妹がユンゲラーになりましたの感想

乃響じゅん。さん
評価:☆☆☆☆
高いテンションで一気に引き込む、引力の強い作品でした。はちゃめちゃ、という言葉がぴったりですね。読んでて楽しかったです。
超能力少年が朝起きたらユンゲラーになっていた、という図鑑の設定を上手に活かしていながら、子どもの目線でテンション高めに描かれており、読者を引き込む力のあるイントロだったと思います。特にミコがユンゲラーになったことを頑なに信じないお母さんの存在が序盤の面白さを引き立てていたように思います。主人公の経験や推測を本気で受け取らないキャラって、物語を引き立ててくれるんですよね。しかし、作るのが意外と難しい。主人公とは完全に異なる目線を考えなければいけないためです。話を書いていると、意外と一方向しか物事を見られなくなっていきがちなので、このお母さんのキャラクターを立てることが出来たのはこの話の凄いところです。
ただ、そもそもなぜ入れ替えようとしたのか分からないのが惜しいところでした。トリックは分かったのですが動機が不明な状態ですね。ユンゲラーに指示したトレーナーがいたことがお母さんのたった一行のセリフで分かるだけだったので、その辺りの説明が欲しいところでした。あと、冒頭のシーンでミコはどこへ行っていたのかも謎が残りました。このテンションなので、多分簡単な説明でも問題ないと思います。字数が結構制限ギリギリなので厳しかったかもですが、あと1000字あればその辺りも書ききることが出来たのかな、と思います。
実はすり替えられていただけというオチも捻りが効いていたと思います。解説パートの不完全燃焼感だけが惜しかったです。
オーキド博士を巻き込んだり、全体的なハチャメチャ感が好きでした。
あまもさん
評価:☆☆☆☆☆☆
超能力が日常に馴染んだ一般家庭のみなさんの掛け合いや行動が面白くて仕方がありませんでした!なんといってもキャラクターとコミカルさが好きです。個人的にすごいなと思ったのが、ドタバタでコミカルなお話なのに、キャラクターはしっかり地に足の着いた人格をもってらっしゃるように感じたところです。このキャラ達でシリアスもいけるんじゃと思うほどでした。また、オチも私の中で最高のオチでした。ミコちゃん、一筋縄ではいかない女の子ですね、素敵です。さすがのしっかり者のお母さんと、振り回されてしまう妹思いなお兄ちゃんが大好きです!
Pさん
評価:☆☆☆☆☆
読後の第一声は「だ、騙された!!!」 タイトルからしてもてっきり本当にそうなってしまったものだと……
そうしたオチまで含めてとても好きです。何が好きって「妹がユンゲラーになりました」の次に「ユンゲラーが妹になりました」が続くことが。
ただシンクロ・自己暗示込みとはいえ、最初のタケルくんの尋問をユンゲラーはどうやって突破したんだろうという疑問が残ります。たぶんこの世界のシンクロは記憶までもシンクロできてしまうものなんだと思いますが、状態異常が同調する本編での性能上身体的な同調の方が強いんだと思ってしまいました。
絶え間ない頭痛、電子機器の破壊と、妹になったとしてもユンゲラーとともに暮らすことはなかなか大変そうではありますが、ミコちゃんは超能力を完全に制御できるくらいになったらユンゲラーを連れたサイキッカーになるんだろうと思っています。世のサイキッカーがエスパータイプを連れている中に、こういうきっかけで出会ったペアも一組くらいはあるかもしれない。
砂糖水さん
評価:☆☆☆
母親がパワフルすぎるwww
妹がユンゲラーになった、と言われて思わず信じてしまったのですが違ったとは…。
コミカルで怒涛の勢いでぐいぐい読まされてしまいますね。面白い…んですが終盤ごちゃごちゃしてしまっているのがややもったいないなあと思いました。
ばすさん
評価:☆☆☆☆☆
楽しく読ませていただきました。勢いが好きな作品です。
雪椿さん
評価:☆☆☆☆
昔のポケモン図鑑の説明文から、このような短編が生まれるとは……! 内容を見て「おお!」と思いながら読み進んでいました。
ある日起きたら図鑑の説明文にあったように、ユンゲラーになっていたミコちゃん。そんなミコちゃんを救うためちょっとした(?)騒ぎを起こしつつ、どうにかしようと頑張るタケル君……。妹思いのいいお兄ちゃんですね!
話は少し変わりますが、タケル君が本物のミコちゃんかどうかを見極めるために質問した中で出てきた「千里眼・透視眼・超直感・読心禁止かつ目隠し耳栓つき神経衰弱」……これはもう、何も見えない聞こえないという状態でやった、ということですよね!? 禁止された能力の種類がすごいですが、それで勝ったミコちゃんもすごい……(かなり便利そうな技を使ってはいましたが、それを入れてもすごい)。
結局はミコちゃんはユンゲラーになっておらず、ユンゲラーはただのユンゲラーだったという驚きのオチでしたが、タケル君には新しい「妹」ができそうですね。タケル君が妹達とわいわい騒ぐ、楽しそうな未来が見えました。
コメットさん
評価:☆☆☆
文章がさくさく読めるようなテンポで進む事も相まって、勢いで駆け抜けた印象のある作品です。ユンゲラーになった(と勘違いした)妹を元に戻すために奔走するタケルくん、何だかんだで良いお兄ちゃんなんだなと思いました。空回りに終わった事にはさすがに同情をせざるを得ませんが。ユンゲラーは新たな居場所で幸せになれそうですね。
秋桜さん
評価:☆☆☆☆
勢いが素晴らしい。お母さんは笑う牝豹とかそういう異名とかありそう。駆け抜けた感がるのでもう少し緩急があると好みでした。
リングさん
評価:☆☆☆
前後の文がないセリフが多く、キャラも把握できていない状況では誰が喋っているのかわかりにくいと感じました。
妹が変身したと思われるユンゲラーは、妹をさらった誘拐犯が、時間稼ぎをするために用意したみがわり? という解釈でよいのだとおもいますが、誘拐犯に関する記述がネタ晴らしの段階でほとんど出てきていないので分かりにくかったです。
私の理解力が少し低いのもあるでしょうが、もう少し読者目線で描写できるといいかもしれません
猫村さん
評価:☆☆☆
主人公の主人公感がとても好きです。最後までどう終わるのかハラハラしました。最後はドッキリ企画を仕掛けられたようで、とても面白かったです
水のミドリさん
評価:☆☆☆☆☆
ユンゲラーをついにボールへ収めようとすると弾かれて、もう誰かの手持ちポケモンになっている……からの事件解決かと思って読み進めていましたが意外とアッサリでした。その前の怒涛のボケラッシュが気持ちいい。全編コロコロの絵柄で脳内再生されました。踏まれるためだけに登場したみたいなソーナンス使いのモブおねえさん好き。ポケモンが人間になりすます役回りはメタモンやゾロアークがほとんどですが、なるほどこれは巧いやり方を見つけ出しましたね。タイトルもすごい好き。
冒頭がなまじシリアスだったので、わらける物語だと気づくのがちょっと遅れたのがもったいなかったですかね。勢い以外の魅力もあるとなお面白くなりそうです。
うにゃさん
評価:☆☆☆☆☆
ユンゲラーに「じいや」と名付けていた私…ポケモンの本来の可愛さが引き出せていて素敵でした!
まーむるさん
評価:☆☆☆☆
ユンゲラーなのに鳴き声は「ふでぃ」なのですね。
葉穂々さん
評価:☆☆☆☆☆☆
ハイテンポ・ハイテンション。
いやぁ、息もつかせない楽しい小説でした!
「タケルはミコを引っ張り、ラジオ塔に入った」から即「ぺいっ。ラジオ塔から放り出された」……このスピード感ときたら!
サインに狂うコガネの民の叫びも大好きです。

フワライドに掴まって飛行するその姿は、まさにポケモン小説の主人公です。
それにしても、タケル君は良いお兄さんですね。そして、母は強し……!
あすぺふさん
評価:☆☆☆☆
タケルの勘違いっぷりと、その語りの勢いが良かったです。
カイさん
評価:☆☆☆☆
タイトルにインパクトがありますね。とてもテンポの良い作品でした。クルミちゃんのサインが懸賞にかかったあたりから、愉快なセリフ回しとドタバタ騒動で一気に読ませてくれて楽しかったです。
さねたかさん
評価:☆☆☆☆
コメディなのに主人公一家の背景が重い!でもコメディなのでとても明るい。
超能力少年がユンゲラーに~という図鑑説明を使ってこうするとは……少年向け漫画のような勢いとまっすぐさがベストマッチでした。
あとユンゲラーが一家に引き取られていくのが良かったです。救いがある。徹頭徹尾正統派コメディで安定した物語だったと思います。
どうしても気になったところがひとつ。他のトレーナー(特に女性)の口の悪さが小学生レベルなところでしょうか。それ以外は特に気にならず楽しく読ませていただけました。
ラプエルさん
評価:☆☆☆
コミック調だな、というのが第一印象でした。
ポケモンの鳴き声や人間の叫び声、擬音を母音の繰り返しで表現しているのが一番の理由かな?地の文が少なくて会話が多いのも一因かも。

超能力少年が~のくだりはよく覚えていたので、完全に騙されてました。当然と言えば当然ですが地の文でも全部“ミコ”表記だっただけに。
ユンゲラーって居るだけで電子機器に影響を与えたり頭痛で周囲を苦しめたりするんですかね…これは一緒に暮らしていくのは大変そうだ…。それでも最後はタケル君が引き取る決心をしたんですかね、妹思いだなあ…

気になった点は、地の文が少なくて状況が把握しづらいかなあと思ったことですかね。
ミコが攫われてからどうやって救出されたのかが丸々省略されてて展開が一気に駆け足になっちゃった、っていうのが一番気になりました。
“シンクロ”を設定に組み込んでる点やストーリーの組み立て方はすごく好きだったのでそこら辺がちょっと惜しいかなあと思いました。
円山翔さん
評価:☆☆☆☆☆
ギャグ寄りのシリアス。テンポよく楽しく読めました。ユンゲラーがフーディンのような鳴き声をするのかどうかはわかりませんが、進化前なので十分あり得るのかなぁと。全てが「夢」だったとはいえ、最後にはちゃんとみんな折り合えてよかったです。
ionさん
評価:☆☆☆☆
エスパー少女の最強の家族達がユンゲラーに出会ってどったんばったん大騒ぎ!
そこに隠された真実やいかに?

(ミコの)妹(の、つまりは次女ポジションに収まるの)が(人間の子ではなく)ユンゲラーになりました。
とにかく話の勢いで殴られて、でも何がメインテーマだったんだろう?と考察のために読み返すと人情味が遅まきながら感じられるのが自分の反応でした。

 好きなコンビを挙げよっていう話がチャット会であったけど、
お母さんのウィンクは多分自分が容易く妄想できるレパートリーには含まれてないと思います。これもまたコンビだなあと。
偏った本を読んでいるだけでは身につかないような、厳しさだけでなく甘やかしだけでなく、相手を受け入れ、導くタイプのしつけ。そんな素敵でチャーミングなお母さん。
ここが一番今作品で好きなとこです。
「そうね、守ろうとしたことだけは褒めてあげるわ」
どこか漫画で読んだような懐かしみを感じる(たぶんこの表現も割とひどいんだよな)優しさの為に頑張る気持ちのいい男の子。
「誰が退くかあほ!! 死んでもどかんわぼけー!!」
ミコはユンゲラーが見せた性格とほぼおんなじでいいのかな?他の家族と比べるとツンデレっぽいの以外にあまり見せ場がなかったので改稿があるなら見られると嬉しいな。
神経衰弱をするくらいには仲が良いのがわかっている。
最強の家族だと賛辞を送らせてほしい。

 再読したら解決した時点で波音と共にユンゲラーの(自分がミコだという)暗示は解けているわけですが、それでもこれまでの経緯からユンゲラーを迎え入れるオチにしたのは、ユンゲラー自身の記憶のためというよりは、純度100%でお兄ちゃんと、お兄ちゃんの気持ちを読んであげたエスパー少女妹のエゴ…ということになりますね。少なくとも、この時点では。
と、チャット会では申し上げたけど、ちょっとだけ認識が変な方に変わったよ。
 ユンゲラーが周りに迷惑をかけているということが再三強調されているので、その辺の設定が使いたかったのか、使ったらこういうプロットになったのか。
この世界観ではユンゲラーが進化したら最後周りの生物に頭痛を引き起こし続けていたとして、
もしかしたら野生のユンゲラー自身は普通の生き物のように?群れをなさないか、同族なら耐性があるのかもしれないけど。
 そして、頻繁に引越しを強いられ(楽しみ?)たまには街を正当防衛気味に?壊してしまうこの家族は、周りに迷惑を意図せずかけてしまっているって意味では同じ立場なんですよね。
何より妹がどう転び成長するか、明るさを失わないでいるかどうかはこの家族にかかっている。
それでも、彼らが明るさを失っていないというのが最高だった。
 それがリアルかどうか、そしてその是非は、無知な僕は作者に委ねますが。
 こうした意味で、彼らは物理的にだけでなくストロングなんだと思います。
このストロングな家族に貰われていったこの個体は人間社会に適応できる数少ない幸福な個体なのかもしれない。

ちょっとユンゲラー考察。
ミコの記憶もコピーしてたんでしょうが、(神経衰弱だけで言えば考えればすぐわかることでもあり)そもそもユンゲラーなら相手の記憶を読むくらいお茶の子だろうから
あのクイズは実質大人の目からしたら機能していなかったかもしれない。二問目で性格を見るという意味ではまだ少しは…)
あとコガネシティのあの状況は、勢いついていいけどオーキドの判断とかもろもろリアリティレベルは欠けるのは確かではあるんだ。
照風めめさん
評価:☆☆☆☆☆
これめっちゃ勢いがあって好きです!
人間がユンゲラーになるって創作のネタとしてもTFのネタとしても非常に使えそうなのに、あまり見かけないんですよね。
ちょっと重くなりそうなネタを、こういう風に明るくドタバタな感じのコメディー調にしてくれたおかげで楽しく読めました。
出てくるポケモン達も人間も活き活きして、まさにはちゃめちゃって感じです! マンキーのチョイスも好きです。
オーキド博士を誘拐(笑)したり、ミコ(偽)を捕まえるためにクルミちゃんのサインで釣ったり、ひっきりなしにいろんなハプニングが雪崩れ込んでくるのがいいですね。
実は初読のとき、「あたしも“妹”欲しいなー。なーんて」のセリフで、タケルがミコの妹になる暗示をかけさせられたのかと思ってドキっとしました。そ、それはそれでアリ…(
終夜さん
評価:☆☆☆
お母さんつおい。
……ごめんなさい、先に謝っておきますが正直タケルくんやタイトルにもなっている妹さんより断然お母さんのインパクトが強すぎて、彼女の登場で全てを持っていかれました。
冒頭、ミコちゃんを探しに出かけたお母さんより、犯人の身を案じちゃうタケルくんの台詞にくすっときました。
このお母さんつおい(2回目)
ミコちゃんはツンツンツン、デレ、な性格なのかな?かわいい。こんな妹欲しいです。
ユンゲラーも加わったら、きっと強盗も真っ青な無敵一家に進化するんだろうな~。
森羅さん
評価:☆☆☆
お母さんあらゆる意味で強すぎませんかね!?!?
元ネタとしては「超能力少年が朝起きるとユンゲラーになっていた」の図鑑説明でしょうか。この図鑑ネタがあるからこそ「このユンゲラーは本物(のミコちゃん)か、はたまたミスリードでただのユンゲラーか」と最後まで「どっちだ……?」とドギマギしながら読みました。「誰が退くかあほ!! 死んでもどかんわぼけー!!」がアオリの「走れ! お兄ちゃん!」を象徴していてとても素敵です。泥臭くてカッコいいです、お兄ちゃん!!
ところでこのユンゲラー、「ふでぃ」って鳴いているのですが……? もしやまだ何か騙されているのでしょうか!! (読み解けていなくてすみません)
最後の一文に「未来予知」の話を持ってくるのであれば、物語の初めにも未来予知ネタを持ってくると話のつながりがカチッとするかもしれません。
しろあんさん
評価:☆☆☆☆☆☆
うわー、もう大騒動だよどうなっちゃうの!?って思ったらまさかのオチでビックリしました……!
悪党に狙われ続けるミコちゃんが心配ですが、タケル君とあの母が居ればひとまずは安心ですね(( いやー、お母さん一体何者なのっ!?
あと時折入るずっこけのリアクションがベタながらも面白かったです!ユンゲラーのその後が気になりますが、きっとタケル君やミコちゃん達と楽しく過ごしているんだろうなーと思います。
はやめさん
評価:☆☆
 超能力少年の設定から、ついカフカの変身みたいな始まりを迎えるのかと……。
 カオス展開に突っ込むのも野暮ですが、笑いのポイントを抑えるのが難解でした、申し訳ありません……。強いて言うなら、場面転換と情報の出し方が読み取りにくいような気がしましたが、コメディ系統かつ勢い重視の作品にそういう突っ込み方をするのは個人的には野暮かなと思いつつ。自己暗示+シンクロの合わせ技は上手いなと思いました。
レイコさん
評価:☆☆☆☆
 妹ユンゲラー(?)をめぐるどたばたコメディ、楽しかったです。タケル君とお母さんは超能力を持っていなくて、家系的には妹ミコちゃんがイレギュラーなんですかね。ミコちゃんの身柄が悪党に狙われるのが日常茶飯事にしては、おうちのセキュリティが手薄だなーと感じました。普段は妹さんが超能力で自衛しているからなのでしょうか。ユンゲラーが「ふでぃ」と鳴くのは、公式の鳴き声テキストか何かが由来ですか? 時々頭の中でフーディンとユンゲラーを混同してしまったので、特に由来が無ければ「ゆぅん」とか「げらぁ」のほうが分かりやすいと思いました。説明が省略されているみたいなので読解に自信なくて申し訳ないですが、本物のミコちゃんは悪党に拉致されて偽物のミコ役ユンゲラーが置いて行かれていた、ということで合っていますか? ミコちゃんの鶴の一声で、今後のタケル君の苦労性が悪化しないかちょっぴり心配です。頑張れ、お兄ちゃん! 投稿、お疲れ様でした。
シガラキさん
評価:☆☆☆☆
 妹のために駆け回る良いお兄ちゃんの物語でした。コミカルな会話劇とスピード感のあるストーリー展開! かなり読みやすかったです。『ユンゲラー』というポケモンにスポットライトを当て『目覚めたらユンゲラーになっていた超能力少年』という前例を出すことによって、読者にユンゲラー=ミコと思わせる戦術(?)、とてもシンプルですきです。さらに『精密機械を狂わせることがある』といった設定まで網羅していて、とてもポケモンらしい作品です。それ以後も『精密機械を狂わせる』設定を捨てることなく、オーキド博士がポケナビやらをしっかりユンゲラーから遠ざけているところもいいです。その判断を瞬時にできるこのオーキド博士はまさしく『ポケモン博士』だと思いました。その後の怒涛の展開! サイン入り色紙を報酬としてファンを動かすところとか、ちょっとリアルというか、手慣れている感じがして面白かったです。
 妹のためとはいえ、オーキド博士を、しかも仕事の途中に拉致ってしまったというのに、主人公に対する罰があんまり描写されていないところにちょっと違和感を感じました。ジュンサーさんにちょっと怒られるだけでもいいので、その描写を入れればもっとすんなりと読み込めたと思います。
 作品投稿、お疲れ様でした。楽しかったです。
フィッターRさん
評価:☆☆☆☆
 地下通路を出てからのスラップスティックが印象的な一作。行動力あふれる母親の印象が皆さん強いようですが、個人的には健気なマンキーを推したいです。ユンゲラーの背中をよしよししてるのかわいい。
 それはさておき。ギャグのノリなど楽しい作品ではありましたが、全体的に『足りない』ところが目立つ作品だったなと思います。
 母親と電話したあと、ラジオ塔に着くまでのどのタイミングでポケナビが壊れたのか? 結局ミコを誘拐したのは何者で、どこで何をしていたのか? 母親はなぜミコを見つけることができたのか? このあたりの情報が歯抜けになっているので、せっかくの勢いある文章がつまずいてしまっているように思いました。経緯を人物に語らせる形でもいいから記述してほしかったです。
早蕨さん
評価:☆☆☆
 図鑑説明ほどネタが散らばっているところってないですよね……。私もやります。正直な印象は、アニメの幕間、コミカル回、主要キャラどうしの関係性を深める回、そんな印象です。クルミちゃんのサインを報酬にして男たちがやる気を出すシーンなんていうのは、まさにそんな印象を受け、絵が頭の中に鮮明に思い浮かべられます。
 強い妹を弱いお兄ちゃんが一生懸命守る姿は、なんというか、ぐっときますね。字数は余ってそうなので、もうちょっとお兄ちゃんとミコの関係性を掘り下げる話があってもよかったのかなと思いますし、ユンゲラーのトレーナーは、ミコをユンゲラーにして何をしたかったのでしょうか。やりたい展開を考え、それを広げることに加え、あとは納得感があればもっともっと面白くなると思いました。
rairaibou(風)さん
評価:☆☆☆☆
 初代図鑑の説明とリンクした構成がとてもいいと思いました。
 妹とユンゲラーを入れ替えたのが誰かということに言及しているのが本文中一行だけで少し分かりづらかった気がします。
逆行さん
評価:☆☆☆
 ユンゲラーの設定をいかんなく利用したお話の構成には大変感服致しました。ポケモンの設定を惜しみなく活かすというのは二次創作において高評価を付けられる点であると言えます。良く出来ているなあと感じました。グッドです。 
 文章も勢いがあり楽しく読めました。ライトノベルよりも更に軽い文体で勢いよく物語を進めていくのは面白い試みだと思います。 
 冷静に考えてみると、このお話はなかなかにハチャメチャであります。オーキド博士を誘拐したり、後半になると街中の人を巻き込んで大騒ぎになったり。ただそのハチャメチャな展開を特に違和感なく読ませることがこの文章はできているなあと感じました。 
 個人的にはクイズの所が好きです。面白かったからもっとたくさんの問題に答える所見たかったなーって思ったぐらいでした。 
 最初にマンキーが出ており騒ぎ立てていましたが、特にその後マンキーが関わってくることもないので、「あれはなんだったんだろう」と感じてしまいました。マンキーが好きな方には申し訳ないのですが、このお話にマンキーは不要だと思います。 
 冒頭はマンキーから始まるよりもユンゲラーから始まった方が良いでしょう。その方が、読者がどこに焦点を当てて読むべきかが分かりやすいかと思われます。 
 その他にもいくつか分かりにくい点がちらほらありました。もうちょっと状況の説明が欲しいかなあという印象です。この文体であれば多少説明文を増やしても勢いは失われないかと思われます。 
 後重箱の隅を突付くような話しかもしれませんがユンゲラーの鳴き声が「ふでぃ…」なのは何故なんでしょう……。ふでぃはフーディンなのでは。別にそこまでおかしいことでもないですけどね。 
 色々といちゃもん付けちゃってますが、楽しく読めたお話なので作者さんの次回作も期待しております。早めの投稿お疲れ様でした。
ポリゴ糖さん
評価:☆☆☆☆☆
 ユンゲラーの特徴、機械をショートさせたり頭痛を起こしたり、エスパー少年がユンゲラーになったとか、そういう図鑑説明、ようはポケモン世界での設定というのがとても上手く活かされていたところにひどく感嘆しました……。お話の勢い、ノリといいますか、そういうところを阻害せずにばっちり組み込んでいくあたりがとても良かったです。
 タケル君にはツッコみの才能がありますね。見習いたい。ラジオ塔の緊急速報担当者もクルミちゃんのサイン色紙で協力者を釣る……策士! 転げ落ちたりずっこけたり街中大騒ぎになったり、どったんばったんって感じでくすくす笑いながら読ませていただきました!
 ただこれをギャグの中に求めるべきかは迷ったんですが「犯人が自己暗示で刷り込むミコの情報をどこから手に入れたのか」「そこまでして犯人がやりたかったことは何か」ってところは疑問として残ってしまいましたね……。それこそ犯人が狂信的なストーカーだったらあり得なくはないんでしょうけれど、誕生日プレゼントや昨晩やった神経衰弱というプライベートな情報が犯人にまで伝達されるのだろうか……まさか犯人は身内? 一度も登場しない父親だったというのですか!!!???? ……という想像止まりのところはさておきますが、読後感の「ああ面白かった!」というところにほんの少しだけ疑問が残ってしまったのは、惜しかったなあと。ただ全部説明しようとするとテンポが崩れたりしてしまいそうな気もしますし、難しいところだと思います。
 でも面白かった!! 笑いの提供ありがとうございます!
48095/坑さん
評価:☆☆☆☆
 お兄ちゃんともどもまんまと騙されました!
 こまけえこたあいいんだよ、と思わせる作品全体の勢い、素晴らしかったです。
 ユンゲラーの超能力少年の図鑑説明が、かっこいいような神秘的な感じで昔から好きだったので、こういうかたちでお話になったものを読めて、とても嬉しかったです。
北埜とらさん
評価:☆☆☆☆
 あれ……? な……なんで……ユンゲラーが「ふでぃ」と鳴くんだ……?? フーディンじゃなくてユンゲラーが「ふでぃ」と鳴くのは何か元ネタが……???? 私が知らないだけで原作か何かの????????? 私もしかして気付いてはいけないことに気付いてしまったのではないか……ハッ(真理を悟った顔)

 ずこっ とか ずるっ とか うおおおおおおお!! とか ふいいいいいいいいいいいいいいん!!!! とか、コロ〇ロかな? みたいな勢いを感じる作品でしたね!笑 タケルくん男子小学生まっさかり!!!!!! 元気モリモリで楽しかったです!! 私普段こういうノリの作品には触れないので、なかなかに圧倒されましたが、微笑ましい気持ちで楽しませていただきましたww
 ミコちゃんの超能力を狙われ続けて一家で町や村を転々としているとのこと、これ実はかなり重い家族背景なのではないかと思うのですが、それをまるで感じさせないパワフル一家! なんでその背景でこんな健全で明るい子供たちが育まれるんだと思ってしまうところですが、なるほどこのお母さんならば納得ですね。お母さんのキャラが一番好きでした。父親がどんな人なのかも気になりますよね、ミコちゃんが超能力者だから父親ももしかしたらヤバイ人なのかも……人外かも……この一家のお話をもっと読んでみたいなと思うような作品です。
 この「実はミコちゃんじゃなかった」というオチがとても俊逸で、私もすっかり騙されていたので初読「ええっ!?www」てなりました! まさかお母さんが正しかったとは……ですよね、早々ポケモンにはなりませんよね……笑 よく出来たお話だったと思います。だがユンゲラーはなぜ「ふでぃ」と鳴……ツッコミ待ち……ツッコミ待ちですか!? クッ、突っ込んでしまったぜ……!!
 投稿お疲れさまでした!
浮線綾さん
評価:☆☆☆☆
 B二作品め! わたしお母さん好きです……最初は子供の言い分を理解しようとしないいやなお母さんだなあと読者としては好感度を下げられたために後になって読み返してみるとやだこのお母さん強いってなります。
 エスパーってなんでもありなイメージがついてしまっているのでユンゲラーに変身するのもありそうで……やっぱりなさそうで……図鑑説明の中でも怪しい箇所を見事に使われた作品だなあと思います。
Ryoさん
評価:☆☆☆☆
Lienさん
評価:☆☆☆☆☆☆
花鳥風月さん
評価:☆☆☆☆
BoBさん
評価:☆☆☆☆
伊雑アゴバルさん
評価:☆☆☆☆☆
風間深織さん
評価:☆☆☆☆☆☆
ゾイシアさん
評価:☆☆☆☆☆☆
灰戸さん
評価:☆☆☆☆
きとらさん
評価:☆☆☆☆
黒糖さん
評価:☆☆☆☆
天波八次浪さん
評価:☆☆☆☆
クーウィさん
評価:☆☆☆☆
不壊さん
評価:☆☆☆☆
じゅぺっとさん
評価:☆☆☆
えびフライさん
評価:☆☆☆☆☆☆
586さん
評価:☆☆☆
小樽ミオさん
評価:☆☆☆
トビさん
評価:☆☆☆