僕はぬいぐるみの感想

水のミドリさん
評価:☆☆☆☆
捨てられたぬいぐるみは復讐するためにジュペッタとなり、愛情を注がれたぬいぐるみは持ち主を守るために動き出す……ステキじゃないですか。おばあちゃんにも美福にも大切にされてきたのですね。
でもこのぬいぐるみ君、自分がジュペッタだって意識あるのかな。愛情を一身に受けたから動き出したってのなら呪い人形としての自我を持たないだろうし、でも途中『ジュペッタだったころは』って記述あるし、どうも彼の生い立ちが判然としません。ゴースト技とかも使えるからジュペッタではあるんでしょうが……。どういう出自? ラストまた彼は動き出してハッピーエンドですが、彼自身が自己を取り戻したわけでもないのでちょっとシックリ来なかったです。ジュペッタ好きでこの手の小説を読み漁ってきた身としては、主人公はジュペッタの姿として愛されてほしかった。「ロコンのぬいぐるみ」だとやはりポケモンとは別の存在として1歩引いた視点から見てしまい感動までには至らなかったです。中身だけのジュペッタ、とは面白い発想ですが、ぬいぐるみに憑依したジュペッタではいけなかったのか……?
照風めめさん
評価:☆☆☆☆
優しい作品でした。
タイトルからジュペッタが登場するのは予測できましたが、まさか体は別、とは!
ふくちゃんもコウちゃんも可愛らしくて良かったです。
久しぶりに見つけた昔馴染みのものって、やっぱり愛着はすごい湧きますよね!
コウちゃんが序盤に感じていた使命とは、こういうことだったんだなあ。道連れを使ってまで守ろうとしてる所が健気でした。
そんなふくちゃんを守るために戦ったコウちゃんを、ふくちゃんが助けようとしてあげる流れが可愛いです。
ただ、どうしても唐突に出てきた「www」には首を傾げざるを得ませんでした。最初からそういうテイストなら構わないのですが、突然挿入されてしまうと気になってしまいます。笑わせるのであれば地の文を使って表現できると良かったなと思います。
雪椿さん
評価:☆☆☆☆☆☆
ロコンのぬいぐるみのジュペッタであるコウちゃんが、ふくちゃんを守るために動く健気な話。
最初、おばあちゃんと会話のようなものをしていることから、おばあちゃんはコウちゃんの正体を知っていたのでしょうかね(それとも、単におばあちゃんが一方的に話しかけていただけ?)。
最後の方の話からコウちゃんはぬいぐるみのままジュペッタになったのかと思いました。しかし、コウちゃん視点の話の途中に「ジュペッタだったころは~」とあったので最初はジュペッタだったけど、何かがあってロコンのぬいぐるみに中身を移したのだと考えなおしました。真相は作者様のみぞ知る、ですが後者が有力な気がします。
とにかく、かわいいコウちゃんの話をありがとうございました!
カイさん
評価:☆☆☆☆☆
ロコンのぬいぐるみに魂が宿るお話かあ~可愛い。と思っていたら、まさかのジュペッタ!!なるほどなあ~!!ネイティオの未来予知によってコウちゃんの使命はかなり具体的に決まっていた、というのも驚きでした。守るって、漠然とした願いではなかったわけですね。自分が死ぬ運命をずっと分かったうえでふくちゃんの側にいたんですねコウちゃん……泣ける。
最後はまたふくちゃんコウちゃんが一緒に暮らすことになれて良かったです。うちにあるぬいぐるみも大切にしようと思ったお話でした。
ところで余談ですが、ドードリオが摂取する石って何のことなのでしょうか?マスクネームもそれと関連している感じなのですが…?
コメットさん
評価:☆☆☆☆
ポケモンのぬいぐるみが出てくるだけ?と思いつつ読み進めた先で、後半の展開にぐっと来ました。そうでした、ジュペッタってそういう設定でしたね。決して難解ではない一本道の、優しく心温まるストーリーでした。10000字以内で、難しい飾りの言葉は使わず、ストレートに胸に突き刺さりました。
ionさん
評価:☆☆
データ消えました。改めてSNSで書き直します。
猫村さん
評価:☆☆☆
ジュペッタ君が可愛かった。
砂糖水さん
評価:☆☆☆
ジュペッタネタはいいですよね〜。好き〜。この愛がね、いいですよね。愛、愛ですよ、愛。よい。
ハッピーエンドなのもよかった〜感。
乃響じゅん。さん
評価:☆☆☆☆☆
ジュペッタを題材にした小説は数多くあれど、ぬいぐるみの姿のままと言うのは初めて読みました。
また、最初から最後まで基本的に幸せな時間が続いていることも、ジュペッタものとしてはポケモンの性質上珍しいと思います。
無念を晴らせば成仏してしまう彼を、代わりに繋ぎ止めていたのはネイティオの未来視を通じて得た、自分が果たすべき使命というのが面白かったです。
終始幸せな時間が流れているのを感じられて、読んでいて心地良い小説でした。
残念なのは誤字脱字が多いことでした。本文の冒頭にタイトルが入ってしまっている、驚ろく(→驚く)、みちずれ(→みちづれ)、THA(→THE)。自分で発見したのはこれだけありました。一行一行が結構重い意味を持つタイプの文体なので、こういったミスが他の小説よりも印象に響きやすいと思います。自分は滅茶苦茶気になりました。修正機能は使わなかったようなので、いくつか自力で気付いただけでも訂正していればなぁ、と思います。
個人的にゴーストタイプ(特にジュペッタとゲンガー)は存在意義と意思や愛が直結しやすく短編に向き過ぎていると感じますので、出てくると「ずるいな~」と感じてしまい、個人的には若干厳しめに評価したいのですが、この作品は新しいアイデアに溢れており、また物語もしっかりしていたと感じますので、この点数としました。
森羅さん
評価:☆☆☆
ジュペッタですね、ジュペッタ。コウちゃんは「ぬいぐるみとして意識を持っていて」ではなく最初からジュペッタだったとは! 「中身だけジュペッタ」はあまり聞いたことがありませんのでなかなか新鮮でした。そして、そういうものを作れるおばあちゃんは一体何者なんだ……!? ネイティオの未来予知があったからこそおばあちゃんはコウちゃんを作って、コウちゃんに託したのでしょうが……。この辺りのお話も知りたいですね!!
コウちゃんとふくちゃんの語りの切り替えが面白いですね。コウちゃんは全ての行間が一行空いていて、ふくちゃんの語りのシーンでは全て詰まっている。一人称の切り替えでこういう風にするものは初めて見ました。よくこういう切り替え方法を思いつかれましたね……! ウェブ小説ならではの手法だなあと思います。すごいです。また、最後コウちゃんが蘇って(この言い方は適切ではありませんが)ハッピーエンドになるのも素敵でした!
うにゃさん
評価:☆☆☆☆☆
ジュペッタって説明とかで怖めな感じがありましたがこの作品でめちゃくちゃ可愛げがあることに気づかされました~!
あまもさん
評価:☆☆☆☆
コウちゃんかわいいですね…!渡す相手がふくちゃんだから、コウちゃんという名前をつけたのでしょうか…。ネイティオの伏線がこういうことだったとは、とどきどきしました。最後に一人ぼっちは嫌いと言ったコウちゃん、やはり押入れ?の中の期間は苦しく寂しかったということでしょうか。寂しさを味わいつつもふくちゃんへの思いは変わらなかった一途さに胸を締め付けられました。
秋桜さん
評価:☆☆☆☆
キャラが可愛かったです。とても好きです。ところでこれおばあちゃんがジュペッタの中身をぬいぐるみに詰めてるんですかね? そうだとしたら恐いのですが……
ゾイシアさん
評価:☆☆☆☆☆☆☆
カーニバル作品を拝読する中で、この作品だけは唯一泣いてしまいました。ぬいぐるみを愛する全ての人が共感できる、そんな素晴らしい小説でした。コウちゃんの優しい語り、ふくちゃんの性格、細やかな情景描写、全てが温かいです。伏線の張り方もとても見事で、思わず「あぁっ!」となりました。ぼろぼろになってもコウちゃんを大切にしてくれるふくちゃんの心の美しさに感動しました。また、ジュペッタらしくないジュペッタ (勿論良い意味で)という、コウちゃんのキャラがとても面白いなと思いました。本来なら怨念を エネルギーに生きる彼らとは異なり、コウちゃんは文字通り幸福を力に生きているため、絆の力でどこまでも強くなれるというポケモンらしさの原点を感じることができました。
最後に、この作品の一番好きなところを挙げるとすると、ちぎれたコウちゃんがそのまま消え去らず、ふくちゃんのぬいぐるみとして復活したところです。バッドエンドにしなかった作者様の優しさがひしひしと伝わってきます。このお方は本当に温かい心の持ち主なのだと感じることができました。素敵な作品をありがとうございました!
ラプエルさん
評価:☆☆☆
やわらかーな雰囲気の物語。ポケモンノベルとはいえ人物や世界観にフォーカスした作品も多かったので、これはポケモンのぬいぐるみのお話なのかな、と思ったら違いました。そっかそっかジュペッタがいい子だったのね…なんとなくいたずらっこな悪役のイメージでした。

妙に余白が多いと思ったらこれはジュペッタがふくちゃんを見てる時の様子を表してるんですね、なるほど。文頭の一文字空けがないなあと思いましたがこの表現方法なら無い方が自然なのかも。
ただ、文章の粗は目立ちました。肝心の決め技である「みちづれ」で「ず」と「づ」を間違えてますし、「THA」は「THE」です。「w」はネットスラングで使いどころを選ぶものだと思いますが、ここまで真面目な文章で書いている分、一か所しか使っていないことも手伝ってとても悪目立ちしてしまってます…残念。

細かな表現はやわらかくとても好みです、「ふくちゃんの背中に手を回す。昔はなんとか届いたけど、もう届かないや」ここはふくちゃんがいつのまにか大きくなったんだなーとジュペッタが感動しているところが暗に表現されていてとても素敵。何年もふくちゃんと離れたところに放置されていたのもあって驚きつつも嬉しがっているんでしょうね…。
推敲を重ねればもっといい作品に仕上がると思います!ありがとうございました。
終夜さん
評価:☆☆☆
ふくちゃんのボディガードだったコウちゃん……彼(?)の覚悟を思うと、しんみりします。
ずっと忘れられていた事実は悲しくも思いますが、これからはまた、彼女と一緒に幸せな日々を送っていけたらよいですね。
自分もぬいぐるみを大事にしようと思いました。
円山翔さん
評価:☆☆☆☆☆
ふくちゃんが風をひいたとき、
風→風邪

こんなに近かったのかと僕は驚ろく。
驚ろく→驚く

そして縫い方THA 雑って感じ! 
THA→THE

とても心がほっこりするお話でした。ふくちゃんが小さい頃の思い出に、自分の過去を思い返して懐かしんでいました、というのは個人的なことで。ジュペッタは大事にしてくれなかった人間を呪うだけの存在ではない。大事にしてくれた人を、守る存在にもなり得るのだと。動かなくなったあとも、本体を修復すればまた命をつなげるのだと。今まで知らなかった、考えもしなかった面を見られて嬉しく思います。
Pさん
評価:☆☆☆
ひたすら健気なぬいぐるみの姿に思わず目頭が熱くなりました。最後の「僕らは一人がとっても嫌なんだ」に、この物語で捧げられる献身的な愛と通常のジュペッタが抱く恨みが表裏一体であろうことを強く感じます。
主人公から見て「未来を見ているのか過去を見ているのか分からな」かったはずのネイティオとおばあちゃんからの啓示=未来にふくちゃんを救うという使命をどのような形で受け取ったのか、おばあちゃんの手で作られ、目覚めたばかりの主人公がそうしたネイティオの特徴などをどうやって知ったのか、中身だけとはいえ特性:ふみんを持つはずのジュペッタが幾度となく寝ている、など気になる点はいくつも存在しますが、それらを補って「中身だけのジュペッタ」「恨みではなく純粋な愛で動くジュペッタ」というアイデア、そして全編にわたって描かれるふくちゃんを取り巻く関係の暖かさは素晴らしいものと思います。
自分が子供の頃に大事にしていたぬいぐるみのことを思い出させてくれるようなほっこりした短編でした。ちょっと私のピカチュウ1/1ぬいぐるみを探しに行ってきます。
葉穂々さん
評価:☆☆☆☆☆☆
おばあちゃんの願いを聞き届け、視てしまった運命から守るため、その孫娘を見守り続ける……
嗚呼、私は、このジュペッタの様などこまでも一途なキャラクターに物凄く弱いんですよ。
惜しむべくは誤字の多さですが、作品の暖かさと切なさが大変素晴らしかったです。
ラストシーンの余韻もVery Good!
春さん
評価:☆☆☆☆
 「僕はぬいぐるみ」というタイトルを見た瞬間、「おおジュペッタの話か」と思っただけに、「白いロコンのぬいぐるみ」ときて首を傾げました。しかし、最後まで読むとなるほど、と思いました。彼は、いわゆる身代わり人形のような役割を果たすために、フクちゃんの傍にいたのですね。フクちゃんはなかなかいけいけガールに成長しました。忘れてたのは酷いけど、ちゃんとコウちゃんの事を覚えていて、大切に扱ってくれたのでほっとしました。でも、裁縫の腕はあまり良くないのね、フクちゃん……。あまりに酷過ぎて、目覚めることができなかったのかしら。
 これから先も、フクちゃんの事を、おばあちゃんやネイティオの分までコウちゃんが守ってくれるんだろうと思います。うちにも来てほしいなぁ、コウちゃん。
北埜とらさん
評価:☆☆☆
 3しか見ていないので的外れだったら申し訳ありませんが、ト〇ストーリーを彷彿とさせるようなお話でしたね。ふくちゃんが子どもの頃から、大学生になるまでということですから、コウちゃん随分長いこと押し入れに入れられていたんでしょうね。それでもふくちゃんを愛しているコウちゃんの健気さや、ご両親の顔が皺が増えたと表現されるとこ、そしてふくちゃんが実家を出ていくシーンなど、随所にグッとくるポイントがありました。コウちゃんが健気で、健気で、健気で、たまりませんね……こんなにふくちゃんが大好きなのに、知っている未来のことを思うと、もう会わない方が良いって、うわぁ切ない。それでも顔を見るとやっぱり喜んじゃうとこも切ない。再会してから襲われるまでの時間は、押し入れにいた時間からすればうんと短い時間です。自分がこれからどうなるのかを知りながら、残り少ない時間を噛み締めてふくちゃんと過ごしていたのだろうコウちゃんの気持ちを思うと、ワンシーンワンシーンが本当に尊いもののように感じられますね。
 「ぬいぐるみ視点」で見ると、コウちゃんを長い間真っ暗闇の押し入れの中に閉じ込めていたふくちゃんの扱いは、残忍やなあという気もします。ジュペッタという怨念がましいポケモンの特性を考えても、コウちゃんがふくちゃんを恨むに至らなかった背景には、おばあちゃんとの約束があると考えられ、これはコウちゃんにとってはある種「呪い」にも近いのかなと思って、個人的には複雑な気持ちになってしまいます。でも、「人間視点」で考えると、長いこと押し入れの中にしまっていたとしても、そのぬいぐるみと再会したあとに助手席に乗せてドライブして、話しかけながら思い出の場所に連れていって、新居で一緒にお昼寝して……、って、この子ぬいぐるみにすっごい愛着があるんだなあ、こんなに愛してもらえるなんて幸せなぬいぐるみだなあ、って思うんですよね。だから良い話だなあとも思いつつ、微妙に後味の悪さが残るような、不思議な読後感でした。最後のくだりの若干の怖さを鑑みても、こういう読後感を作者さんも意識されてのことなのかもしれません。とにかく、こんなにも健気で良い子なコウちゃんが復活してくれてよかった……。
 個人的には成長後ふくちゃんの喋り方や行動が、いかにも現代の若者!! っていう感じで面白かったですww 千切れたコウちゃんを治して、そのあともずっと持ち歩いているようで、本当に良い子だよなあこの子は。友達にいたらめっちゃ楽しそう。恐縮ですが少し自分語りします、私も十云年大事にしている抱き枕があります、もう目も剥げかけて生地も擦り切れつつあるのですが、毎日一緒に寝ています。喋ったり動いたりしてほしいとまでは思いませんが、私の抱き枕にも仮に意識が宿っているとすれば、私に対して好意的な感情を抱いていてくれたらいいなあなんて、このお話を読んでちょっと妄想してしまいました。ふふふ。
 投稿お疲れさまでした!
はやめさん
評価:☆☆☆☆
 意思を持ったぬいぐるみだからこそ、家族のふれあいに自分は加われないという疎外感を感じる描写がリアルでした。
ふくちゃんの口調の変化もこれまたリアルでしたが、良い子に成長していてホッとしました。ここのおかげで不幸な展開は無いだろうなと思って、安心して読めましたね。
 ぬいぐるみの優しいナレーションコウちゃん視点とイマドキ女子大生的喋り方をする美福視点では、語り口の色がだいぶ違うので、どちらかにいっそ寄せてしまった方が作風の統一が取れたかもしれません。後半の女子大生の談笑は個人的にかなり好きなんですけどね。卒論のテーマ決めとかも素朴な感じで、大学生時代を思い出しました。
 この作品、全体的にコミカルな空気ではあると思うんですが、随所に寂寥感が見え隠れしていますよね。締めの部分がゴーストタイプならではの切なさというか、どこか含みを感じるような孤独感がありますね。
早蕨さん
評価:☆☆☆☆
 中身だけのジュペッタ、という発想は初めてです。ジュペッタの話はいろいろなところで読めますが、中身だけというのは初めてでした。
 次ふくちゃんに抱かれる時は、使命を果たさなきゃいけない。コウちゃんはそれをわかっていた。知ってしまった未来を考えたら、ふくちゃんと再会してはいけなかった。コウちゃんは何年も何年もふくちゃんのことを想いながら箱の中にしまわれ続けたのでしょう。ふくちゃんが大人になった姿を見て、もう一度抱きしめられたらふくちゃんと一緒にいたい気持ちが抑えきれない。だからこそ、無機質なぬいぐるみが語るような描写が切なさをぐっと押し上げたと思います。見せられた未来を回避しないと(ネイティオに見せられた未来は、襲われる一幕全てだと仮定しました)、ふくちゃんとは一緒にいられない。コウちゃんは必死に、本当に必死にふくちゃんを守ろうとしたと同時に、これからも一緒にいたいんだという自分の願いを叶えるために、必死にもがき続けました。それが伝わるからこそ、無機質な語りが逆に切なさを際立たせたのかなと思います。
>>ふくちゃん、おっきくなったね。
 に込められたのは、ああ、僕はもう必要ないんだね、ということなのだと解釈しました。ここでコウちゃんはふくちゃんに自分は本当に必要ないんだと感じている。あとは知っている未来でふくちゃんを守るだけ、だと思いますが、心の底ではずっとずっとふくちゃんと一緒にいたいと思っていたのでしょう。
>>君が寂しくないように君のとこにずっといたいけどちょっと無理みたい。
 上の解釈があると、逆にこの「君が寂しくないように」に違和感を感じてしまうところです。

 ラストはああいう終わり方で、救いが大きく、ほっとする終わり方でしたが、ひたすら切ない話にもっていく方向でも、それはそれで好きな人がいるんじゃないかな、なんて感じます。
48095/坑さん
評価:☆☆☆☆☆
 不覚にも涙しそうでした。
 なんて温かくて優しいお話なんだろう。
 このお話が読めて幸せでした。
フィッターRさん
評価:☆☆☆☆☆☆
 ロコンのぬいぐるみを肉体にして、恨みや妬みではなく愛情と感謝を糧にして生きるジュペッタ、という発想がとても素晴らしいなと思いました。
 ぬいぐるみって生き物の形をしているがゆえに愛着がわくものですけれど、そこにぬいぐるみか母体になるとされるジュペッタを組み合わせて、しかもホラーではなく昔のおもちゃ箱をひっくり返したくなるような温かい物語に仕上げてしまうとは。その発想力には脱帽するほかないです。
 お話の出来はいいだけに、"みちずれ"や"THA"など、細かい誤字が目立つところが惜しいなと思いました。
逆行さん
評価:☆☆☆☆
 ジュペッタというポケモンは二次創作ではかなり良く出てきますが、このお話はちゃんとその中でも個性を放っているなあという印象を受けました。 
 ふくちゃんの成長が凄くリアルに描かれていて良いなあと思いました。ちっちゃいときの両親との接し方とか、言葉遣いがどんどん荒くなっていったりとか、芸が細かいなあと思いました。言葉遣いに関しては最終的にはルー語をぶっ込んできたりとだいぶ荒れてましたね(笑)でもそういうリアルな感じが僕は凄く好きでした。このリアルな感じとぬいぐるみが喋るというファンタジーが不思議に融合し、とても魅力的な作品に仕上がっていると思います。 
 何年も閉じ込めておいたぬいぐるみと急にそんなおしゃべりはしないんと思うんですけどね。この女の子は凄く現実的な人物として描かれているので、細部にもリアリティを求めてしまうなあって所があります。ここだけちょっと違和感が生まれました。 
 じゃあどうすれば良いんだって話なんですが、うーん。ふくちゃんは中学、高校のときもぬいぐるみのことは絶えず気にかけていた。しかし周囲の目を気にしてあまり話かけたりはできなかった。……とかはどうでしょうか。 
 思春期の時期だったら周囲の目を気にするのは自然ですし、リアリティを追求するのであれば僕だったらそういう風にしたかなあという感じです。これだったら一人暮らし始めて親の目から解放されてぬいぐるみと喋るの再開した、っていう感じで自然になる、かなあ、たぶん。 
 気になったのはそこぐらいでした。後はこの一行ずつ空行開けるスタイルは好み別れるかもしれません。でも僕は良いと思います。ぬいぐるみの視点と女の子の視点で上手く分別ができているなあという印象でした。 
 後一個突っ込みたいんですけど、「ドードリオに食べられた金剛石」って凄い所からマスクネーム持ってきましたねww友達の研究内容だったんですね……。笑いました。
レイコさん
評価:☆☆☆☆
 コウちゃん、なんて健気なぬいぐるみ…! ネイティオが見せてくれた未来、ふくちゃんを守る日を迎えるまで待ちつづけて、ふくちゃんとおばあちゃんへ恩返しをするために、動けるのに動けない振りをして、ずっと我慢をしていたのですよね。生きている人間の家族とは違う寂しさ、物言わぬぬいぐるみとして愛される喜び、どれもとっても切なさと切り離して感じられませんが、その日々を幸せだったと言い切れるコウちゃんの強さに感服です……ふくちゃんの友人が腕のいい手芸部員でよかった! 本当に……! ふくちゃんがこれからも、コウちゃんをずっと大切にしてくれることを祈ります。投稿、お疲れ様でした。
ポリゴ糖さん
評価:☆☆☆☆☆
 アローラロコンのぬいぐるみの中に入る中身だけのジュペッタという発想に舌を巻きました。とかく我々は見えるものに惑わされがちですし、実際にゴーストに襲われるシーンまで全く気付かず、ぬいぐるみ視点の話だと思っていて、判明したときには一本取られた、といった感触を受けました。序盤のネイティオはそういうことだったのか、と。
 視点によって文体(本作の場合は一行空けの有無)が変わるという技法も非常に良かったです。よくよく考えれば、ジュペッタは長い間ずっとぬいぐるみという「静物」であり続けたわけで、それがふくちゃんしかりその友達しかり「生物」との時間の流れ方の違いというものを感じさせるようで、とても良かったと思うポイントです。
 「僕とふくちゃんがまた出会っちゃったら、僕の使命を果たさなきゃいけなくなる……。」この一言、後の展開を考えれば非常に重要であることはわかるのですが、その後の久々に会えたときの感動とイマイチ噛み合わなかったのがもったいないポイントです。このとき押し入れ?の中で昔のことを思い出しながら、ふくちゃんに会いたいと願いつつ会わない方がいいと思っている、そんな葛藤を押し出して表現できればよりよくなると思いました。あとは誤字がかなり痛い。みちづれのところはとても大事で、一言で何が起きたか説明しようとするところで誤字があると、どうしても現実に引き戻されるといいますか。
 最初のところと対応させたラストの独白の部分は非常に心に沁みました。
rairaibou(風)さん
評価:☆☆☆☆☆
 よくまとまったストーリーで可愛らしさもある良作でした。
 ありそうでなかったジュペッタの使い方ですね。
シガラキさん
評価:☆☆☆☆☆☆☆
 これ、すごく心にきました……。もうホント、ジーンときました……。なんやねん、コウちゃんが健気すぎて……。しかも外見がアローラロコンって……。もうかわいいし切ないし、あー最後幸せになれてよかったね! って気持ちでいっぱいになりました。個人的な好みの問題だと思うんですが、もう心が締め付けられる感じで、私はこの手の作品に弱いんです……。ああホントコウちゃんが生き返ってよかった……。もうただただこの作品がすきです。本当に、ああ。もう何も言えません。短くてごめんなさい。でもそれぐらいにこの作品がすきなんです……。ほんっとにこういう物語には弱くて……。あーーコウちゃんかわいい……。それに切ない……。そうだよね、ぬいぐるみをもって焼肉いったらにおいがついちゃいますもんね……。連れてはいけませんよね……。はーしかし、本当に良いものを読ませていただきました……!
 作品投稿、ありがとうございました。もう、好みに的中しすぎて何も言えないです……。
浮線綾さん
評価:☆☆☆☆
 SCP-2295をおもいだしました。おばあちゃん……コウちゃんありがとうありがとう……
小樽ミオさん
評価:☆☆☆☆☆☆
リングさん
評価:☆☆☆
トビさん
評価:☆☆☆
Ryoさん
評価:☆☆☆
Lienさん
評価:☆☆☆☆☆
花鳥風月さん
評価:☆☆☆☆
BoBさん
評価:☆☆☆☆☆☆☆
伊雑アゴバルさん
評価:☆☆☆☆☆☆☆
風間深織さん
評価:☆☆☆☆☆☆
灰戸さん
評価:☆☆☆☆
天波八次浪さん
評価:☆☆☆☆☆
クーウィさん
評価:☆☆☆☆☆☆☆
不壊さん
評価:☆☆☆☆☆
さねたかさん
評価:☆☆☆☆
じゅぺっとさん
評価:☆☆☆
えびフライさん
評価:☆☆☆☆☆
586さん
評価:☆☆☆
ばすさん
評価:☆☆☆☆☆
あすぺふさん
評価:☆
まーむるさん
評価:☆☆☆☆☆