ボスゴドラが住んだ場所の感想

円山翔さん
評価:☆☆☆☆☆
風邪を病んだ者もいる。
→風邪を患った者もいる。
(好みの問題かもしれませんが)

淡々と語られる、ひとのいた場所に住み着いた鉄鬼の記録。こんな感じで、ポケモン世界の動物記(ポケモン記といった方が正しいでしょうか)は描かれるのかなぁとしみじみ思いました。昔シートン動物記が好きだったのがあって、こういう作品いいなって思うんです。食い散らかされた鉄器と、そこに乱雑に植えられたきのみたち。ゲームでふかふかの土に生えていたきのみは、もしかしたらこうやってボスゴドラなんかのポケモンが育てたものなのかもしれませんね。なんて想像も膨らみます。
花鳥風月さん
評価:☆☆☆☆
登場キャラのセリフがなく、ゆったりとボスゴドラの生きた軌跡が描かれているなぁと思いましたが、最後の短歌にやられました。
現実世界でも人間が昔住んでいた遺跡って、当時の人々の生き様とかが垣間見えますが今回のボスゴドラに関しても同じなんだなぁって思いました。
まーむるさん
評価:☆☆☆☆☆
生態系は個人的に好みでした。
Pさん
評価:☆☆☆☆☆
歴史の1ページを切り取ったような淡々と進む文章ですが、「鉄を食べる。時にはそれが人造物であることもある」「きれいな水場の近くに住む」「縄張りに木の苗を植える」「山一つを縄張りにする」「年を経るほど身体に細かな傷がつき、長いツノを備える」など実に細やかに図鑑記述を拾い集めた上でその隙間を埋め、あるいは延長線上に繁殖時の描写・鉄を食べ尽くしたその後などの描写を組み上げており、その丁寧な取り組みのためにとても豊かな世界となっていると思います。
このお題にあって珍しく虹も雨もなくただオボンの森ができるまでの過程を描いた話となっているのですが、私はこの話においてお題の「オボンの森に雨上がりの虹」という光景は最後に添えられた短歌の中に現れているんだと信じています。
このボスゴドラの居住跡地をたまたま訪れた流浪の歌人が、お題の絵そっくりになったオボン畑の光景を見て残した歌に違いない。
終夜さん
評価:☆☆☆☆☆
最後の最後で短歌を持ってこられたところが非常に渋い。
シンプルながらも、最後に目を通した読者の心に響くお歌でございました。
あすぺふさん
評価:☆☆☆
人間の残骸を利用するボスゴドラ。雌をゲットできて良かったです。
恐ろしいシーンから始まりながら、ボスゴドラの成長や日常を描くギャップが新鮮でした。
あまもさん
評価:☆☆☆☆☆
一匹のボスゴドラを長年にわたって観察し続けた生態の記録のような、記事のような文章で、読み応えがあって面白かったです!特に面白いなと思ったのが、ボスゴドラが木を植え始めるところでした。知らなかったのですが、図鑑にもあるのですね。すごい。自然の生き物のポケモンと言っても、やはりボスゴドラも生態ピラミッドの高次消費者で、自分の食べ物を生産したり、食べ物を求めて移動したりすることになるのでしょうか、面白かったです。
rairaibou(風)さん
評価:☆☆☆☆
・ポケモン図鑑を根拠にした植林をするという設定が素晴らしかったです。その他にも動物「らしい」習性
の数々で感心するところが多かったです
葉穂々さん
評価:☆☆☆☆
ポケモン生態録。
ボスゴドラが木の実を育てるなんて設定、この話を読むまで知りませんでした。
意外な一面です。

好きポイント
・ボスゴドラの図鑑設定に着目した、そのセンス。
・ドキュメンタリーを連想させる、淡々とした語り口。
うにゃさん
評価:☆☆☆☆☆
ポケモンのドキュメンタリー番組を見ているようで情景がありありと浮かびました!時々入る心情もよかったです!
Ryoさん
評価:☆☆☆☆
ボスゴドラの生態をうまく生かして話を作ってあり、図鑑をよく読み込んでいる人なのだなあという印象を受けました。
ただ、人間のターンがちょっと半端に出てきて、鬼とか神とか言ってるシーンは全体の流れからするとちょっと浮いていました。でも、ボスゴドラの生態ってタイムスケール長そうだし、いっそ時代と共に移り変わる人間とボスゴドラの関わり方面にシフトしていくのも面白いかなとは思います。本当は人間との介入ほぼなしの、ひたすら鉄鉱石食べてたまに廃墟漁るボスゴドラの生態ってのも見てみたくはありますが、主食が鉄な以上どっかで人間と関わらないといけないだろうし。
あと、この鉄を食べる生態をもっとうまく活かすのであればもうちょい時代下らせた方が食べものも多いし、良さそうな気もします。そうなると人間とのかち合いが多くなるから難しいかな…でも、現状の時代設定だと廃墟になって残るか微妙なとこなんですよねこれw実際、廃墟好きとか昔の建物を保存したい人的にはすごく迷惑なポケモンだと思いました…あんなに何もかも壊されたら石垣の跡くらいしか残らない…
乃響じゅん。さん
評価:☆☆☆☆☆☆
ボスゴドラの生態にめちゃくちゃリアリティがあってよかったです。かなり好きです。まるでダーウィンが来た! みたいですね笑
山一つを縄張りにしたり木を植えたりと、図鑑の設定を踏まえた上で彼らの生態を深く作り上げており、非常に好感触でした。
個人的なわがままを言えば、最初からボスゴドラの成長を描くことに徹して欲しかったかな、と思いました。村が滅びる描写は、この話には無い方が取っ付きやすかったのではないかな、と思います。矢に糞を塗って破傷風に罹らせるとか、細かいアイデアが凄く面白くはあったのですが……。
全体を通して、知識をリアリティに変えて物語に引き込む技術を見せてくれた作品だったと思います。
最後の川柳を挿入した意図については、ぜひ作者さんに語っていただきたいところです。
しろあんさん
評価:☆☆☆☆☆
ボスゴドラの生態がリアルに感じられる良い作品だったと思います!現実には居ない不思議な生き物の生態と聞くと、モンスターハンターシリーズを思い出したりそうじゃなかったり……(どうでもいいわ←)
人間が打ち捨てた廃屋に住んだり、強い雄だけがハーレムを形成できたりと、本当に野生動物みたいな生活を送っているのがとても面白いなぁと思いました。木の実を自分で育てるって中々賢いんですねぇ、ボスゴドラ。知らなかったなぁ……
最後に一句詠むところも良かったです。ボスゴドラの生態を追っていったからこそ感じられる風情がありました。
ばすさん
評価:☆☆☆☆☆
ボスゴドラの生態。
彼らはこのように生きているのかと、なかなか興味深い一作でした。
ポケモンも生きている。ドキュメンタリー番組で観てみたいです。
水のミドリさん
評価:☆☆☆
ボスゴドラの一生をサクサク転がしていく展開力。キャラクターに寄り添い丁寧に心理展開する作品が多いなか、なんの躊躇もなく村ひとつ滅ぼすところから始まるのはお強い。図鑑説明や実際の動物の生態を参考にした描写、緻密で計算された論理性が光りますね。
しかしなんでしょう、まだ考察の範疇を出ていないというか。唯一つがいになってくれた彼女を、どのようにして勝ち取ったかくらいは欲しくなってしまいます。ラストの俳句も余韻を作るには強引さが否めません。ボスゴドラの考察をもとにもうひとひねりストーリーが付いていてほしかった。
照風めめさん
評価:☆☆☆☆
ドキュメンタリーのような、しっとりとした作品でした。
こういう生き物としてきちんとポケモンを描かれているのは好きです。良いですよね。
ボスゴドラが農業のイメージは全く無くてびっくりしたんですが、まさか図鑑設定だったんですね。
丁寧に考察されているからこそ、リアリティと作品の雰囲気が強く出ていて、とても読みやすかったです。
ただ、作品の雰囲気がとても良かったので誤字脱字が悪目立ちしてしまいました。一つ二つではないのも、少しムードを下げる要因になったと考えます。
また、物語序盤での村が廃れるまでの流れがあまり密に物語と絡んではいないと思いました。確かにボスゴドラが廃村に訪れることがきっかけではありますが、序盤の流れは無くとも物語が成立してしまいます。
いっそ削るか、もっと絡ませられたならばさらに雰囲気を出すことができるのではないかと思いました。
ラプエルさん
評価:☆☆☆☆☆
これまた変わり種な作品だなあ、というのが第一印象でした。文章全てを一人称視点でのセリフが占める作品がありましたが、こちらはその逆で会話文が一切ないという構成。それでいて設定をきっちりと描写しきっている文章が素敵でした。

コドラがボスゴドラへと進化し、食料を得つつ縄張りを広げて子孫を残し、また次の場所へと移動していく生態がきっちりと説明されていて、読んでてとても面白かったです。ココドラ一匹分の鉄をため込まなくてはならないから金属をたくさん消費するとか、巣からタマゴを出せないから日光浴しながら何往復もするとか、設定が非常に緻密で細かく練られていたため説得量が抜群でした。ポケモンというよりは獣の生態図鑑を読んでいるような感覚でした。

構成上仕方ないですがメッセージ性がちょっと弱かったなあと思います。三人称視点から村がどのように朽ちてどのようにボスゴドラが棲み、どのように暮らしてどのように去っていったか非常に書き込まれていたのですが、設定の細かさに感心しながらさらりと読み終わってしまったような感じです。このテーマだと難しいかもしれませんが…。
細かな描写から情景がありありと浮かんでくる、すごい作品でした。ありがとうございました!
森羅さん
評価:☆☆☆☆☆
これは民俗ですね!!!! ボスゴドラの図鑑説明からの着想だと思うのですが、ボスゴドラの半生というか、人の営みがあった場所が森に覆われて行くさまの描き方が本当に丁寧で、頭の中に映像が流れて行きました……。好きです……。
リングさん
評価:スキップ
これはですね、実は数年前に参加させていただいた、『フォルクローレ』という同人本に書いた『木々を届ける神』をもとにして書いたお話です。なので、正体が分かった人もいるかもですが、ボスゴドラが好きなんですよね、はい。
猫村さん
評価:☆☆☆
ここまでポケモンの生態をリアルに書くのがすごい。でも、「この作者はポケモン博士だーはぇー。」で終わってしまうので、ここからストーリーをもっと作り込めばもっと面白くなったのかな?なんて思います。
フィッターRさん
評価:☆☆☆☆☆
 鉄を食べる生き物、としてのボスゴドラの生態に関する考察が奥深くまでなされていて、まるで動物ドキュメンタリーのようでした。廃村の墓石や石垣を砕いたり、家の鉄釘まで食べてしまったり。すごくリアリティがあります。
 人が消えた集落にボスごドラが住み着いて、やがてそのボスゴドラも去る。伝記のような文体も相まって、諸行無常な雰囲気が文章全体に感じられる構成になっているのが素敵です。でもそこに、人もボスゴドラも確かに存在したという痕跡は確かに残っている……と締めて、最後の和歌。寂びな世界が感じられて味わい深いですね。
 惜しむらくは誤字脱字があったり、括弧開きがあるのに括弧閉じがなかったりする箇所が少なからずあること。
ポリゴ糖さん
評価:☆☆☆☆
 物語というよりはボスゴドラの生態観察といった趣ですね。図鑑設定から膨らませてこういった小説を書こうとする、着目点、と言いますか、そういったところは非常に良かったと思います。
 「山が荒れると土を運び苗を植えて縄張りをキレイにする」というところから、ボスゴドラが原始的な農業を営むという発想は非常に興味深いところでした。縄張りに入り込んできた外敵を叩きのめして餌にしてしまうとか、自然界の厳しさを目の当たりにしたようで、リアリティが感じられます。そんな中にあって、人の暮らしてきた中にあった鉄製品を食み、鍛えた身体で雌を奪い合い、子育ての時期には雌のために溜め込んだ鉄を食わせ、無くなったらまた縄張りを移す、というところ、一つの村に棲みついた一体のボスゴドラ焦点を当て時間の流れに沿って着目しているところ、ドキュメンタリーのような印象で、カーニバル中には他に類を見ない作品だったと思います。
 鉄器の類もそうですが、石碑や墓石を砕いて自身の身体を鍛えるところ、確かにそこに住んでいた人からすればたまったものじゃないでしょうけれど、こうして人の営みは自然に還っていくのだなあと思えました。
 冒頭、飢饉で諍いが起こって村が全滅して、ゴーストタイプが彷徨うようになった、というところは確かにポケモンらしくて面白いところではありますし、途中でボスゴドラのことを鉄鬼と呼ぶ近隣の住人の話が出てきたりしましたが、どこか不自然感があったのは否めません。いっそ人間側から見たボスゴドラというところを描くにあたっては、区切りを入れるとかするといいかもしれません。それが最善かはちょっと難しいところですが……。
 あとちょっと助詞が抜けたりという誤字脱字が多いのは気になってしまいました……。私もよくミスはしますが、チェックは大事、ですね。
 本作の発想、作者さんの着目点は非常に素晴らしかったと思いますし、実際コドラやボスゴドラの生態を上手く書き上げられている印象。私もこういった作風に挑戦してみたいと思えた一作です。
48095/坑さん
評価:☆☆☆☆
 人がいなくなった廃村で、ひっそりと営まれるボスゴドラの生活。
 せっせせっせときのみを植えたり岩を砕いたりとそれなりに生活をして、だけどそこにとどまるわけでもなく、資源がなくなったらよそへ行く。
 野性とか生命を感じられるお話でした。
 タイトルがまたとても良い……なんというか、ボスゴドラのにおいが染みついている感じがします。ボスゴドラさんに包まれたい。
逆行さん
評価:☆☆☆
 中々エグい部分もありましたが、興味深いお話だったなあと思いました。うんこを塗ってある矢っておぞましいですねえ。破傷風に苦しめられるのは本当に嫌です。まあ彼らは自分達から攻めていったので自業自得とはいえばそうなのですが……。 
 ボスコドラも縄張りの目印を付けるために自分のうんこを活用していたし、この小説ではうんこが大活躍していますね。 
 人々がいなくなった村で生活するコドラ、ボスコドラの様子がとても活き活きと描かれており、なんかボスコドラが可愛く感じてしまう程でした。自分の手で農業まで行ってしまうなんて凄いですね。やっぱりポケモンは頭が良いんたなあ。 
 発情期を迎えたボスコドラが、メスに全然構って貰えず、性欲を持て余している部分はだいぶ笑いました。後に彼女が出来てよかったです。彼女に自分の縄張りを喜び勇んで紹介するシーンは和みました。 
 お話に粗もないし良かったと思うのですが、説明文中心だったので、もうちょっとキャラの掛け合いも見たかったかなあって思います。ボスコドラ達はお互い一緒に暮らしているわけですが、一切会話が無かったのでもしかしたら言葉を話すことができないのでしょうか。そうではないのなら、雌を奪い合っているシーンとか、もっと喋って欲しかったかなあって思います。 
 人類が滅亡してからもボスコドラ達は家具を破壊しながら鉄くずを食べて元気に生き延びていそうですね。投稿お疲れ様でした! 
北埜とらさん
評価:☆☆☆☆
 ポケモンを「生物」として取り扱っている作品大好きです、ボスゴドラの生態に着目した小説、とても興味深く読ませていただきました。野生のポケモンがきのみを栽培するってすげぇなって思ったんですけど、ボスゴドラが木を植えるっていうところは図鑑設定なんですね! 山をまるごとなわばりにする、角の長さで強さ(年齢)が分かる、またコドラが清流を求める設定やココドラの人工の金属を食べる習性など、様々な図鑑設定をうまく料理されているなあと感心しました。確かに、集落が壊滅した後の場所というのは、人間にとっては不気味でおぞましい廃墟でも、ポケモンにとってはお構いなし、むしろ宝の山。そこをポケモンがあらたに縄張りにして、家族を築いてく。なるほど、素晴らしい着眼点でした……!
 生態だけでなく、図鑑設定を流用した「疫病神とも、神ともされている」というような伝承に触れられているのも面白いですね。またオリジナル設定の中でも、

>自分の体を日光浴で温めては、巣に戻って卵を温め続ける。卵を巣の外にさらすのは危険なので、ねぐらと外を何度も何度も往復して卵を温める。

 この部分はほあ~となりました。何か実在の生物を参考にされているんでしょうか? コドラは冬眠する旨が頭の方に描かれていますが、金属分多めの体なら冬は極端に冷えそうだし、また夏場は極端に熱くなりそう。日の下で温度を蓄えて巣に戻って、という姿も、なるほど想像がつきますね。
 しかし、このテーマイラストからこのネタを持ってくる発想力は本当に羨ましいです笑 私もこういうオシャレなことが出来るようになりたいものです。最後の一句(?)も最初は「!?」となりましたが、何度か読んでいるうちに素朴で味わい深いことよとしみじみ感じ入ることができるようになりました。個人的には、冒頭の飢餓略奪の部分に関しては、ここまで詳しく書く必要あったか? と少し感じてしまったのですが、もしかして字数下限の問題でしょうか……? 個人的には少し惜しいなと感じた部分でした。ですが、全体としてとても読み応えのある読み物に仕上がっていると思います!
 投稿お疲れさまでした!
レイコさん
評価:☆☆☆☆
 ボスゴドラの生態について深く掘り下げられていて、野生動物のドキュメンタリー番組を見ているかのようでした。人間によって飼いならされていない完全な野生個体にもかかわらず、実を植えて育てる高い知能をそなえていることが意外でした。人間以外に農耕する生物といえば、現実だとハリキアリの習性くらいしかパッと思いつきませんので。ボスゴドラが自然災害で縄張りの山が荒れると土を戻して木の苗を植える、という図鑑設定が元ネタでしょうか。生殖に関する記述はゲームだとタマゴとして表現がボカされたり、ポケモン小説ではR-15指定にされていることが多いイメージがあるので、作者様の動物的生態への旺盛な探究心が率直に表れていたように感じました。私見ですが、ボスゴドラの生態観察に物語が終始しているので、小説という媒体ならではのストーリー性のある起承転結がもう少し欲しかったかなと思います。投稿、お疲れ様でした。
雪椿さん
評価:☆☆☆
 ボスコドラという、あまり注目を浴びない(と私は思っている)ポケモンに焦点を当てた話。
 当時の様子やボスコドラ達の生態が細かく描かれており、なるほどと思いながら読み進めることができました。ココドラはボスコドラが食べた鉄で生まれている、というのは驚きましたね。確かに鉄から生まれていそうです。
 最後が短歌で締められているのも、時代を感じられていいと思いました。このような進み方で最後に誰かのセリフが出てきたら、少し「ん?」となりそうですから。
 短歌を詠んだのは誰かが気になりますが、このような生態を学ぶのにちょうどよさそうな作品をありがとうございました!
はやめさん
評価:☆☆☆☆
 ドキュメンタリー番組を見ているかのように、頭の中で文章がナレーションされていきました。また、ボスゴドラの生態紹介にも図鑑説明が自然と挿入されていて、一匹のポケモンをこれ一本で細かく掘り下げたなあと思います。農業するボスゴドラかわいい。
 最後の一句は、人→ボスゴドラ(ポケモン)→木々という、息づく者達の移り変わりを端的に詠みあげているなと感じました。そこに住む者がどこかに消えてしまっても、残されたものがある。生命の神秘というか、循環というか、そういうエネルギーを感じる一作でした。
春さん
評価:☆☆☆☆☆
 タイトルのふさわしい作品。
 歴史もの好きかつ、動物好きそうな作者さん、という印象があります。序盤の飢饉時の争いの様子が細かく、特に野ざらしの死体や糞を矢に塗りつけて、というくだりは下調べや事前知識がなければ容易には書けないシーンだと思います。ポケモンもどっちかというと、ポケモンらしさも残しつつも動物に近いイメージが強いです。殺しやえぐみのある表現も躊躇いなく書かれているので、作者さんは男性でしょうか? 世界観全体から漂う生々しさ、という点では投稿作品の中ではトップクラスの表現力だと感じました。日常的に自然に触れている方なのでは、と推察しました。というか、ボスゴドラの生活や行動シーンの丁寧さは、動物が好きでないと書けないレベルです。
 最後のくだりの俳句は、一番書きたかった場所なのではないでしょうか。長い長い時の流れと、知られざる歴史の1ページを垣間見たような気分になりました。雄々しく、たくましく、そして格好いいボスゴドラというオスの生涯。こんなかっこいいボスゴドラならゲットしたい……とは言えません。ゲットして、彼の生涯をボールに閉じ込めてしまう事は、彼に失礼な気さえしました。密やかな力強さを感じる作品だったと思います。ありがとうございました!
 後、ボスゴドラが一番好きなポケモンだったので、こんなに格好良く書いていただけて嬉しかったです。
早蕨さん
評価:☆☆☆☆
 ひたすら解説された気分になりましたが、生き物としてのリアリティとポケモンとしてのファンタジーをある程度バランスよくやらないとなかなか多くの人には受けることって難しいのかなと思いましたが、僕は生き物としてのポケモンがリアルに描かれるのは好きなのですんなり読めましたし、面白かったと感じました。ボスゴドラかわいい……。
 
カイさん
評価:☆☆☆☆
NHKの生物系ドキュメンタリーを観ている感じでした。とても生き生きとした描写だったと思います。ボスゴドラがきのみのなる木を育てることがあるとは驚き。ボスゴドラの生態について詳しくなれました!
茶兎さん
評価:☆☆☆☆☆☆☆
砂糖水さん
評価:☆☆☆
わやさん
評価:☆☆☆
灰戸さん
評価:☆☆☆
シガラキさん
評価:☆☆☆☆
さねたかさん
評価:☆☆☆☆☆
ionさん
評価:☆☆
ゾイシアさん
評価:☆☆☆☆☆☆
一葉さん
評価:☆☆☆
不壊さん
評価:☆☆☆☆
BoBさん
評価:☆☆☆☆☆
コメットさん
評価:☆☆☆☆☆
秋桜さん
評価:☆☆
浮線綾さん
評価:☆☆☆☆☆
Lienさん
評価:☆☆☆☆☆☆
クーウィさん
評価:☆☆☆☆☆☆
586さん
評価:☆☆☆☆
トビさん
評価:☆☆☆☆☆
じゅぺっとさん
評価:☆☆☆☆☆
伊雑アゴバルさん
評価:☆☆☆☆☆☆