳じゃない。そんな……そんなもの、押し付けるな"という言葉の痛切さと重みが深く心に突き刺さってくるようでした。
 劇中で3回ある食事のシーンが特に印象に残っています。飼育場で生き餌を食べる。カフェでお菓子を食べる。この2パターンを描いた後で、プテラに"……ああ、多分、もう戻れない。この味を知ってしまった。"と言わせた後で、野生の世界で獲物を捕えて食べてその親に襲われる。そして、自分たちが野生の世界で生きていく生き方を知らなかったことに気づく……という展開を持ってくる構成、とても上手だなと思いました。
雪椿さん
評価:☆☆☆
 マスクネームを見て「!?」となりましたが、中身は普通(といったらアレですが)の話で安心しました。出てくる食べ物がかなり美味しそうでした(え)。
 フリーザーを所持しているアベさん、本当に何者なのでしょうか。とても気になります。
48095/坑さん
評価:☆☆☆☆☆☆
 プテラとカブトプスのふたりがとても愛おしい作品。
 プテラのことがとても気になってしまうけど、彼ほどに物事を考えるのは苦手で彼を不安げに見つめるしかないカブトプス。なんて愛おしい。
 どうか、彼らが明るい未来に生き続けられますように。
北埜とらさん
評価:☆☆☆☆☆
 カブトプスとプテラが世界に一匹ずつしかいない。ゲーム原作が「化石の復元」と呼んでいる技術がまだ確立していない時代のお話だったんですかね?
 凄く重いお話だと思うんですよ、でも全体を通して透明というか、余白を残しているような文章で、重さを感じさせない不思議な作品でした。生命の在り方。その価値について。深い……。読み込めば読み込むほどじんわりと胸に染み入っていくような感じです。エンタメ極振り野郎の私は、こういう作品を前にすると何を述べていいのか分からなくなります。難しい。
 とりあえず、アベさんがめっちゃ良い人だなあって思いました(こなみ)。アベさんと化石ポケたちの関係性がとても好きです。自分たちが作り出した命、それも彼らが望んだわけではない命、人間のエゴが生み出してしまった命ですよね。フリーザーが語るように「適応できなければ死んでゆくだけ」のそのエゴが生み出した命を、アベさんが本当の親のような感情で慈しんでいるのがよく伝わってきました。二匹がアベさんのことが大好きで、

> ……単純な事を忘れていた。
> アベは、自分達を愛してくれていた。アベにとって、自分達はとても大切な、愛すべき存在だった。
> それは自分達が作られた生物でとか、太古に生きていた生物でとか、そんな事よりもよっぽど大切な事だった。

 プテラの心の迷いがこの着地点に至るところからも、アベさんがいかに彼らを愛しているかがよく分かるのですが(このシーンめっちゃ好き)。他にも、二匹が外の世界のことを、断片的にだけど、ドームの中で生まれ育ったにしてはたくさん知っているところからも、アベさんが二匹が外の世界に適応するために色んなことを教えてあげているんだなあというのが分かります。二匹がドームの外でピカチュウを襲わなかったのも、「この世界は結構複雑らしい」ということをちゃんとアベさんが教えていたからだと思うんですね。そうでなかったら、いつもドームの外にいて襲えない獲物が今日は襲えるわヤッホーっつって捕食してても不思議じゃないじゃないですか。二匹の知性というのは、彼らの未来のことを考えて、アベさんが身に着けさせたものなんですよね。これはアベさんの努力ですよね。
 また前半のアベさんが二匹と対話するとこがとても好きで、これ、アベさんが給料一か月分をはたいて彼らと対話をしようとしたの、「研究材料だから」以上の感情があるに違いないんですよね。よかれと思って生餌ばっかりあげてたりニックネーム考える才能がなかったりする人間が不器用なアベさんが、

> ――これだけは、出来るならば、しっかりと対話が出来ている状態で言いたかったんだ。

 と言って二匹に真実を伝えるの、研究材料以上の存在として二匹と心で向き合っている、アベさんの実直さを感じられてとても好きです。素敵な人だよアベさん……。二匹の世話をしているのがアベさんでなかったら、きっと二匹は全然違う道を選んでいるかもしれませんね。

 作られた命。死ぬその瞬間まで、天涯孤独。
 プテラがスレてないのがいいんですよね。生きるのは楽しい、食べ物はおいしい。でも、美味しい食べ物を知るのは怖い。世界が広がっていくことは怖い。この無垢さが愛しいなあ……。そして、だからこそ、彼の寂しさをとても切なく思います。プテラが行ってしまうことを不安に思うカブトプスとの関係性もとても良い。
 作られた命が、この世界に馴染めるかどうか、見定めるための壮大な実験。二匹がこの世界を知っていくため、適応するための歩みというのは、そのまま彼らを監督しているアベさんの歩みであり、使命であると考えます。プテラやカブトプスが世界に適応すること・種を繁栄させることを前向きに捉えはじめたことを、アベさんにもちゃんと汲み取って、三人四脚で頑張ってほしいなあと思いました。きっとアベさんなら出来る。がんばれアベさん!!
 ところでこの実験は、プテラ&カブトプスをもう少し個体数的に量産してそれぞれ観察しないと、この二匹の「性格」の如何でかなり左右されてしまうと思うんですよ……そこはいいのか……サンプル数が少なすぎるぞアベさん! 技術的に量産が難しい段階なのかな? がんばれアベさん!!w
 ちょっとだけ気になったのは、作中のプテラーカブトプス間の地の文の視点移動です。カブトプスが「プテラが遠くに行ってしまうと考える」→「俺も扉の先へと行かなければ」と考え方が変化することをカブトプス視点で描きたかったのだと思われますが、そこを台詞での表現に置き換えてプテラ視点を一貫した方が、読みやすく&入り込みやすくなるのではないかな~と思いました。あともう一つ、個人的にはテーマの使い方がやや薄すぎるかな……と。テーマを活かすべきか・入れるだけでクリアとみなすかは解釈の別れるところでしょうので、だからといって減点とはしないのですが、やはりテーマの使い方が印象的な作品には加点したくなります。夢の情景をテーマイラストにして、海沿いで生まれ育ったから知る訳のない山の中を知っている、とかじゃダメだったのかな、絶滅に繋がらないからダメか。
 ノスタルジックで味わい深い素敵な短編だったと思います。もしかしたらアベさんに感情移入した私の読み方は作者さんの意図ではなかったかもしれませんが笑、とにかく応援したい三人組でした……!! がんばれアベさん! 化石ポケの未来はあなたの肩に掛かっているぞ!!
 投稿お疲れさまでした!
春さん
評価:☆☆☆☆
 カブトプスとかプテラっていうと、ゲーム初代を思い出します。世代なので鮮明にゲーム画面を思い出すことができました。貝の化石か、甲羅の化石か。化石マニアに「どっちか選べ」と言われて「→ころしてでも うばいとる」の選択肢が何故ないのかと思いながら、泣く泣く片方だけ選んだ思い出が……。プテラは秘密のコハクからの復活でしたね。太古のポケモンが蘇るというのは、子供心にわくわくしたものです。
 こちらの短編では「Anti Rebirth=反再生」のタイトルの通り、化石やコハクからの復活ではなく細胞の再生、ミュウツーと似たような経路を辿っての復活をした。でも過去の記憶がうっすらあるとプテラ達は言っていて、博士が驚いてました。現実でも臓器移植で趣味嗜好が変わったりする話を聞いた事があったので、脳だけでなく、体の記憶ってやっぱりあるのかなぁと思いました。DNAに刻まれた記憶って響き、素敵ですね!
 自分の存在について。誰でも一度は考えてしまうテーマだと思います。特にプテラとカブトプスは既に滅んだ種族ですし、この世にたった一人きりってのは、何とも孤独な感覚だったのだろうと思います。仮に自分が最後の地球人とかになったら、たとえ言語が通じたとしても、ずっと不安を感じそうです。幸いにして、彼らは大切に思ってくれる人がいて、世界もそこまで冷たい訳じゃなくて、受け入れようとしてくれている。でも守るべきルールとかもあるから、それはこれから学んでいかなくちゃいけない。生まれたのは人間のエゴでも、今を生きていることには変わりないって感じがします。
 カブトプスとプテラが甘いお菓子を食べたときの「もう戻れない」って台詞は、便利さを知ってしまった人間みたいですね。知らなかったらそのままでいられたけど。二匹が最後に「ちゃんと学んでいかなくちゃな」って言ってたのは、生きるために変わっていこうとする姿勢って感じてとても好きです。世界を恨み、跳ね除けるのではなく、その中でルールを学び、ともに生きて行こうと、受け入れられるようにと努力する。「押し付けるな」とも言ってましたけど、自分たちを支え、見守ってくれるフリーザーやアベに触れて、なんとか頑張ろうって、最後には思ってくれたのかな。そうだといいなぁ。
 太古の昔と、現在の彼らと。両方に想いを馳せることのできる、懐かしい香りのする短編でした。
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評価:☆☆☆
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評価:☆☆☆☆
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評価:☆☆☆☆
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評価:☆☆☆☆
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評価:☆☆☆☆☆
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評価:☆☆☆☆
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