軽薄な様子だけど強いって良いですよね……　タイトルはどういう意味なのでしょう？

脚光を浴びるのは勝者ですが、モブや敗者にも、彼らの人生がある……
影の強者である、バトル施設のスタッフトレーナー達に着目した、その着眼点が好きです。
バトル施設の連中、連勝を重ねるとやたらと強くなりますから、強豪トレーナーじゃなければ務まらないわけですね。

真夜中のバトル。なんかこう、「いいこと」ではなく「わるいこと」をしているような気分になりますね。布団をかぶって夜中にこっそり読みたい作品。今回B作品でガッツリバトル描写をするのはなかなか少なかったイメージなのですが、この作品はバトルメインですね。主人公と彼がどちらもポケモン世界における（いわゆるサトシ的な）正統派ポケモントレーナーで、力と力のぶつけ合いとか、「またバトルしたい！」と思う感情とかがすとんと胸に収まりました。なかなかこういう正統派なトレーナーもの最近読んでいない気がします。また、主人公のおにーさんが普通の電車の駅員とか乗務員を想像させておいてバトルサブェイの人間なのも素敵です！　最後のオチを読んだ時の「その手がああああ！　そう言えばそうだああ！！」感が凄まじかったです。
あとこれは蛇足なのですが、ヤブクロンのフィギュアが良いですよね。いい味出してます。こういう職場の机周りの癒しってとても好きなんです。可愛いです！

爽やかな一作でした。バトルサブウェイというチョイスが渋いですね！
全体的にバトルもストーリーもサクサクな進行だったので、濃い味好きなわたしとしてはもっと熱量が欲しかったのですが、その中でも青年のこの喋り方が物凄く性癖に刺さります。
＞「……ははは、熱烈」
このセリフたまらんぜよ！？！？（唾を飲み込む）
こんな軽くてカッコいいセリフもあれば、
＞「……俺さあ、あの時、自分の力全部出しきったの。だから、負けたのすごいショックだったんだよね。全力出したから悔いはないなんて、言えない。やっぱり、勝ちたかったもん」
こういう深いところから出るセリフ。勝ちたいという思いがあればあるほど悔しいですよね。
バトルを通じて分かり合える、ってあると思います。わたしたちはポケモンバトルはしませんが、こういう風に作品と作品、或いは作品と感想をぶつけ合うのも、それに近いのではないかな、と感じます。
きっと彼らにしか感じられない何かが、運命を引き合わすのではないのかなあ、と思ったりしました。

本筋としては安定した会社人と将来に不安を抱える若者の一線枠って感じでしたね。
本筋に関係ない電話の描写が、ああちゃんと社会に所属できてるんだな、と印象的。

説明としてわかりやすいバトル描写だと思うんですが、自分は同時に詩的でもあるバトル、というの見ちゃってるんですね。
具体的には、春さんがじゅぺっとさんに教えたこととか思い出します。確かネット上で理論、理屈で説明していたんで。
自分本筋に関係ないなと思うと読み飛ばすクセまでつけちゃってるんで。特に戦闘描写を読まないことは多い。
　ちょくちょく詩であるようなフレーズはあるんですけど、感覚的にポケモンが経験していることを書く、みたいな勢いがもっと欲しかったなって。
それをやりすぎた結果、自分のように、誰がどこで何をしているのかわからなくなったらダメなんですけど。
こういうやる気ない読者をどれだけ振り切るかってことも大事だし、読者がこっちで頑張るのも大事だし、
でも綺麗だなって思うと、みんなより読みたくなると思います。
難しい… いや、自分がいかにクオリティの高い作品が多い環境、恵まれた環境で二次小説を読んでいるか、ってことでもあり。

最初の挨拶で時間帯を表現するのは面白いな、と思いました。主人公はクダリかな？

恐らく元ネタがあるのでしょう。ごめんなさい、そこまで読み解くことが出来ませんでした……。
ただ二人の関係はなかなか熱いな、と感じました。

夏のお土産、でしょうか。意訳すると暑中見舞いとかお中元とかにも出来そうですか。タイトルの意味はさておき、ひと夏の些細な出会いの物語って感じですね。バトルを繰り返す中で相手の素性が少しずつ見えてくる展開自体は、とても好みでした。仮面を外した彼の行く末が気になるばかりです。

一度は敗れた青年が、バトルを通じて再び前を向くというのが、とても胸アツでした。やっぱりポケモンバトルっていいなあと、改めて私も思いました。

バトル描写って難しいですよね。この作品はバトルをメインに据えているのと、何度かバトルを繰り返しているので書くのが大変だったと思います。
欲を言えばもう少しバトル中の描写を濃くしても良かったかもしれません。今でも状況はしっかりと伝わってきますが、やや単調で味気ないように感じました。
エリートトレーナーゆえの挫折。そこからバトルに対する情熱を取り戻していく段階がきれいにまとまっていました。それに情景が美しいです。仮面の青年と、海と、月。ちょっぴり優艶で怪しい雰囲気が素敵な作品でした。

バトルの描写が丁寧かつスピード感があった良かったですね。月明かりの下で戦うってすごい、カッコよさそう……！
少年がバトルを通じてチャンピオンを目指していた時の情熱を取り戻していくという流れがとても好きです。それでもう一度バトルサブウェイで戦いを挑みに来るという展開も熱くて良かったなと……！
そんな熱い少年なのに、どこかフランクさも持ち合わせている所が面白かったです((
いい作品でした！

バトルで心をぶつけ合うトレーナーのお話。心の底に宿る熱いバトル魂が燃えていました。
スタイルに惚れた相手とやりあうのはドキドキしますよねえ。そういう要素をもっと盛ってもよかったかしら。マスク青年のバトルは舞うような戦い方が持ち味なら、それを鮮やかに魅せてほしかった。今のままだとただの技と技のぶつけ合い、アニポケのバトルシーンとそう変わらない印象。官能的な要素はバトルの中で存分に発揮して欲しかったです。あ、主人公がサブウェイのどのモブなのか、マスク青年の正体がゲームの特定キャラなのかどうか、分かりそうで分からないのがもどかしかった。

タイトルを検索してみたら僅かにヒットが。スブニールデテ、「夏の思い出」なんですね。ストレートながらお洒落なタイトル。

作中を通して、休暇中の主人公と謎のトレーナーが一対一の真剣勝負を行う、シンプルかつ白熱するストーリーライン。互いの技と戦略が交錯する、玄人同士の戦いであることが伝わってきます。
「空を舞う、月光に冴える紫色。しなやかに体をねじり、堕ちていく。」素敵な文章です、ここ大好き。舞うようにポケモンを戦わせる青年がありありと浮かんできます。

文頭の一文字空けがなかったのが少し残念。
バトルもので臨場感とともにポケモンたちの躍動感がこれほど感じられる文章を見たのは久しぶりだったのでかなり胸が高鳴りました。ありがとうございました！

タイトルは「夏の思い出」でしょうか。真夜中の唐突な出会いから始まる強者トレーナー二人の奇妙な縁と再会への収束。
青年が強い理由は途中で語られつつも、それと渡り合うことのできる主人公の正体をオチに持ってくる構成が上手いです。
ただ強烈に印象に残ったのは、作中でさえ「ふしだら」と形容される、そのインパクトが主題であるポケモンバトルを凌駕してしまっている気さえするほどの青年の官能的な台詞回しでした。意図されたものでないなら　たいへん　申し訳ございません。
しかしこの台詞が似合うならさぞ伊達男なのでしょうと思わせる。マスクを被った理由がよくわかります。

タイトルの意味が分からなくて調べました。お菓子の名前でしょうか。別の検索結果では、フランス語で「夏の思い出」。納得しました。私の勝手な想像でしかありませんが、誰かに好きでいてもらえるって、とても勇気を貰えると思うんです。大きな闘う人は特に。だからこそ、蒼いマスクの青年は立ち上がれた。サブウェイで快進撃を続け、恩人の元へとたどり着こうとしている。この先どんなバトルが行われているのか見られないのが残念ですが、そこは敢えて語らないからこそ粋なのかなぁと。
その強い瞳は、もう蒼に隠されてはいない。この表現が好きです。何度もマスカレイドマスクと書かず、敢えて「蒼」と。こういうところがまた、粋だなぁと思いました。

イッシュリーグで敗れた青年が、バトルサブウェイで働く主人公と出会い復活する話。
マスカレイドマスクにアロハシャツという何とも目立つ格好の青年と出会った主人公は、ポケモンバトルを重ねて青年の正体に気付き、青年がマスクを脱ぐきっかけとなった……。物語が終わった後にあるであろう全力のポケモンバトルを考えると、とても熱い話でした。ところどころに「ん？」と思ってしまう箇所ができてしまったのは、恐らくチャットや他の方の感想を見たからでしょう。それに気付くと、確かにそれの雰囲気も感じられると思ってしまいました……。
それはともかく（え）、二人は全力のポケモンバトルの後にいいライバルとなるのでしょうね。勝っても負けても、青年にはバトルサブウェイの常連になって欲しいと思いました。

はあああなんでしょう…とても色っぽいですね…！青年と主人公それぞれ違った色っぽさがありますが、一方バトルで熱くなるところはさすが男性の雄々しさというところなのでしょうか、魅力的なキャラクターでした。主人公がノボリさんでもクダリさんでもなく、名もなき強いトレーナーというのがとても好きです。バトルサブウェイはあまりやりこんでいないのですが、実際にゲームにいるトレーナーなのでしょうか？気になります！

なんかこの頃のゲームで必ず毎回バトルをしたがるNPCがいたなあ…と思って優しい気持ちになりました…！おにーさん呼びが好き。

お互いの強さを認めているのに、近づきすぎない微妙な距離感。そして、夜の海辺で1対1のバトル。なんというんだろう、熱いんだけど、知的な頭脳戦が繰り広げられているというか、そういった雰囲気がとても好きです。そして、再び相まみえ、どうなるんだろう！？　というわくわく感を残したラストも余韻がありました。

えっちだ…！(違
幻想的で静かで、しかし確かな熱を孕んだお話。
雰囲気があっていい作品だと思います。

「暇なら俺といいことしない？」
い、いいこと……だと……？？男相手にその誘い文句はどうなんだいっ、青年ンンン？！！（しめやかに発狂）
冒頭から凄まじい台詞が出てきて、素でびびりました。
若いってさぁ、すごいよね……思いも寄らない行動、とったりすること、あるよね。
作中、彼らはポケモンバトルを繰り広げているだけのはずなのに、地の文によってところどころ妖艶度が跳ね上がっているような気がしてなりません。
ねえこの作品、色っぽすぎて危険度バリ高くない？大丈夫？？？私は彼らの色気に当てられて、酔っ払っちまいそうだよぉ……。
う～～～ん……青年の仕草や言葉自体、そもそも妖艶だから……というのもある、のか？
作者さん、最初から色っぽい路線を狙っておられたのだろうか。
アカン、どうしても邪推してしまう。だって青年の色気やばいんだもの。最初からクライマックスなんだもの。危険すぎる。
彼、ここから更に成長していったらその内色気が天元突破しちゃいそうですね。
そして数多の女性が餌食となってしまいそうだ……ああ……将来が心配だなあ……。

　突然ポケモンバトルを仕掛けてきた、強い少年。謎の少年と、主人公の男性、恐らくバトルサブウェイのあの人ですよね。BWのサブウェイはあんまりやらなかったので記憶があいまいで申し訳ないのですが……。
　ストーリーとしてはまさに王道。イッシュリーグの決勝戦まで上り詰めるほどの実力のある少年が、そこでの敗北をきっかけに表舞台から消えてしまう。そんな少年だけど、やはりポケモンバトルが捨てきれず、直感で強いと感じた主人公に勝負を仕掛けてしまうことから始まる物語。一直線で綺麗に進んでいく、心地の良い作品だったと思います。自身の顔を隠すためのマスクも、ポケモンバトルに未練のあるものの世間に顔向けできずにいる少年にとって、とても意味のあるものなのではなかったのでしょうか。それを外して勝負ができるようになったということは、少年は過去を乗り越えることができたみたいですね。あとこちらの感性によるものなのですが、ちょっと色っぽい雰囲気も良きです。ただもうちょっとひねりがあってもよかったのかもしれません……。
　作品投稿、お疲れ様でした。

　王道的作品でしたね、起承転結がしっかりとしていた印象です。
　せっかくですからもっと文字数を使って展開や感情のある作品にすればもっと星をつけたと思います。

　月夜の下で謎の仮面の青年とバトルをする、とても幻想的で運命的なシチュエーションだと思います。レパルダスにバッフロン、クリムガンにコジョンドといったイッシュのポケモンたちの持ち味が生きているバトルも見どころだと感じました。
　最初マスカレイドマスクをした青年という記述を見て「よもやジョウト四天王のイツキか！？」と思ったのですが、そうではないっぽいですかね。もしもそういった取り違えによる攪乱を狙っていたのであれば私に対しては大成功でありました。四天王って全体的に謎が多いですよね。
　仮面の男の目に対して「知っている」と思う部分は伏線としてとても良いものだと感じたのですが、「舞うような戦い方が目に焼き付いて」というのであれば、戦い方のところに既視感を覚えたという記述があればより納得できると思うのです。「自暴自棄になったトレーナーが失踪するのはよくあること」とありますが、そういうトレーナーを登場人物たち（主人公とその同僚）がどう思っているのかを提示した上で、その中にあって作中のマスクの人物は主人公にとって特別だったというのであれば、そこを強調するとより深みが増すと思います。
　一番最後の雰囲気が最高にわくわくしましたね。「さあ、決着をつけるとしよう。久しぶりに楽しいバトルが出来そうだ。」お互いににやりと笑いながらボールを投げるみたいなシーンを連想させるような、非常に良い締めのシーンでした！

　作者さんの意図じゃなかったらすいません……でもぶっちゃけそういう風にしか見えないので書きますね……えっちだなぁ（感嘆）　いや冒頭のふしだらシーンだけじゃないですよ！！　体を抱いて震えて「ゾクゾクする」とか……ギラギラした瞳とか……熱い息とか……熱烈とか……突然笑い出すシーンも……再会の鼓動も……いや多分そうですよね？　えっちだなぁ（二回目）マスカレイドマスクの青年が帯びる妖艶な熱にあてられてしまいそうな作品ですね。
　イッシュ、真夏の夜、波打ち際、マスカレイドマスク。実力者が実力者を見抜き、その実力を求める。自己紹介もなく始まるバトルは、言葉よりも雄弁に互いを語り合うのでしょう。リーグの決勝戦の敗戦で見せた彼の「凪いだ目」が、現在は勝った時に垣間見え、逆に負けた時に熱意を取り戻した様子なのが、彼にとってこの出会いの大きな意味を物語っていますね。数年間彷徨い続けた彼の心が、いきずりの男と、二人きりの夜に互いをぶつけあう熱いバトルで、再び熱を帯び奮い立っていく……やっぱりえっちじゃないですか！！　えっちだなあ（感嘆）
　えっちさに気を取られてしまいがちですが、この作品、戦闘描写が非常に魅力的だったと思います。最低限の情報量で的確に動作を伝えながら、美しさや迫力、一瞬時が止まるような瞬間まで、行間さえ駆使して魅せている。とても分かりやすいバトルシーンで、ポケモンの選出も含めて「舞うような」と評される青年のバトルの特徴を存分に描き切れていたと感じました。短くても十分に見所のあるバトルシーンになっていたと思います！
　投稿お疲れさまでした！

　二人の熱いバトルは見応えがありました。主人公はバトルサブウェイで働いていたんですね。どうりでバトル強い訳だ。 
　最初の「ふしだらの誘い」の下りで笑いました。男同士なのになんていうことを…… 。でも男女だとまたセクハラとかで問題になるから男同士の方がむしろ良かったかもしれない。 
　青年が主人公と戦うことでバトルに対する情熱を取り戻している描写がとても丁寧で良かったと思います。最後にバトルサブウェイに挑戦し青年との再戦が始まる直前で幕を閉じたのも余韻がありました。 
　欲を言えばもう少しバトル描写に力を入れて頂ければなあと思います。この小説はバトルがメインだと思いますのでそこで勝負するべくどうしても文章力が必要になってきてしまいます。 
　技名をそのまま叫んでいるのは分かりやすさという点では優れていると思いますが、ちょっと単調な気がしました。なので「あの技で決めてやれ！」とか「相手を切り裂いてやれ！」とか、そういう命令も入れていって良いんじゃないかなあと思います。ポケモンは賢い生物ですので、そういう指示のみで理解できても不自然ではないかなと。むしろパートナーとの連携がより取れている感が出るんじゃないかななあと思います。 
　後は単純に個々の技の描写をもっと細かくすれば良いかなあと。みだれひっかきをするシーンなら、レパルダスの爪の鋭さだとか、バッフロンの硬さだとかを、もうちょっと詳しく書いて頂けるとよりバトルシーンに没入できるかなあと思います。 
　偉そうに色々言ってますが自分はバトルシーンあんまり書いたことがないので、これ以上どう改善すれば良いかは分かりませんでした。バトル描写が巧い小説なら何個か知っているので、企画終わった後に個人的に聞いてくださればお答えします。 
　念の為言っておきますが作者さんの文章力は決して低くはありません。むしろ分かりやすいくて質の高い文章だと思います。ただバトルシーンだけで勝負するとなると、更なる文章力を求めてしまうのです。文才がないと落ち込むことは全然ないです。これからもバトル小説をどんどん書いていって欲しいです。 

　バトルサブウェイにそこはかとない懐かしさを感じますね。
　バトルしたトレーナーが実はリーグ決勝まで上がれるトレーナー、という展開。彼はおにーさんの熱烈なラブコールに一体どんなことを感じ取ったのでしょうか。なぜ最後戻ってきたのでしょうか。そこが気になる。そこを読みたいなあああと思いました。
　ラストでの再び相まみえる展開はアツいですね。心躍ります。
　良い気分で読める二次創作でした！

　バトルを通したトレーナー同士の絆を描く、王道ど真ん中のポケモン小説といった趣を感じました。
　情報量は少ないながらも物足りなさを感じない、シンプルながら洗練された作りになっている地の文が目を引きます。戦闘描写も心理描写も、そこまでガッツリ書き込んではいないのにちゃんと伝わってくる。読んでいてなんだか不思議な感覚になりました。
『神経衰弱』の使い方も印象的でした。"神経衰弱してるからババ抜きって。意味が分からん。"この文章好きです。

　バトルも会話も彼らの想いも、熱血とはまた違った熱が迸っていました。
　レパルダス＆コジョンド、バッフロン＆クリムガンと、ポケモンのキャスティングがそれぞれイメージに合っているのも良い感じ。
　最後、お兄さんがものすごく心沸き立ってるのが伝わってきてこちらまで熱くなりました。すごく良かった！

　タイトルそのまま、「夏の思い出」
　序盤でまず突っ込みたい。お兄さん、「ふしだらな誘い」っていう前に君たちは野郎同士じゃないですか。突っ込むところが違いますよお兄さん。
　でも話が進むごとにもうベーコンレタスしか連想できない……。「こんなにぞくぞくしたの久し振り」って台詞が危険すぎる。いろんな意味で危険な感じが。「かすれた声は潤みを帯びていた」って地の文が更に危険度と色気を押し上げた気がする。普通に彼らはバトルしているだけなのに、こんな事を考えてしまう私はおかしいのでしょうか。
　主人公はバトルトレインのスタッフだったのですね。夏の思い出のその後、再会した青年は迷いのない目をしていた。別の場所で出会った二人が、また別の立場で出会うって形は私もとても好きです。バトルでその関係性が続く、っていうのがポケモントレーナーらしい。話はバトルで！ 
　綺麗にまとまった、大変色気のあるお話だったと思います。文章全体から漂う、青年の妖艶な雰囲気にうっかり傾倒してしまいそうでした。ありがとうございました！

　スブニールはフランス語で思い出。デテは夏のことでしょうか。夏の思い出、で、スブニールデテ。外れてたらすみません。レパルダスVSバッフロン。コジョンドVSクリムガン。月夜の闘いっていいですね。仮面の青年の素顔は、数年前のカロスリーグ決勝戦で敗れた少年トレーナーだったんですよね？　それならばポケモンバトルに強い理由も分かりますが、一人称の俺にあたる人物がなぜこんなに強いトレーナーだったのか、気になります。せっかくの休暇という台詞があるので、この時点ですでに、バトルサブウェイの強者に名を連ねていたのでしょうか。それにしてもバトルサブウェイ、ゲームで何度か乗ったので懐かしいです。ノボリも認めるストッパーとは、もちろん「俺」ですよね？　評判の挑戦者はついに仮面を脱ぎ捨てたのですか。えがかれてはいませんが、目が離せない勝負になることは必至ですね。投稿、お疲れ様でした。

　アロハシャツ+マスカレイドマスクってすごい絵面だ。
　「俺がお前のことを覚えていたのは、お前の戦いぶりが好ましかったからだ。だからこそ、お前があの日勝てなかったのが悔しかったし、お前が表舞台から姿を消したのは、心底惜しいと思った。ここでお前と出会えて、お前と戦えたのが……嬉しい」という奇縁が良いですね。本人を応援していたけど、こういう形で戦えた。後腐れもなく気持ちよいラストでした。

　はじめタイトルを「お茶の思い出」と勘違いしていた私こそが真のおフランスかぶれという可能性があります！
　お二人ともすごくかっこよかったです　バカンス先での強者の邂逅はよいものですね　この後に待ち受ける真剣勝負がとても気になります……！！！！！！！！　この後の展開が気になる作品はとても素晴らしい……