空白を埋めるような正しく二次創作！　という作品でとても良かったです。『言わなくても良いことって、きっとあるよな。』辺りのシーンがとっても好みです。

新しい風というわけではなく、装いを新たにした始まりの風が吹くようなお話でした。今在るものが、きらきらと光るを弾く様が好きで素敵だなと思いました。

今までベルちゃんは可愛いな良い子だなと思いつつもトレーナーとしての魅力がわからずにいたのですが、この小説を読んでしっかりベルちゃんが好きになりました！頼りないイメージでしたが、しっかり結ばれたポケモンとの絆、トレーナーとしての強さだけじゃない、ベルちゃんのよさを見て信頼を寄せているポケモン達にぐっときました。これはまたBW2の冒頭を見にプレイしたいですね…！

人の腹の中は全く知らないけど、書くにあたって思い浮かべた作者自身や他の人が満足するような、僕のわからない魅力が何かあるのなら、ここからの文は読み飛ばしてください。
　良質なBWシリーズ作品は何個あっても足りないんで。どうか次回作を供給お願いしますお願いします。無理にとは到底言えませんが。
BW2が自分にとって神なので、その神さを再現するためにそこに食らいついた作者様はみんなの物語のシナリオ作った人に比べても尊敬するけれど、この作品だからこそのエッセンスが僕を楽しませるには足りない、と思う。
その大半が原作から演繹されるものの延長線上にしかないんで、ベルさんの話、その幼馴染の男の子の話として見た時にBW2原作以上の印象が薄いです。
　要するに、BW2の原作から簡単に読み取れる以上の、関係性や魅力、新しい発見をいかに納得できるよう汲み取っているのかってことで。
(それは、この作品の場合ベルとチェレンの関係性になるでしょう。)
ここからキュレム捕獲までのやりとりにおいて、脳死で読んでいても僕が感じ取れたそれになるでしょう)をしゃぶり尽くしてしまった読者にも、納得がいくような新たな発見ができるのか。
　最近見た例でいえば、たとえばtoufuさんというpixiv漫画のスモモ編とか。
その辺は他の原作あり作品の自分の感想読んで言いたいこと汲み取っていただけると大変助かるのですが。

いや、比較対象がおかしいんですよ、要は。自分は舌がちょっと不相応に肥えちゃっているだけで。
あと、アデクさんファンでしょうか。ずいぶん出てくると思った。　あとでもしかしたら追記します

一生懸命なベルが可愛い話でした。なんというか、どこもかしこも情景が目に浮かぶような描写力、そしてほんとにベルとチェレンって感じなのがいいですよね…。
BWとBW2の空白の時間を鮮やかに描いた素晴らしい作品だと思います。

ムシャーナの見せる夢を「映写機で映した古い映画」と表すセンスがとても好きです。
この図鑑を届ける旅だけでなくBWから2を繋ぐ2年間の間までもがムシャーナの夢、そして作中で見せるベルの言動やアデクの言及で的確かつ十分に表現されていて、言葉のみ、あるいは行動のみという説明不足に陥らない確かな説得力を持つ上質な補完作品に仕上がっていると思います。
冒頭から中盤にかけてのベルは新人に届けるはずの図鑑を落としていたり、野生ポケモンに翻弄されたりと2年前にもまして頼りない存在にも見えるのですが、その悪印象を後半で見事払拭する、ベルの普段の生活からくる特技の特別さを描き出す展開は見事なものと感じます。
またベルのみならず、失敗の最中にあるその心情を慮って顔を合わせずに事態を収拾する大人の対応を身につけたチェレンにも2年分の、そしてジムリーダーという憧れを持って見上げられる立場相応の成長を感じます。
そしてその結末はこの物語でみせた成長をもってBW2主人公を導く存在となった本編へと綺麗に繋がっていて、全体に明確な目的とまとまりを持って書かれた良作と思いました。

ベルのがんばり、アデクさんの渋さ、チェレンの思慮深さ、それぞれのキャラの良さが最大限に引き出されている作品でした。面白かったです。
自分の成長も見てほしいけど、ベルのことを考えてあえて会わないという選択肢を取るチェレンがかっこいいですね。「言わなくても良いことって、きっとあるよな。」という一文が好きでした。
最後のベルのセリフ（ＢＷ２で初対面の時のセリフですかね）に、重みを感じました。成長したんだなぁ。

ベルのおつかい。タイトルが実に可愛いです。

BW好きの方にお勧めしたい作品です。
結局見つけたのはアデクさんでしたが、ムーランドは探し物にはばっちりですね！

ベルとチェレンの話！仲良しよき。アデクさんも登場してて嬉しかった。

ベルちゃんほんとおっちょこちょいの天使～！！あのオープニングの前にひと悶着あったと考えると胸が激熱ですね！

ベルちゃんかわいい！！ドジっ子とか天然の子ってかわいいですよね！！
チェレンに見てもらうんだー！ってなってるところからの、「しかし、こうだ」に笑っちゃいました。このテンポの良さはすばらしい。

一人ごちた、という表現が気になって（というより若輩知りませんでしたごめんなさい）調べました、チェレンは「いよいよ」と頭にあるあたり、あまり独り言を呟かない性格なのだと暗に言っているのでしょうか。原作ではそこそこ独り言が多かった気もしますが、思い返してみると誰かに聞いてほしいような話し方が多かったのかも。

イッシュの地名がたくさん出てきたり、タマゲタケが落ちてる道具に偽装してたり、原作のトレーナーの人柄が上手に表現されているなと感じた作品でした。ありがとうございました。

ゲームの仲間たちが動いてると読んでて楽しいですね。ベルのキャラは確立されていたけどチェレンの言動が緩かったかな。メガネクイッかネクタイシュルリくらいしてほしかった。夢のけむりでは饒舌なムシャーナさんかわいいぞ。逃げ出したタマゲタケやそれを探すマッスグマ親子など、ポケモンが生き生きしているのが目に鮮やかでした。一人称的三人称の軽い文体が見事で、説明の多い文章も淀みなく最後まで読み通せました。これぞゲーム原作の二次ものって雰囲気。

ふわあ！最後の最後、階段を上ってきたのは誰でしょう！チェレンでしょうか！図鑑を渡す子でしょうか？それとも……
チェレンにはチェレンの、ベルにはベルの得意なことがあって、チェレンにはチェレンの、ベルにはベルのやりたいことがあって。それぞれの道を２年間歩んできたんだなって思うと、Nさんに「夢を持て！」と叱咤されても夢を持ない私はふたりが眩しくて仕方がありません。ほのぼのしていて、それでいて大事なことが詰まっている、オルゴールのような作品だと思いました。（比喩が分かり辛くて申し訳ありません）

これは尊い……！
ＢＷからＢＷ２へのまさに繋ぎという感じですね。
ＢＷのおっちょこちょいなベルだけでなく、ＢＷでの冒険やこの二年間の努力を感じるような成長を感じました。可愛い。タマゲダケも可愛い。
そしてベルとチェレンが二年間会っていないというのも可愛くないですか？　それを繋げる役割がムシャーナなのも好きです。
そこでベルのためにチェレンが言い放った
＞言わなくても良いことって、きっとあるよな。
もうここが最高に好きです。エモい。これはこの二人がお互いを知ってるからこそですよね……！　二人の関係を最大にまで引き出した一節です！
小さな事件を通して、大きな成長を知る。この構図も素敵ですね。

これはBW2が始まる直前のエピソードですね！二年後のベルちゃん「大人になったな～！」と思ったものですが、その直前にこんなエピソードがあったとしたら…。やっぱりベルちゃんはベルちゃんだなあと微笑んでしまいました。チェレンやアデクさんもお変わりなく、イッシュの人とポケモンが生き生きと描写されていて、BWの世界に対する作者様の愛情がひしひしと伝わってきました。
またイッシュ地方を冒険したいなと思わせてくれる、素晴らしい原作沿い二次創作をありがとうございました！

こういう原作キャラの扱いってすごく難しいと思うのですが、ベルを初めとしてチェレンやアデクもイメージ通りに描かれているのは、作者さんの技量のなせるところなんでしょうね。ベルのこれまでについてチェレンが知るくだり、とても細かく描かれていて想像しやすく、読みごたえがありました。

あの物語が「始まる」前に起きた話。
私の勘違いでなければこの世界ではモンスターボールの中の様子が見え、中からも外の光景が見えるのですね。後者は何となくわかりますが、前者がわかると色々と便利そう。目を凝らすとボールの色越しにポケモンや景色が見える感じでしょうか。便利（二回目）。
設定がしっかり入っており、仮にゲームをしたことがない人でもスッと話に入っていけていいと思いました。ゲームの「始まり」までにこんなことが起こっていたのか、と想像するとまたBW2をプレイしてみたくなりますね。
懐かしい思い出が蘇る作品をありがとうございました！

　ベルとチェレンという原作キャラの個性を良く活かしたお話であると感じました。原作キャラ動かせる人は凄いよなあと思います。度胸があるよなあと感じます。解釈違いだって突っ込まれることを恐れずに書いていけるのは凄いなあと。自分はビビリなんで無理です。
　ベルとポケモンの関係性が凄く好きです。ベルが「ポケモン図鑑探すの手伝って」ってポケモン達にお願いしているシーンが好きです。ポケモンとの信頼関係が確立されているなあと。ムシャーナも呆れながらもちゃんと言うこと聞いてるし。たとえドジっ子でも彼女は立派なポケモントレーナーなんだと思いました。 
　タマゲタケというポケモンの特性も良く活かされていると思います。20番道路に本来いるはずのないタマゲタケがいるということで伏線にもなっています。他にもムシャーナなムーランドの特性が活かされていて無駄のない印象でした。ポケモンのチョイスが適当じゃなくてちゃんと考えられているなあと。 
　チェレンがベルに会おうとしない所がいいなあと思いました。「今会ったら約束が違うもんな」(by シャンクス)。まだ二人とも成長途中だから立派になったときにまた会おうという彼の真面目さをひしひしと感じます。 
　最後のオチだけちょっと分からなかったのですが、他の人に言われて「BW2の最初のポケモンを貰うところ」だって知りました。
　思わず目を引くような叙述トリックがあったりとか、予想を裏切るような展開があったりとか、そういうのはありませんでしたが原作キャラの個性を惜しみなく活かした『THE ポケモン二次創作』であったと感じます。投稿お疲れ様でした。楽しかったです。

　ドジっ子なところは変わってはいないけれど、地道に努力を重ねていたり、ポケモンたちとの信頼関係が垣間見えたり、先輩なんだからちゃんとしなくちゃみたいな年上らしさが見えたり、ベルというキャラクターの魅力を最大限に発揮されている作品だと思いました。本当に細かいところで一つだけ、「すぐじゃん、あったじゃん！」ここに違和感を覚えたってことくらいで、これは私の中のベルのイメージがいつしか変化してしまったというだけで、原作をもう一度遊べば納得するのかもしれませんが……。逆にそこ以外は、ベルのみならず他のキャラクター、チェレンもアデクも原作からのイメージ通りで、BWの中の彼ら彼女らの冒険が脳裏に浮かび、一つ一つのエピソードで実際に動いている様子が見えてくるようでした。特にチェレンの「ぼくに見られたくないよね」という気遣い、これはBWのシナリオ中で強さを求めて尖ってたところが丸くなったようで、彼の成長も感じられる良いところでありました。
　タマゲタケ（あるいはモロバレル）がアイテムに擬態しているというゲーム内のネタもばっちり活かされていますし、ムシャーナのゆめのけむりで映像を見せるという発想にも感服しましたし、ラストでBW2の始まりのところに繋げる流れも非常に良かったです。ベルやチェレンの代から次の代へ物語が受け継がれていく感じ、とでも言えましょうか。
　BWとBW2をもう一度遊びたくなる一作でした。原作キャラが登場する作品の中では、個人的に一番好みの作品であります。

　チェレンにベルにアデクさんと原作組のその後のちょっとしたお話。
　ベルは相変わらずドジですが、彼女なりに必死に頑張ってる事が分かります。チェレンもしっかりした感じに育ったなぁ……しかしチェレン、困ってるベルを助けなくていいのか？｢見られたくないだろう｣という気遣いはともかくとして。二人はニアミスして出会う事はありませんでしたが、お互いの成長を少し知っていい影響を受けた感じですね。
　よく知らない人でも楽しめるように、という作者さんの気遣いから、説明文が多めになってます。匙加減が難しいのですが、説明文が多すぎると今度は逆に、物語としての面白さが低下してしまいます。何度か推敲して、説明文や説明台詞を最低限に出来るように工夫できるとより読みやすくなると思います。物語の筋や、キャラクターの動かし方はとても良かったです。話を進めることに集中するあまり、説明的に話を展開しているのが気になりました。｢読ませる｣｢楽しませる｣ためのシーンの工夫や、シーンごとがぶつ切りにならないよう意識できるとさらによくなると思います。

　チェレンが、ベルに会いに行かずに立ち去るのが、すてき。彼なりの優しさを持ち合わせるようになったんだなあとしみじみ思えるのも、ＢＷ・ＢＷ２ならではですね。
　作者さんがキャラクターをしっかりと愛して書かれたんだなあって感じました。

　ストーリー2年後のお話、ですよね。ベルの変わりなさが微笑ましい。と同時に2年間培ったものもあるのでしょう。ラストでアデクさんが感心しているところなんかは、まるでこちらがベルの友達みたいな、どうだよベルすごいだろみたいな、そんな感覚になります。チェレンも相変わらずキリっとししたしっかりもの。二人の再開に心躍ること自体に、嬉しさを感じます。やめたげてよう！　も健在。良い二次創作でした！

　ひたすらベルが可愛いです。最初の旅の一歩を共に踏み出した幼馴染たちを回想する場面では、私も無性に懐かしくなりました。しっかり者になった私こと、ベルにはメガネとパンツルックも似合ってると思います。元が美少女だと服装に困らなくて羨ましいなあ。それはさておき博士の助手になってもドジは相変わらずなようで、しかしムシャーナがチェレンに断片的なベルの成長期を見せてくれたことで、彼女はもう昔の彼女ではないんだな、とチェレンではないですがしみじみ感じました。チェレンも二年間で立派になりましたよね。チェレンの言う「仲間たち」には、この物語には直接は登場しないもう一人も含まれているのでしょう。アデクさんにも見せ場があり、嬉しくなりました。ゲーム本編ではなかなか好待遇とは言えないキャラなので。元イッシュチャンピオンがベルの努力やひそかな才能を高く評価してくれると、なんだか安心しますね。BWの主人公がベルと落ち合う直前にこんな騒動があったと想像すると、ほっこりしました。投稿、お疲れ様でした。

　たいへん素晴らしい原作の補完をありがとうございます……！！！！！！！！！BW2の発売日の関係で、発売日にゲームをスタートするとゲーム内時間が夏から始まったと思うのですが、この作品は初夏の物語となっていて、私がホワイト2を始めた時のことが懐かしく思い出されました。

　これはBWとBW2をやってるとわかるいい話ですね。
　BWのそれぞれに至らぬところのある二人と、BW2の大人になった二人の間にあった時間を想像させてるいい二次創作だと思います。

　この作品で好きなポイントは、なんといってもチェレンとベルがあえて再会しないところですね。多分、後に再会すると思うんですが、違う道を歩いていてもそれを本人の知らないところで確認する、という、この「あいつは頑張ってるから大丈夫だ」感、お互いを知り尽くしている友情が渋くてたまらないです。幼馴染ならではの距離感でしょうか。
　BW2のなつかしい空気にほのぼのとしました。アデクのキャラも原作そのままの明朗快活、だけど随所に老成した冷静さが垣間見える感じでしたね。

　BWとBW2の間のお話でしょうか。ベルもチェレンも、キャラがしっかり定まっていてとても楽しく読むことができました。ムシャーナに心配されるベルとかすぐ想像できちゃうぐらいに、この作品は原作に沿っていると思います。ベルがドジっ子という設定はゲームからでしたっけ……？
　タマゲタケの容姿を利用した展開。ありきたりといえばそれまでなのですが、私はこういうポケモンらしさがすきなのでとても楽しく読ませていただきました。そんなときにベルのムシャーナと遭遇するチェレン。ここもまたムシャーナのけむりを利用してチェレンに伝えたいことを伝えるというのが、またポケモンらしくでいいですね。そしてチェレンの気遣いも粋だなあと思いました。チェレンの成長はともかく、ベルの成長も感じさせる作品でした。ポケモンに好かれるというのは重要な資質ですもんね。
　この作品で私が一番すきなのは最後です。うまく言葉にできないのですが、とにかくすきです……！
　作品投稿、お疲れ様でした。

　BW2で主人公がベルに出会う直前という、物語の時間軸のチョイスがとても上手だなと思いました。
　ベルと直接出会うことはないけれど、ベルのムシャーナを介してベルの成長をチェレンが知るところが好きですね。それを知ったからこそ、ベルが変わらずドジなこともしている、ということも知ってしまったことを、ベルは知ってほしくないだろうと思えるチェレン、いいひとだなと思います。
　チェレンが子どもたちに向かって"子どもたちは、ウルガモスと一緒に待っていてね。"と言っているのは変だなあと思いました。子どもに向かって呼びかけるときに『子どもたち』という言葉を使うことはないですよね。

　BW&BW２、懐かしいですね……！！　今大会いくつかゲーム原作の舞台裏のような作品が投稿されていましたが、今作はその中でも特に原作へのリスペクトが高い作品だったなと感じています。BWプレイ時の記憶が抜け落ちている私でも、物語を読んでいるうちに自然と記憶が蘇ってくるような（しかも説明然としていないから凄い）。そして原作のイメージ通りの非常に再現度の高いキャラクタ描写。プレイした時の思い出にしんみりと浸ることが出来るような丁寧なつくりだと感じます。原作の世界観を壊さず阻害せず、原作の物語に「付け足す」のではなく「隙間を埋める」構成になっており、二次創作作品としてとても誠実な作品だと思いました。この二次創作を読むことで、原作への満足度がより深まるという感じです。
　チェレ＋ベルファン大歓喜案件！！　チェレンくんとベルちゃんが２年間会ってないんだというところにちょっと悲しくなりそうになりましたが、聞くところによると公式設定だったんですね。その会わなかった時間、友人たちそれぞれが頑張っていることを意識して、「あいつが頑張ってるから自分も頑張ろう」と励まされながら頑張っていたんだなあというのが、チェレベルファンとしてもとてもしみじみと嬉しくなりました。依存しているわけではないけどいつも心の支えになっている、とても健全な信頼関係。良い距離感の友人に成長したんですね。
　しかしまあ、主人公はベルちゃんだったんですが、チェレンくんが素敵だったのなんのって……！笑　この作品を読んで自分がチェレン君大好き侍だったことを思い出しました。喋り方の男の子感と柔らかさが同居してる感じがまず大好きなんですが、この作品のチェレンくん萌えポはやはりベルちゃんとの関係性かなと思っていて、

＞～夢のけむりが漂い始める。心なしか、いい香りがするような。ベルからもこんな香りがしていたような。思ったとたん何故だか胸がつんとして、はっとそれを自覚した彼の視界は、～
＞少し背が伸びたか？　そう思って、なんだか恥ずかしくて、口には出さない。
＞連絡してくれればよかったのに。
＞言わなくても良いことって、きっとあるよな。

　ええもうなんていうか……なんっていうか……チェレンくんがベルちゃんを思う気持ちのすべてが……尊かったですね……（語彙力１）そして逆もまたしかり！
　ベルちゃんはそそっかしくて危なっかしいところもあるけれど、ポケモンたちに寄り添う優しい気持ちは人一倍。彼女の魅力も凄く良く表現されている作品だなと感じました。また、出てくるすべてのポケモンたちの個性もしっかりと生かされていて（タマゲタケ、ムーランド、ムシャーナ、ジグザグママッスグマ……全部「その種族らしく」動かされていた、凄い）無駄がありません。原作シーンに繋がってくる終わり方もとても好きです。ぱっと目を引く劇的な展開がなくとも、良質な二次作品としてうまく仕上がっているなあと感じました。
　投稿お疲れさまでした！

BW2原作開始前における、ベルちゃんとチェレンくん（とちょっぴりアデクさん）のお話。
ベルちゃんの相棒たちであるムシャーナとムーランドはどちらもしっかりしていて、彼女のことを心から慕っているんだなあ、ということがじんわりと伝わってまいりました。
作中で直接顔を合わせることはありませんでしたが、お互いに別の場所で努力を重ね続けてきたベルちゃんとチェレンくんの関係性もまた、素敵なものだと思います。
とことこと逃げて行くタマゲタケもかわゆい。
ほんわかとした気持ちに浸れる、穏やかで、心地良い一作をありがとうございました。

BW2の前日譚ですね！　ベルが研究者（助手）になったのって当時結構吃驚したんですけど、その隙間を埋めてくれる上質な二次創作でした……！　二人の、離れていた間に変わった（成長した）部分と、変わらない部分が絶妙に書き分けされていて、とても素敵でした！！　ムシャーナがチェレンの「ベルらしいな。昔からちょっと抜けてるんだ」にムシャーナが首を振るのがもう本当に良いです。チェレンは別に「成長してないね」と言いたかったわけではないのでしょうが、ムシャーナが首を振ったからこそ、続きの映像を見せてもらったからこそベルの（自分が思っていた以上の）成長を認識させられたのだと思いますし、それゆえに「今の状態見られたくないよね」に繋がったのだと思います。そして、ムシャーナの夢を「それは映写機で映した古い映画のようなイメージ」とするのがとても素敵です。ここ大好きです。オチも最高ですよね。BWから2年間を想像させて、BW2という今に繋げる。とても良かったです！！

BW2のオープニングの前の裏話で、最後のセリフが懐かしかったです。