Take to the Futureの感想

秋桜さん
評価:☆☆☆☆☆
面白かったです。映画のネタを入れて、洋画のようなストーリーに! しかし1万字では足りなかったのでは。もっと読みたかったです。
森羅さん
評価:☆☆☆
映画ネタを存分に盛り込んだ作品! ケルヴィンさんの軽口な言い回しが堪らなく好きです。洋画の007を見ている気分でした……! アオバさんはボンドガール! デスマスの相棒感もとても好きでした。そしてケルヴィンさんの言い回しで特に好きなのが「今夜はカロス地方のバトルシャトーという城で、マスクを着けてバトルをする仮面舞踏会が開かれるんだ。穏やかな波音に耳を澄ましながらディナーもできるし、暇ならトランプで神経衰弱もできる。ちょっと遠いが、君とならひとっ飛びで行けるだろ?」ですね。多分他の方もおっしゃられるとは思いますがここにお題のすべてを集約してる(別の箇所に出してらっしゃるのも勿論承知です)のってもう最高にクールでした! そしてその返しとしてのアオバさんの「欲張りね」が読者にとってはダブルミーニングになってもう本当にキマってました!!
 それぞれの映画のネタの繋ぎ合わせがとても巧く、他の方の「ここがこう繋がっていて」「このネタはこの映画」とかを聞くのがとても楽しかったです。映画を知っていれば小ネタに色々気づけたのでしょうが、最近の映画はほとんどノータッチで、小ネタが分からず申し訳ないです……。
コメットさん
評価:☆☆☆☆
映画ネタ、ゾロアーク編。よもやその設定を持ち出してくるとは思いませんでした。もちろん良い意味での驚きです。映画の正統派な後日談のお話って感じがして良いなあと思いました。あと、デスマスの反応がいちいち可愛い。もっと文字数に縛られない短編として読みたいなと感じましたね。
乃響じゅん。さん
評価:☆☆☆
映画のネタが大量に盛り込まれておりました。この数を絡めたのはすごいと思います。ケルヴィンが時の波紋が制御可能だとして力を利用するのも、映画っぽいな、と読んでて思いました。
ただ、冒頭と終盤においてちょっと不満が残ってしまいました。
冒頭についてですが、男は恐らくケルヴィンのことだと思いますが、名前を明かさなかった理由が特に見当たらず、読みにくさを生んでしまっていると感じました。後でいきなりケルヴィンと出てきて、混乱してしまいました。最初からケルヴィンと書いても問題はなかったと思います。漫画なり映画なりアニメなり、映像作品ならばビジュアルだけは出てくるので名前をしばらく明かさずとも問題はないですが、小説だと名前がビジュアルのようなものだと考えます。推理小説の犯人等でない限り、名前を隠すメリットは少ないと思います。
また、一連の事件に関しても、何かよく分からないけど凄いエネルギーが、よく分らない特殊なボールを使ったら何かよく分からないけど収まった、と言うような印象で、物語に引き込む力が弱かったように感じました。時間エネルギーの設定について、読者が置いてけぼりになっているように思います。何かしら作者さんの解釈を提示していれば、物語に引き込まれたのではないかと思いました。
カイさん
評価:☆☆☆☆
映画「幻影の覇者ゾロアーク」から派生した、濃いお話でしたね。と思ったら他の方の感想で気がつきました、他の映画のネタもふんだんに盛り込まれていたのですね。すごい!字数も1万字ぴったりですし、かなり苦心して削られたのではないでしょうか。世界中を駆け回り、時の波紋をめぐるこのお話は、ぜひ字数制限のない状態でも読んでみたいと思いました!
砂糖水さん
評価:☆☆☆☆☆
実を言うと映画はほとんど見てないのですが、映画ネタだな〜と思って楽しく読みました。
> 「俺の意識に侵入を試みているのは誰だ?」
など台詞回しがかっこよくて痺れます。
シン・ゴジラみのある雰囲気?がすごくいいです。
話のスケール的には映画っぽいけど、いかんせん文字数の制限上、そこまで書ききれてない感じなのでそこはちょっと残念だなあと思いました。面白かったです。
Pさん
評価:☆☆☆☆
全編にわたって採用された多数の映画ネタ、そしてそれを丁寧につなぎ合わせる根気と手腕にまず驚かされました。
映画本編をそれぞれ独立したつながりのない話として見ていた身ではそれらすべてを同じ世界線で見るというアイデアはまず思いつかず、その視点に敬服した次第です。ネタを拾いきれているか自信がないのでぜひ作者様による解説をいただきたい。
そして鳴き声からしてソーナノ的扱いから始まり「卑しい死人め」とまで言われてしまうデスマス、かわいそうなマスコットだと思っていたら研究員の身体を乗っ取りまさかの助手へランクアップ。助手としての技能があるというだけでもそれまでの印象が大きく変わったものの、その語る内容にはデスマスの時には思いもかけなかったほどの知性、そして友人としての博士への情が感じられ、この1シーンだけで単なる手持ちとしての端役からはっきりと芯を持った一人のキャラクターへ生まれ変わったように感じました。
字数的なその代償なのか、海外ドラマ的ロマンスのお相手役にあたりそうなアオバさんはGメンとしての仕事人、そしてアルトマーレのラティアスという表層的な印象にとどまり、そこは少し残念な点だったと思います。
しかしそれぞれ別の作品に登場したものをきれいに繋ぎ合わせた設定、海外ドラマにも似た空気を感じる軽妙な掛け合いと見所に溢れた良質な映画二次創作だと思います。愛を感じる。
ラプエルさん
評価:☆☆☆☆☆
何か名前に見覚えがあるなと思って調べたら劇場版でしたか…あの作品、主題歌は歴代で一番好きなんですが本編は全然頭に残ってないんですよ…。配布されたポケモンたちのインパクトも強かったせいでしょうか、うーん申し訳ない…あれが頭にあればもっと楽しく読めただろうに…。

ケルヴィンさんの手持ちポケモンもこれまたデスマス。しかもデスマスクで憑依して自分の意思を他人の口で語る…あれ、この設定ってもしかして結構有名?お題にマスクがあるからみんなデスマスを選んだんでしょうか。
そしてケルヴィンさんのキャラクターがチャラかっこいい…これは素敵。アオバちゃんが軽くあしらってるのもいいですねえ、仲良しだなあ…。
GSボールとはまた懐かしの品を…金銀世代ですし、セレビィと紐づけるには格好の道具ですね。まさかポケモンではなくエネルギーを封じ込める道具として登場させるとは…面白かったです。

設定が入念に練られているのはわかるのですが、その分ラストの駆け足気味がちょっぴり残念。
ケルヴィンさんのセリフ回しがとっても素敵な作品でした、ありがとうございました。
ionさん
評価:☆☆
デスマスあざとい。が第一印象でした。でーす。でもこいつ冷静に語り手の性格の疵を認識してやがるんだよな。
完全版読みたいな❤️
ラティアスさんとか絶対もっと掘り下げ甲斐あると思うもん。
あまもさん
評価:☆☆☆☆
スケールの大きいSFものの映画を見ているような気分でサクサク読めました。登場人物たちみなクールでかっこいいですね…アオバさんがラティ映画と繋がりがあるというところも胸熱でした。ハテノの森とのロケット団との攻防が、通信の鬼気迫るセリフで表現されていて、緊迫してかっこよかったです。できれば前中後編の3部作でじっくり読んでみたいです…!
円山翔さん
評価:☆☆☆☆☆
アルゴリズムが無ければ、
素材産業の発達がなければ、

「無ければ」か「なければ」のいずれかに統一すべきかと。

もっと多い文字数で読んでみたかった、というのが初読後の感想でした。セレビィが時の波紋の異常に気付いていたかどうか、どうして手を出さなかったのかとか、もっと知りたいと思う部分がいくつか見受けられました。GSボールは金銀世代を知らない方にとっては分からない可能性があると思いますので、多少説明が欲しかったです(かくいう私も、数年前に聞いた単語を調べてその存在を知った人です)。でも、テクノロジーを物語の中に溶け込ませることに関しては素晴らしいものがあったと。ケルヴィンとデスマス、アオバの関係も好きです。

P.S. お忙しい中執筆お疲れ様でした…!
照風めめさん
評価:☆☆☆☆☆
まるで映画を観ているような、そんな素敵な作品でした。
キャラクターの台詞回しがオシャレです。詳しくはないんですが、洋画を観ているような気分になりました。ポケモンにまつわる様々な設定をここぞとばかりに活用していると思います。
ストーリーの流れもとても丁寧で、読んでいてハラハラドキドキしました。字数に対しては密度が濃く、すらすら読めて楽しかったです。
アオバとケルヴィンの掛け合い(痴話喧嘩)はかっこいいなあ、と思います。脳裏でふっと情景が浮かんでくるので、物語を最大まで満喫出来た気がします。
折角ですので、一万字に窮屈に入れるよりかはもっと三万字か、或いは連載で見たかったですね! おそらく字数をオーバーしてから削られているのではないでしょうか?
全体的な尺の欲しさだけでなく、ポケモン映画で使われた要素の説明などがどうしてもほしいな(水の都以外は観てるのに全く覚えてなかったので)、というのと、転結に相当する最後のシーンは当然ながら字数を使ってめいっぱいされた方が突飛さも抑えて、カタルシスを発揮できるのではないかと思います。
うにゃさん
評価:☆☆☆☆
ですです叫ぶデスマスが印象的な作品でした~!KAWAII
水のミドリさん
評価:☆☆☆☆☆
それらしい説明がそれらしくてすごい。浅学な自分はなにひとつ理解できませんでしたが、研究者たちがすごいことを成し遂げたんだって説得力がありました。そのほかもキャラの関係性とか読者を置いてけぼりにしつつ、映画やゲームの点と点を繋いで、そのあいだを想像させる手法かしら。世界観が確立していました。何が言いたいかっていうとつまるところデスマスかわいい。
葉穂々さん
評価:☆☆☆
これはSF……ですかね?
今回のポケストカーニバルにはSF作品、そしてマスクという題材からか、デスマス系が多い気がします。
金銀時代の謎ボール、G.Sボールに着目した一作であり、見どころはデスマスの可愛さ。

「科学や未来のことは分かりませんが、私は貴方のことを信じます」は良い台詞だなぁと感じました。
アオバと博士の慣れ染めが気になります。
雪椿さん
評価:☆☆☆☆
『幻影の覇者ゾロアーク』を始め『氷空の花束シェイミ』など過去のポケモン映画に登場したキャラの名前が多く出てくる話。
知っている名前が出てくる度に「この方はあの映画の、あの方はこの映画」と言った風に出演していた映画を思い出し、かなり楽しみながら読めました。自分では気付かなかったものを含めると、かなりの映画のことが入れられているようですね。作品を読みながら映画のことを調べると、更に楽しさが増しそうです。
話の設定としては『幻影の覇者ゾロアーク』のその後、という感じですかね? ケルヴィンさんが第二の「コーダイ」とならなくてよかったです。デスマスさん、グッジョブ。
興味深いところが多く、また楽しめるところも多い作品でした。
終夜さん
評価:☆☆☆☆
「です!」って返事してくれるデスマスかわいい。
ボストンバッグの中でスヤスヤ眠るデスマスかわいい。
憑依後、てきぱき仕事をこなす有能なデスマスかっこかわいい……デスマスかわいい。
相棒のデスマスにたくさん癒されつつ、ポケモンGメンのアオバさん(多分ラティアス?)と主人公のケルヴィンさんが知り合ったいきさつとか、なぜにアオバさんがGメンに所属しているのかとか、その辺りについても是非作中で触れてほしかったな~と思いました。

「そうかもしれません。でも、それならどうして彼女に惹かれているんですか?」
「言っただろ、見た目が良いからだ」
「それが偽りだと分かっているのに?」

ケルヴィン氏、あなたも「異性は見た目が重要」と申されるのか……。ああ、無情。
短編よりも、どちらかといえば長編でじっくり彼らの活躍を見ていきたい作品でした。
浮線綾さん
評価:☆☆☆☆
 色々な映画で登場した技術の数々が一堂に会してとてもわくわくしました……! ポケモンの映画はスケールが大きくなってそのたびに特殊な技術が登場しがちだなあと思うのですが、それをこのように纏めておられておもしろかったです。
北埜とらさん
評価:☆☆☆
 耳にタコができるほど言われているかもしれませんが、洋画っぽい雰囲気が非常にカッコイイ作品でした! ケルヴィンさんとアオバちゃん、そしてデスマスとの会話が、ひとつひとつどれも小洒落ていて凄いです。こういう捻りのある会話文は自分では全く書くことができないところなので、このセンスが凄く羨ましい、憧れます……!! 
 申し訳ないことに見ていない&記憶にない作品ばかりだったので初読では全く分からなかったのですが、ポケモン映画ネタがたくさん仕込まれているとのこと。まさかコーダイ氏や『時の波紋』といったキーワードがそのまま映画から来ているとは思わず、これはもう映画の二次創作と言っても差し支えないレベルだったかもしれませんね(今大会28番『スプラッシュ・ミラージュ』がポケスペの二次創作であるように)。凄く粋な試みだと思います、ファンの方々には堪らない一作であったことでしょう……!!
 前述のとおり、私は映画ネタはほとんど理解できなかったので、その影響もあろうかと思いますが、初読ではほとんど内容を理解することができませんでした(専門用語すごいなあ、台詞回しカッコよかったなあ、程度)。二周目以降で物語全体として何が起こっているのか掴むことができました、ただ、これも映画を見ていないからというのが大きいのでしょうが、「ヤバイことが起きてる感」があまり伝わってこなかったというのが正直なところです。そして、非常に申し訳ないことに何周してもあまり理解が及ばなかったのが、「ケルヴィンさんが何を考えていたのか、この物語を通して彼が何を得たのか」です。彼の中で何かが変わったというのは、なんとなくそんな気がするのですが、何を契機にどう変わったのかがいまいち理解できませんでした……。きっと「急展開続きのストーリーを追うのに一生懸命になりすぎている」というのも一因かと思いますが、おそらく「ケルヴィンさんのバックボーンが見えなかった」というのも大きいと思います。彼が何者なのか、何をして生きてきたのか、何を思ってこの計画に参加しているのか、どんな心の闇を抱えているのか、そういう点が見えず、「かっこよくて調子がいいお兄さん」という以上の人となりを把握する前に話が進んで終わってしまった、という状態になってしまいました。
 これはおそらく、このシナリオを完遂するには1万字では足りなかったのではないかと……思っています。きっと作者さんも苦心して削られたのではないかと。センスも実力も物凄くハイレベルな作家さんなのだろうというのは読んでいてビシビシ感じますので、もっとゆとりのある字数の中で、のびのびと書かれたこのお話が読んでみたいなあという気持ちになりました。あとは私が映画をちゃんと見なければなりませんね、そこは本当に申し訳ありませんでした……!
 投稿お疲れさまでした!
レイコさん
評価:☆☆☆☆☆
 相当数の映画ネタが仕込まれているので、作者様はアニポケ映画の造詣が深いとお見受けしました。コーダイ、時の波紋、ハテノ村、アルトマーレ姉妹、グレイスランド博士、ゴーディ……ざっくりワードを挙げただけでもこのボリュームですから、アニポケ映画好きの読者としてニヤニヤしてしまいました。これだけ映画ネタが豊富となると、アオバの正体は例の……あの種族でしょうか? GSボールやポケモンGメンも懐かしいですね。金銀アニメ世代には馴染みのある単語だと思います。登場キャラクター数が多いにも関わらず、よくまとまっていて読みやすかったです。内容も科学からアクション要素まで完備され、展開がSFチックで読んでいてわくわくしました。ケルヴィンの出来心には一瞬嫌な予感がしましたが、良識を貫ける人物でほっとしました。平和が一番ですね。投稿、お疲れ様でした。
はやめさん
評価:☆☆☆
 映画ネタをくまなく把握してないと100%の理解は難しそうだなと思いました。配置は良いのですが、いかんせん仕込む小ネタが多過ぎて、読んでいる人が分からない可能性があります。でも原作ネタを余すことなく繋げていく手法に、これぞ二次創作感が滲み出ています。この題材でとっちらかることなく、10000字内に収めているのは素晴らしいと思います。
 台詞回しがすごく洋画の軽妙なやり取りを彷彿とさせますね。ケルヴィンがなぜかディズニー映画に出てきそうな男の吹き替え版で脳内再生されました。全体的に映画を観ている雰囲気というのも頷ける気がします。作者のワールドにしっかりと連れていってもらえる作品でした。
rairaibou(風)さん
評価:☆☆☆☆
 映画のような台詞回しで楽しい作品でしたが、申し訳ないのですが映画のネタのは疎くよくわからないところが多かったです。
ポリゴ糖さん
評価:☆☆☆☆
 セリフ回しに漂うどことなく洋画っぽいところが、独特の雰囲気を醸し出していて好きです。「今夜はカロス地方のバトルシャトーという城で」から始まるセリフ一つに三題噺のお題を無理なく入れたところも素晴らしいと思いましたし、ケルヴィンとアオバのやりとりも生き生きと感じられて、上手いなあと思ったところであります。
 科学者として最高級の名誉を得られるエネルギーをその手に収め、それを中和することが目的にも関わらず一瞬ためらってしまうあたりが、どこか人間臭さといいますか、ヒーローになりきれず背伸びをしているようなところを感じられてとても良かったです。その一種の悪魔の囁きのようなものに惑わされず目的を達成したあとの、「これですべてが終わった。」には達成感のみならず、ほんの少しだけ後悔を抱えているようなものを感じられる一言でした。
 個人的にはデスマスの鳴き声が非常に可愛らしくて好きです。「です!」て。可愛いか。
 ただ私個人としては、全体的に何が起きているのか説明不足だった感触があったのは否めません。詳しい説明を入れつつ1万字以内に収めるというのは難しいことなのだと分かってはいるのですが、映画由来の用語や登場人物というのはどうしてもその映画限りのことが多いので……。見て覚えている方には、そういうネタを探しながら読んでものすごく楽しめたのかもしれませんが、申し訳ない、これはこちらの知識の問題であります。
 ですが全く楽しめなかったかといえばそうではなく、見たことのない人にもストーリー全体を通して楽しむことができたというのは、ストーリー構成のなせる業だと思います。その上でポケモン映画に興味を向ける意味でも私にいい影響を与えていただいた、そんな一作です。
フィッターRさん
評価:☆☆☆☆☆☆
 アクション洋画のような雰囲気が地の文にもセリフ回しにも溢れていて、調和のとれた一作だったと思います。時間経過を英語で書いている所や、すべてのお題を違和感なくひとつのセリフに盛り込むなど、ハイセンスな工夫があちこちにあって面白いです。
 "「……俺にはお前さえいてくれれば、それで良い」「それじゃ不十分なんです。僕は常に貴方の味方だ、そして貴方には幸せな人生を歩んで欲しい」"このケルヴィンとデスマスのやりとりに溢れる信頼感がとても好きです。
 複数のポケモン映画から引用された設定を組み合わせ、物語に盛り込んでいる遊び心が目を引きました。ですがそれゆえに、時の波紋に触れたときにどうなるかなど、元ネタを知っていないと分かりにくい場所がいくらかあったように思います。字数制限に比してスケールの大きなお話になっていることも、この分かりにくさを助長してしまっているように感じました。
48095/坑さん
評価:☆☆☆☆☆☆☆
 すごい、かっこいい! かっこいい!
 企画の投稿最終日、日付が変わるまで見届けるつもりが眠くなっちゃって寝ることにしたんですが、その前にチラ見だけとか思いながらこの作品を覗いたのです。
 最初の文から、思わずひきこまれてしまって、結局最後まで読んでしまいました。このスケールのお話を、ノンストップで、かっこよさ(語彙不足すぎてほかに言葉がでてきません)を保ちながら、書き切るなんて! すばらしい!
 この作品は映画・幻影の覇者ゾロアークを基にしていたのですね。(はじめに読んだときはまったく気づきませんでしたが、それでもじゅうぶん楽しめました)
 さらに、アルトマーレの怪盗姉妹(水の都の護神)、獄中のゼロ(氷空の花束)、ゴーディ(ディア&パル&ダークライ)……と他映画ネタもちゃっかり。
 固有名詞を「誰だよ」「どこだよ」と思って調べるとたいていポケモン映画がヒットするの、もうなんかすごい(ゴーディやグレイスランドやハテノ、お前らだ)。
 幻影の覇者はあまりしっかり見てなくて内容がうろ覚えなので、もう一度みてからまたこの作品も読みに来ようと思います。
シガラキさん
評価:☆☆☆☆
 これを1万文字でやるとは、熱意を感じました。密度半端なかったです。セレビィから時の波紋を使って未来をつかもうとした結果、それが大きな爆弾でもあると判明して、その中のひとつを食い止めるために主人公とデスマスが動く物語。主人公であるケルヴィンのキャラ、けっこうすきなんですよね。ポケモンのアオバをもう何かあるごとに口説こうとするところとか、デスマスに叩かれるところとか、こういう軽いけど実は天才みたいなところがツボです。
 アオバの健気さもまたいい味だしてます。アルトマーレの映画で亡くなったラディの従兄弟……映画を見たことある人なら、この言葉の深さが分かりますよねこれ。アルトマーレの映画はすごく心の残っている映画のひとつで、見たあとの悲しみと切なさでやるせなくなります……。そしてここでもデスマス! いいキャラしてますよ。まさかの博士を挑発することが助手の仕事だとは……。あとケルヴィンがアオバをバトルシャークへ誘うところ。これに企画のワードが全部入っていて、こいういうのもアリだなって思いました。本当に欲張り。だがそこがいい。『なんて顔してるんだ。今さらデートが嫌になったなんて言うなよ』というセリフもすきです。
 作品投稿、お疲れ様でした。
春さん
評価:☆☆☆
 これはどっちかというと長編案件ですね。長い小説をダイレクトにまとめたような印象があります。ポケモンGメンが事件を解決し、話を終える……。事件の流れや構成としては問題ないと思いますが、シーンが淡々としすぎていると思います。ストーリーラインを追う事に比重が傾きすぎています。どちらかというとSFやサスペンス、推理小説寄りの内容なので、私の感性との相性が悪かった、といえばそれまでですが……。文章力のある作者さんだと思うので、あくまで一意見として参考にしてください。
 アオバとケルヴィンの関係性は、もっと掘り下げられたと思いますし、そもそも彼らはどういった間柄なのでしょうか。いつからの付き合いで、アオバはなぜGメンにいて、ケルヴィンのことをどう思っているのでしょうか。反対にケルヴィンは?台詞にはちょこちょこ出ていますが、行動レベルで何か反応は?時の波紋に関する情報を最初にたくさん出していますが、移動描写と並行して書いた方が面白かったのではないですか?会議室で全ての情報が一気に提示されても、読み手としては処理しきれないと思います。情報漏洩の件も、第3者が暗躍しているシーンとして挿入して暗示した方が面白かったのでは?説明的文章に頼りすぎていると思うので、説明や背景をシーンで理解させる工夫が必要だと思います。スキャンした後、ロケット団が現れたり、時の波紋が巨大だと判明するシーンは盛り上がりのシーンではないのですか?こんなにさっぱり終わらせていいんですか?
 シーンそれぞれの密度や掘り下げ方を見直してみてはどうでしょうか。特に人物の描写が淡泊だと思いました。喜怒哀楽をもっとはっきりと書かれると良いと思います。
 キャラの心情描写をカットし、何かしら教訓やテーマを現す小説も確かに存在しています。そう考えると、今度は示すべきそれらがこの短編にないことが気にかかります。
 最終日投稿、お疲れ様でした。
早蕨さん
評価:☆☆☆☆
 これだけの数のポケモンがいて、使うポケモンがかぶるというのも、それだけそのポケモンがいろいろな意味で魅力的だということですね。
非常にわくわくするお話でした。オーバーテクノロジーのもたらすなにかは、一線を超えてはいけない。時間エネルギーなんてのはその際たるものだなあと思います。
 空間研究所のシーンなんかは緊迫感というか、差し迫る危機感がありありと感じられてとてもわくわくしました。文字数制限がなければコーダイもロケット団ももうちょっと掘り下げることができたのでしょうか。もっと大きな話で読みたいなあなんて思ってしまいました。
逆行さん
評価:☆☆☆
 こちらも映画ネタですね。ゾロアークの映画。ラティアスの映画に関する話も挿入されていますね。映画の話から良くここまで話を膨らませられるなあと毎回関心してしまいます。 
 映画の悪役であるコーダイが逮捕される場面から始まるのは、映画を知っている人にとってはかなり惹きつけられるものだと思われます。そこからの怒涛の展開も楽しめるものではありました。 
 科学的な概念については良く分からない部分もありました。時の波紋がなんで爆発するかがよく分からなかったです。でもこの辺りは特に理解できなくても十分楽しめるものであると思います。 
 デスマスの「です!」という鳴き声は前半程よく緩衝材になっていて良かったと思われます。デスマスのキャラは凄い好きです。後半では研究員に憑依することで上手く活躍させることもできてましたし。デスマスの使い方は凄い上手かったと思います。 
 ただ正直、どうも物語の主題にあまり魅力を感じなかった所があります。なんだろう。主人公が時の波紋を利用することに賛成していたが後に考えを変えた、っていうのは分かるんです。でも考え方を変えた理由って、時の波紋の危険性が分かったからってこと、だけじゃないですか。事実を知ったから考えを変えたってだけで、彼の根っこにある思想そもそもに何か変化があった訳ではないんですよね。なのでその部分を物語にするのも正直「うーん」って思ってしまいました。 
 このストーリーでいくのであれば「考え方に囚われず真実を知ることの大切さ」みたいなのをテーマにしたほうが良いのかなあと思います。それだったらまだ分かるんですよね。 
 お話全体の雰囲気とかは凄い良かったです。会議室の描写なんかも良く凝っており、シリアスな雰囲気を形成するのに一役買っていた印象があります。電話がかかってきたときの「TRRRRR!」も地味に好きですね。格好良い! って思いました。雰囲気は良かったので後は主題を明確にしてぶつけられれば非常にハイレベルな小説に仕上がったと思われます。
小樽ミオさん
評価:☆☆☆☆☆☆
リングさん
評価:☆☆☆☆
トビさん
評価:☆☆☆
Ryoさん
評価:☆☆☆
Lienさん
評価:☆☆☆☆☆
花鳥風月さん
評価:☆☆☆☆
BoBさん
評価:☆☆☆☆☆
伊雑アゴバルさん
評価:☆☆☆☆☆
風間深織さん
評価:☆☆☆☆☆
ゾイシアさん
評価:☆☆☆☆☆☆
灰戸さん
評価:☆☆☆☆
黒糖さん
評価:☆☆☆☆
猫村さん
評価:☆☆
天波八次浪さん
評価:☆☆☆
クーウィさん
評価:☆☆☆☆☆☆☆
不壊さん
評価:☆☆☆
さねたかさん
評価:☆☆☆☆
じゅぺっとさん
評価:☆☆
えびフライさん
評価:☆☆☆☆☆☆☆
586さん
評価:☆☆☆☆
ばすさん
評価:☆☆☆☆
あすぺふさん
評価:☆☆
まーむるさん
評価:☆☆☆